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皆様の声 AO入試一本勝負!慶應義塾大学総合政策学部合格!

公開日:2021.08.21
最終更新日:2023.07.14

アフリカでの海外生活・ボランティア活動を通し、将来を考え慶応義塾大学の進学を決意

ルネサンス高等学校 卒業

※記事内容は、インタビュー当時のものです。

慶應義塾大学志願にあたり受験対策等をお聞かせください。

慶應義塾大学総合政策学部は、私の将来の目標である「開発コンサルタント」について学べる、日本で唯一の大学です。他の大学や海外の大学への進学は一切考えず、SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)のAO入試一本勝負で臨みました。 SFCを受験したのはルネ高を卒業した翌年の8月です。 それまでは、JICAの職員として働く父と共にアフリカに渡り、高2の2月から約1年強、現地でボランティア活動を行いました。AO入試の論文では、その経験をいかし、「援助依存」の問題と解決方法について書きました。論文作成はそんなに得意な方ではなかったので、沢山本を読み、論文の書き方について勉強しました。 そして、日本へ帰国後、SFCのキャンパス内で在校生へ直接インタビューし、AO入試について教えてもらい、面接対策を行いました。 しっかりと受験対策ができていたので、論文でも面接でも、自分の経験やSFCで学ぶ目的を十分に伝えることができました。

アフリカでの活動・生活についてお聞かせください。

アフリカでの滞在期間中は、エイズなどで親を亡くした子どもたちの孤児院でボランティア活動をしていました。その中で直面したのが、今回の入試で論文の題材とした「援助依存」の問題です。援助されることに頼りすぎて、自ら行動することをしなくなっているアフリカ社会を目の当たりにしました。これまで耳にしたことがある問題でも、実際にその問題と向き合うことで、より真剣に考えることができました。今回の入試論文で、自分の考えをしっかり書くことができたのも、アフリカでの経験があったからこそだと実感しています。 アフリカでの生活は楽しいことばかりではなく、日本とは違う文化や環境の中で生活することはとても大変でした。将来の夢やアフリカ滞在の目的を見失わずに生活できたのは、一緒にボランティア活動をしている青年海外協力隊の方々の支えや、現地の子どもたちの笑顔が、私の原動力となったからです。特に最も心に残っているのは、ボランティア活動をしていた孤児院の子どもとのエピソードです。これまで全く誰にも心を開くことなく、泣くことも笑うこともしなかった3歳の子どもが、私が帰国する1週間前になって、初めて笑ってくれたのです。本当に嬉しかったです。

当校へ入学されていかがでしたか。

ルネサンス高校に転校したのは、高2のアフリカに渡るタイミングです。現地では、パソコンを使ってレポートを提出し、一時帰国に合わせてスクーリングに参加しました。担任の先生とはメールを使って連絡をとり、レポートや進路の相談にのってもらうこともありました。おかげで、現地での活動にも没頭することができ、海外に滞在しながらでも日本の高校を卒業することができました。

アフリカでの経験・当校への転校・慶應義塾大学受験など教訓や思い等お聞かせください。

経験を積むには、まず、「恥を捨てること」がとても大切だと思います。正直、アフリカに行くことを決め、ルネサンス高校に転校するのには勇気がいりました。SFCを受験するにあたり、合格したい一心で在校生にインタビューすることも、容易ではありませんでした。アフリカ滞在期間中も何度も勇気を振り絞って挑戦しなければならないことも沢山ありました。 恥ずかしいという気持ちを捨て、思い切って挑戦することで、かけがえのない経験を積むことができます。そして初めて、そのものについて語ることができるのだということを実感しています。

当校へ入学を考えている生徒にメッセージをお願いします。

ルネ高だったら高校行きながら、長期間海外に留学して英語スキルを高めることができるので、とても良いと思います。