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皆様の声 高校生でムエタイ日本最年少世界チャンピオンに!吉成名高さん

公開日:2021.08.21
最終更新日:2023.07.14

今では日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者。「もっと階級を上げて色んな選手と戦いたい」

吉成 名高さん Nadaka Yoshinari
(神奈川県 新入)

ルネサンス高等学校 2019年3月卒業

※記事内容は、インタビュー当時のものです。

ムエタイを始められたきっかけをお聞かせください。

ムエタイはキックボクシングと似ているんですけど、パンチと蹴りに加えて組んでからの膝とか肘打ちが有効になる競技で、 立技でも一番強いって言われている、凄い競技だと思います。 最初幼稚園の時に空手をやっていて、空手の試合で相手が大きかったりして勝てなくて、そのプラスになればなと思い、始めました。

試合に出始めたのはいつ頃ですか。

試合に出始めたのは小学校高学年くらいからでした。最初は勝ったり負けたりって感じです。 最初は空手のプラスになればと始めたものの、やっているうちにムエタイの方が面白くなって、ムエタイだけやるようになりました。

練習ペースをお聞かせください。

毎週月・火・木曜日は11時から2時前までこのジムで練習していて、 外でお昼ごはんを食べて、ジムの部屋で仮眠を取ったりして夜の練習に備えています。

ムエタイの本場・タイでも練習されていると伺いました。

タイのジムに行ったりしたんですが、日本と違って野外で、虫とかも飛んでいて環境は日本より良いとは言えないんですが、 そこで毎日午前午後一生懸命やっている選手たちがたくさんいて、すごい刺激を受けました。 タイでは3歳とか4歳からムエタイをやっている子もいます。 日本人相手だと良い攻撃が当たったときは表情や仕草に出してくれて、相手が失速したりするのが分かるんですが、 タイ人の場合ハングリー精神が強いから苦しい顔をしながらもずっと前に来るので、強い精神力を感じます。 またタイ人相手は事前のデータが無いときが多いので、1ラウンド目は様子を見て、どういう戦い方がいいのか考えたりします。

日本最年少世界チャンピオン・世界王座獲得された、今のお気持ちをお聞かせください。

試合に勝ったときは一瞬自分でも何が起こったか分からず、 ベルトをリングの上で巻かせてもらって、それでもあまり実感は湧かなかったんですが、リングから降りてみんなが喜んでくれたり「おめでとう」と言ってくれた時にやっと実感が湧きました。

将来の夢や目標についてお聞かせください。

ムエタイの魅力は人それぞれだと思うんですが、 総合格闘技とかって荒っぽいというか怖いようなイメージがあると思うんですけど、 ムエタイは技一つ一つが綺麗でたくさんあって、他の競技にはない美しさがあると思います。 タイの選手はやっぱり凄いと思います。 タイの一流の選手はパンチもできるし、蹴りも強いし、首相撲も強いし、 そういった全部ができるような選手に僕もなりたいです。 有名選手ではアタチャイ、センマニーといった選手に憧れています。 今回の試合もプロで初めてのベルトだったので思い出の試合ですし、ジュニアで初めてベルトを取った時の試合も覚えています。 階級はこれから上げていきたいですね。ピン級だと日本人選手が少ないので、もっと階級を上げて色んな選手と戦いたいと思っています。 ベルトを取るのはすごく難しいことだと思うので、しっかりこれからまた一生懸命練習して頑張りたいです。

当校へ入学されたきっかけをお聞かせください。

母から「ムエタイに専念したいのであれば通信制の高校があるよ」と教えてもらって、 ムエタイはやってて楽しいし、やるからには一番になりたいから通信制の高校にしました。 このジムの近くにある横浜受付・相談センター(現:横浜キャンパス)と、スクーリングも年に4日間で大丈夫ということで、スポーツに専念できるかなと思いルネサンス高校を選びました。 高校になって午前からも練習ができるようになって、そこからもっと成長できたと思えるし、通信制高校で良かったなって思います。

スクーリングはいかがでしたか。

スクーリングは楽しかったです。体育が一番楽しかったですね。フリスビーを使ってドッジボールをやりました。

レポート学習はいかがですか。

最初はレポートもちゃんと出していたんですが、11月くらいに期限を過ぎてしまいダラダラしてしまったりした後に 一遍にやってしまった感じもありました。でも、毎日定期的にやればしっかり終わらせられるし良かったです。

当校を検討されている方へメッセージをお願いします。

自分のやりたいことや、自分の夢に向かって進める高校だと思います。 自分もムエタイのチャンピオンになる目標に向かって、勉強もしつつ一歩ずつ進めていると思います。 自分のやりたいことや夢があったら、この高校に行くと良いと思います。

※このインタビューは2017年4月の世界王座獲得の10日程後に、所属するエイワスポーツジムで行わせていただいたものです。