通信制高校ルネサンス高等学校

大子校の花々

ルネサンス高等学校

大子校の花々


花壇が整美されたこともあり、改めて敷地内を見てみると、

いろんな花々が咲いていましたので、いくつか紹介してみたいと思います。

※ 以下、中点「・」で記したものは、webページの「季節の花 300」さんから引用させて頂きました。

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まず、玄関を出て右手、応接室の窓の外には、ユキノシタ(雪の下)。↑

 ・名前は、雪のような 白い花をかぶって その下に緑の葉を広げるから。
  白い舌状の花の形から 「雪の舌」、 それが転じて「雪の下」、 との説もあるそうです。
 ・漢名は「虎耳草」。 まだらで毛のある 丸い葉っぱにちなむとか。

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グランドに降りてすぐの右手の茂みの中には、不思議な形の花。

調べてみると、スイカズラ(吸葛。別名、ニンドウ(忍冬)という花のようです。↑↓

 ・「水を吸う葛」の意から「吸葛」となった。

  また、昔は、花の奥にある蜜を子どもが吸って遊んだことから「吸葛」となった、との説もあるようです。
 ・花の色は、白から黄に変化していく。このことから中国では「金銀花」と呼ばれるみたいですよ。

 ↓ の写真は、ビフォア・アフターなんですね。

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左手に足を進め、教室棟の方に向かうと、排水溝に

ガマ(蒲、香蒲)の花 ↓

 ・別名「御簾草(みすくさ)」

 ・昔はこれで"むしろ"などを作るので「くみ」(組)と呼ばれ、

  次第に「かま」になり「がま」になったとのこと。カエルとは関係ないようです。

 ・朝鮮語の「カム(材料)」にも由来するとか。

※ 以下の薀蓄、おもしろいですね。

 ・「蒲団(ふとん)」の「蒲」の字は、昔、ガマの綿毛を寝具に入れたことから。

  「蒲鉾(かまぼこ)」は、最初のころは竹輪のような形をしており、ガマの花穂に似ていたことから。

  「蒲焼(かばやき)」は、うなぎを筒状に切って焼いていた形がガマの花穂に似ていたことから。

 ・ガマの花粉は止血、利尿の漢方薬になります。

  ... 「古事記」によると、けがをした"因幡(いなば)の白うさぎ"は、大国主命(おおくにぬしのみこと)

    の指示でガマの穂にくるまり、その花粉で止血して傷を治したという話は有名ですね。

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ガマには、次の3種類があるようです。

  「蒲(がま)」→ 穂の部分は7~10cm。先端の花と穂とはひっついている。
  「小蒲(こがま)」→ 穂の部分は約5cm。短い。先端の花と穂とはひっついている。
  「姫蒲(ひめがま)」→ 穂の部分は7~10cm。先端の花と穂の間にすきまがある。

※ルネ高のガマは、どうやら姫蒲のようです。

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教室棟のグランド側には、ウツギ(空木) ↑↓

・髄(ずい。茎や根の中心にある部分)が空洞になっているので、

「空ろ木(うつろぎ)」が変化して「空木」になったとのこと。

・材質は硬く、腐りにくい。昔から、木くぎや、神事のときの杵などに使われたようです。


・別名 「卯の花」(うのはな)、卯月(旧暦4月)に咲くことから。「うつぎの花」の略とも。
     「雪見草」(ゆきみぐさ)。...見た目が雪のよう。

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そして、ご存じのツツジ(躑躅) ↓

 ・ツツジは、万葉集の時代から親しまれており、花が連なって咲くことから「つづき「続き花」

 また花が筒状であることから「つつ「筒花」などと呼ばれ、次第に「つつじ」になったらしいですよ。

 なお、【ツツジとサツキの違い】は、「ベネッセ教育サイト」さんによれば...

  *花が散ってから新芽が出るのがツツジ、新芽が出てから花が咲くのがサツキ

  *葉が出るよりも先に花が咲くのがツツジ、葉が出てから花が咲くのがサツキ

  *新芽や葉に生えている細かい毛が緑色なのがツツジ、茶色なのがサツキ

  *4月中旬~5月上旬に開花するのがツツジ、5月中旬~6月中旬に開花するのがサツキ

 だそうです。

 また、なぜツツジを「躑躅」と書くかについても紹介されていました。以下、フムフムです。

  漢字では「躑躅」と書きますが、以前は「羊躑躅」と書くのが正しかったようです。

  これは、ツツジの一種である「レンゲツツジ」が、有毒植物だということを知っていた羊が、

  この花の近くに来ると恐れて躑躅(てきちょく)する(「ためらう」「足踏みする」等の意味)ことから、

  この漢字が当てられたようです。」

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そして、ザクロ(柘榴)↓

 ・呼び名の由来ははっきりしないが、おもしろい説として、原産地近くの"ザグロブ山(イラン南西部)"

  の名前が由来、というのがあるとのことです。

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最後に、グランドの真ん中に育ったアザミ(薊) ↓

 ・沖縄の八重山地方では、とげを「あざ」と呼ぶことから「あざぎ」(とげの多い木)と呼ばれ、

  しだいに「あざみ」になったとのことです。

  また、「アザム」の言葉に由来するという説も。「アザム」には「驚きあきれる」とか「興ざめする」

  の意味があり、花が美しいので手折ろうとするとトゲにさされて痛いので「驚きあきれ、興ざめする」

  ということからこの名前がついたらしいとか。

 ・昔、イギリスで、スコットランドとイングランドが戦争をしていた時、この痛いトゲでスコットランドを

  守ったことから、今もスコットランドの国(地方)の国花となっているとのことです。

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...花美しく、花の名ゆかし

 です。

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