実験プロトコルづくりを通じ、殿堂へ歩み寄る(2015年07月11日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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実験プロトコルづくりを通じ、殿堂へ歩み寄る(2015年07月11日)

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実験プロトコルづくりを通じ、殿堂へ歩み寄る(2015年07月11日)

実験プロトコルづくりを通じ、殿堂へ歩み寄る(2015年07月11日)

CM寒天培地上のカビ集落(左)、コロニー計数中の西田くん

真っ白い画用紙に水彩画が、ケント紙にマンガが描かれていくように科学の世界も、何もない白紙から始まる。授業や実習では通例、初めから出来上がったシナリオが使われる。そのため肝心要のワクワク感が生まれない。「探究学習」は、実は限りなく「創作活動」に近いのだ。

スーパーサイエンスコース1年生の西田龍朗くんは、工作が特技。それを活かしたまでは良いものの、指導教員の私も自作チャンバー内にモデル微粒子・ハウスダスト由来のカビ胞子を、どうやって飛ばしたらイイのか、名案が浮かばないまま当該プロジェクトは見切り発車した:

https://www.r-ac.jp/campus/osaka/blog/cat/jtakeuchi/1854.html

私は、「えい、ままよ。何とかなるだろう!」くらいの想いはあった。それこそキャリアというものだ。が、坂口フラスコに名を留める旧東大・応微研の坂口謹一郎氏の「求めて裏切られたことはない!」とかSKYACTIV技術を主導したマツダの人見光夫氏の「答えは必ずある!」と言い切れるほどの強固な自信はなかった。

白状すれば、私が提案したアイディアは綿棒に胞子を付けて、指先で"デコピン"するお粗末なな案・・(トホホ)。隠れてやってみると黒い粉が飛ぶには飛ぶけれど、自分の方にも飛んでくる。振り子の原理だから仕方ない・・なんて「バイオセイフィティ遵守」の手前、決して口にできない(第一、並行して進めている酵母や細菌の実験もカビに汚染されては台ナシだ)。

皆でいろいろ答えを探しまわった挙句、西田くんが、実験室にあった小道具に目を留めると、きっと彼の頭に電球が「ピカッ」と灯ったのだろう・・なぁ。結局、そのアイディアが突破口となって滞っていた研究が大きく前進した。いわゆるブレークスルーだ。その秘策とは何か? それは科学コンテストの応募作品にしていくので、「ネタバレ」になるため公開はできない。

しかし、その甲斐あって、一昨日、最初の実験プロトコルが完成した。つまり、どんな条件で実験したら、曲がりなりにも解析可能なデータが得られるか・・の実験条件を絞り込んでいく必要にして不可欠な作業が一段落したのだ。

実験プロトコルをゼロからスタートして練り上げていくような経験は、高校1年生が入学して3ヶ月足らずで体験するなんて、そうザラにないだろう。多くの場合、お手本をなぞるように学校の実習も進むものだからだ。だから苦労もない代わり、発見する感動も期待できない。

自分たちでプロトコルを開発していくことの真骨頂は、小さくても同業者らの仲間入りを果たせることだ。例えば、ウチの生徒たちは鉛電池の再生技術を超一流の小澤昭弥先生から教わっている。これまで一方的に実験手法を教わる身だったが、これから先は違ってくる。彼らは彼らなりに研究開発を経験し、研究者や技術者らの殿堂へと一歩、近づいたのだ。

サムネイルには、西田くんが発案した探究課題が「全体」の位置づけのどこに当たるのかを論じていく過程で必須となる参考文献の一例として『ハウスダストの生物学』という翻訳書を提示した。自らの実験と他者との「関連づけ」ができたら、研究者・技術者の仲間入りである。

付記:スーパーサイエンスコースでは、この「学び」の主体性を他教科や受験対策にも応用していきます。例えば、小説を書くことで、読解力を強化する。英文エッセイを書き上げて、英文読解するコツを掴む。さらに、入試問題の設問を分析し、試作していく道へ挑戦していきます。そのどれもが生徒の特性に合わせたオーダーメイドの「探究活動」に含まれるからです。

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