貿易ゲームで学ぶ世界の状況【ルネサンス高校通学コース】
ルネサンス高等学校
貿易ゲームで学ぶ世界の状況【ルネサンス高校通学コース】
2021-06-02
毎年の通学コース授業の定番として生徒に人気なのが「貿易ゲーム」。この教材は、「開発教育協会」の「新・貿易ゲーム」に先生たちが少し生徒にあわせて変更を加えたものを使っています。
このゲームは、遊びながら体験したことが世界の貿易のシミュレーションになっているところがとても優れています。個人的には、高校生、大学生のほうが学びがいがありそうだなと思います。
ゲームはまず生徒それぞれをチームに分け、チームごとに資源を渡し、「製品」を生産し、世界市場に販売するという仕組みになっています。
生徒たちは、戸惑いながら、自分たちの国の資源と他の国との差に愕然としたり、交渉できるかどうか歩き回ったりして国と国との交渉を始めていました。
途中、世界市場での取引価格が変わったり、それに合わせて国の方針が変わったりと展開もめまぐるしく移り変わっていきました。
最後は、それぞれの国がどれぐらい稼いだのかを比べて、どんな国をモデルにしたのか、それがなぜなのかを考えていきます。
この授業から学んでほしいことは、経済の上で強者と弱者の関係を再現する一面もありますが、「お互いにとってメリットがある交換をしよう」ということや、「さっきまでは買ってほしいといってきていたのに、状況が変わると売ってももらえなくなってしまった」といったことも学ぶことができるよい授業だと思います。
こうした経験があると、経済のニュースや経済学を学ぶ際にも、「あんなことがあったな」と学びやすくなっていきます。
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