外国人と「び生物ウォッチ」をしよう(水の巻)(2016年04月07日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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外国人と「び生物ウォッチ」をしよう(水の巻)(2016年04月07日)

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外国人と「び生物ウォッチ」をしよう(水の巻)(2016年04月07日)

外国人と「び生物ウォッチ」をしよう(水の巻)(2016年04月07日)

前回の土の巻(土壌動物のトビムシ)に続き、今回(3月26日)は水中を漂っているプランクトン(浮遊生物)を観察しました。

プランクトンという用語は案外、子どもでも知っていたりします。海外発の人気アニメ『スポンジ・ボブ』の中にも一つ目小僧のケンミジンコ(コペポーダ)をモデルにしたイラズラなキャラクターが登場します。本来、広い海を漂いながら広まるように海産無セキツイ動物の子ども(幼生)時代はプランクトン生活をします。そこで今回、淡水(狭山池)と海水(大阪湾)の両者のプランクトンを比較しようと企画したのですが、海域から良いサンプルが採集できなかったので、その理由が判明するまで10日間以上も費やしてしまいました。今日までに、大阪湾で代表的なプランクトンが採集できなかった原因も、ご一緒に考えてみましょう。実は、先頃、大阪湾の水質が改善されてきたから私はプランクトン採集は簡単だろうと予想していました。それが、空振りだったのです。

(1)狭山池のプランクトン 流出口に近い浅い場所では浮遊珪藻が見つかりました。また、浅い池沼に多いワムシ類も見られました。池の中央部では緑藻(クンショウモ)とミジンコ(ダフニア型)とそのノープリウス幼生が見られました(画像・左)。

ミジンコを見て Pedro が英語でどう表現するか耳を傾けていたら、何と「Busy!」と叫んだので驚きました。中学生でも知っている単語ですが、日本人の発想では出てきません。忙しそうに泳ぎまわる様を見て、busy とひと言で言ったのです。簡単な英単語ほど、状況ごと身につけたいですね。

(2)大阪湾のプランクトン 関空の北側の2箇所(和泉市、此花区)で採集しました。漁港では地元のおばさんから「貝毒のため潮干狩り客がアサリを持ち帰れない」と聞きました。これは有毒プランクトンが大阪湾で発生しているためです。北港では、クラゲ(アカクラゲ)が発生していました。刺胞という毒矢で獲物を採る浮遊性の"プランクトン"としては大型で、かつ危険動物に当たります。

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画像・左:狭山池のプランクトン:A 珪藻のオビケイソウ、B 緑藻のクンショウモ、C ミジンコのノープリウス幼生(目が1つ)、D マルミジンコ(目が2つ)、同・右:ペドロさん(左)、ゲストの小学生(右)、 サムネイル:大阪湾のサンプリング地点(左は此花区・北港、右は和泉市・漁港)※顕微鏡写真は、位相差装置と専用CCDカメラ(レイマー製、大阪市)を用いて撮影した画像です。

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付記:『大阪府立水産試験場研究報告』第16号(2004)に掲載された山本圭吾氏(現、水産技術センター)の論文によると、2002年の春、渦鞭毛藻が大阪湾奥部を中心に増殖し、アサリやイガイが毒化した経緯を調査し、原因究明しています。すると、麻痺性貝毒の原因となる有毒プランクトンが増えたのは通常、優占する浮遊珪藻が栄養を使い切り、栄養が枯渇し、衰退したところへ入れ替わるように増えるメカニズムがあることで説明しています。これをヒントに大阪湾が水質改善した結果、良質のプランクトンが減少した「謎」が解けます。麻痺性貝毒の情報は大阪府HPをご覧ください。

新着雑誌『用水と廃水』(産業用水調査会)4月号(2016)の論文(山本圭吾氏も著者の 1人)によると、海草のアマモに着生する特殊な細菌は有毒プランクトンの細胞に対し殺藻活性をもち、健全な生態系として藻場を保護・造成すると麻痺性貝毒のリスクも回避できる可能性を示唆しています。

続報:ペドロさんが日本で大学教員として5月1日付けで正規雇用される旨の第一報を受けました。柔軟で高いポテンシャルを持つ方なので、日本の語学教育の改革へ貢献して戴くことを祈念します。

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