教育フォーラムで高校生が発言(2016年12月20日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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教育フォーラムで高校生が発言(2016年12月20日)

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教育フォーラムで高校生が発言(2016年12月20日)

教育フォーラムで高校生が発言(2016年12月20日)

去る日曜日(18日)、教育デザイン室長の私は、主役であるべき高校生に日本の教育界の現状に触れて貰い、教育の専門家たちがどんな議論をしているのかを是非、知って欲しいと熟慮し、高校生でも参加できそうな会議を探していました。すると、大阪府教委関連施設である「たかつガーデン」で、『学び教育フォーラム2016年シンポジウム』が開催されるのを見つけ、2人分を申し込みました。

蓋を開けてみると、どうやら学生としての参加者は、私が誘った大阪校2年生の岩田祐樹くん一人だった模様です(質問に立った大学院生が1名いましたが、教員が派遣された身分でした)。私たちは遠慮がちに最後列に座ろうとしたところ、資料のある一つ前の列に詰めるよう促され、その方が本日の主催者側の方(「おおさか学びの会」会長の丹松美代志氏)でした。『学びの共同体』を提唱されている教育学者の佐藤学教授(学習院大学;東大名誉教授)と関係を持ち、団体のスーパーバイザーを務めていらっしゃる方です。

シンポジウムでは途中、30分グループ討論をするワークが課され、私が現役高校生の岩田くんを伴ったことを告げました。彼が実にシッカリと自分の言葉で意見を述べられたこともあり、直ぐ丹松氏は「この高校生に全体で発言の機会を与えよう。」と即断されたのを察しました。安心して任せら、参加者全体の刺激になると起用して下さったようです。もし私たちがあの位置に着席せず、主催者も討論ワークを入れなかったら、このシンクロニティは起こらなかったと思います。全てが都合よく進行しました。以下、当の岩田くんが昨日、理科室のPCに書き残してくれた手記です(原文ママ):

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先日、たかつガーデンにて開催された「学び教育フォーラム」のシンポジウムに竹内先生と行ってきました。学生は無料とのことで、特に大学生とは書いてありませんでしたから、大人たちに交じって参加しました。みやこめっせの水道展河川財団の研究発表会に続く挑戦でしたが、幸いなことに今回も高校生の参加を歓迎していただけたようでした。  

シンポジウムは午後から始まり、荒瀬克己先生佐藤学先生の講演を経て、グループ討論や全体での意見共有が行われるという流れで進行しました。講演を通して僕は、荒瀬先生のお話からは「どのような教育に変えていく必要があるか」といった教育改革の方向性について、佐藤学先生のお話からは「日本の教育は今、世界と比べてどうか」といった現状とその問題点について情報や考え、新たな視点を吸収できました。そして正直、日本の現状のマズさとその認知度の低さを知り、危機感を覚えました。「日本は国際社会から学べていない。」、「学校や教師には自律性が足りていない。」、「学生が未来に希望を持てない。」言葉が突き刺さりました。しかしこれらは、先生方が包み隠さずに現状を伝えてくださったからこそ分かったことです。僕としてはお二方から、「私たち大人は出来る限りのことをするから、あとは任せた。」という我々学生に向けた言外のメッセージを受け取ったような気がしています。

実際に現状を変えていくには一人一人が意識を変えることが鍵になるでしょう。そう感じたので、受け身にならないこと、先へのつながりを意識すること、決めたことはやりきることの3つについて僕は意識を変えました。後半のグループ討論では、数人ずつで集まって「教育と社会との接続」や「具体的な授業での工夫」などについて意見交換を行いました。そのとき僕に、会場全体に向けて話す機会をいただきましたので、高校生の視点から考えたことを素直に言葉にしました。皆さんがどのように受け取られたかはわかりませんが、言葉を返してくださる方がいらっしゃいましたし、僕はアドリブで人に思いを伝える練習ができたので、やって良かったと思っています。シンポジウムを通して、「今の僕たちが向いている方向に間違いはない」と確信できた一日でした(岩田祐樹記)。

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画像・左:大谷大学荒瀬克己教授(文科省中教審委員)の講演「あらためてキャリア教育ということについて」、同・中:全体討論でマイクを持ち発言する岩田くん(大阪校2年生)、同・右:当日のプログラム進行表(閉会挨拶をされたのがコンビーナーの丹松氏)

付記:佐藤学先生のご講演はテーブルの間を奥の方まで歩き進んで、聴衆と対話するようなダイナミックな双方向スタイルで、余りに動きが激しいためフラッシュなしで撮影した画像が使えないほどブレていました。各地の学校現場をフィールドに調査されている先生の証言や聴衆への問い掛けは、講演内容をリアルにサポートする力がありました。近年、進学校でも授業中に内職をする生徒がいなくなった現象を聴衆に告げ、進学校の関係者に手をあげて貰い、その場で事実関係の裏づける証言を得て、ご自身の見立てにリアリティを持たせる手法が採られていました。佐藤先生のフィールドワーク活動の手堅さを物語るエピソードとして、ここに記します(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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