連休中のサイエンスLINE便り(2016年05月06日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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連休中のサイエンスLINE便り(2016年05月06日)

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連休中のサイエンスLINE便り(2016年05月06日)

大型連休中のLINE連絡は賛否両論、意見が分かれる点だと思う。私は都庁職員の駆け出し時代、横須賀市職員から下水道事業団の研修部教授、島根大学農学部教授とステップアップしていった先達の方(森忠洋博士)と共著論文を夜を徹して執筆した頃があった。今なら電子メールでやり取りする時代に、まだ家庭にファックス機もなく、連絡手段は有線電話と速達便しかなかった頃だ。夜中に電話で文章の手直しをした。後に『ジョニーへの伝言』を世に出した故・阿久悠と都倉俊一の両氏が、イイ曲ができるとお互いに真夜中でも電話していたと聞き、分野は違えど同じ想いを共有した気がして、無性に嬉しく感じられた覚えがある。

新入生の藤井一輝くんから突然、スーパーサイエンスコースのLINEグループに島根からメッセージが入った。便利な時代になったものだ、とつくづく回想してしまう。画像が添付されていて、理科室で粘菌が話題になっていたためか「これは、粘菌ですか?」との問い合わせだった。明らかに生きた樹木の幹(トランク)の樹皮面にコケと並んで着生していたため、「触って硬かったら地衣類だと思うよ。」と返事した。当時は東京と島根では、昼休みに郵便局に走って分厚い封筒を郵便で送り、夜間料金で長距離電話で話すしか術が、なかったのに隔世の感がある。が、果たして現代の若者は文明の利器の価値を知り、それを活かしているのだろうか?

研究者には世界の研究仲間を繋ぐ "ResearchGate" というSNSサービスがある。参加資格は自分の論文PDFを提供することで、自分の論文が閲覧・引用されるとメールで通知が来る。また、繋がっている仲間が論文を出すとメールで通知があり、ボタン一つで論文PDFのリクエストを代行してくれるサービスだ。併せて主に途上国から登録分野での技術相談や世界中の研究職ポストの斡旋がある。ネットで繋がっていることで、否応なく日本に居ながらにして "世界の舞台" の存在を意識させられる。日本は現段階で、この潮流に十分に乗っているとは言い難い。

最近、10代の若者版(小4から大学入学前)のSNS「THINKERS」が、日本で誕生した。学研がサポートするベンチャー事業のようだ。 学校教育が「受験勉強」から「才能開発」へとシフトしていくに時代の変化に即応した対応だろう。車窓から見える景色のように、時代は刻一刻と目の前で姿を変えていくのだ。飛び込んで来る景色もあれば、消え去って行く景色もある。

なお、地衣類と大気汚染との関係の認識は日本の研究者にもあった(例えば、垰田宏『環境汚染と指標植物』1974年刊)。が、欧米の科学にはもう一歩、踏み込み「一般化」ないし「抽象化」する力量がある。彼らは、陸上の着生植物が雨水と溶解成分だけを頼りにして生きる共通点に着目し、そこに概念を作り上げ用語を生み出す力がある。この伝統が日本に乏しい。

この場合、彼らは "ombrotrophy" という雨水に依存する("cloud"-fed)栄養状態(trophy)という意味の学術用語を生み出した。英語版のWikipediaにはきちんと説明がされているが、日本語版のWikipediaにはない。英語圏の情報にアクセスしないことは、片方の目だけでしか世界を見ていないことを意味する。日本の若者も先のない問題練習から開放され、SNSを介して国内及び海外の同年代の若者と繋がる時代が、もうそこまで近づいてきている。そのための地ならし作業を進めていく。

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画像・左:サイエンスLINEメッセージ(昨日)、同・中:"ResearchGate" からの通知例(本日)、同・右:地衣類の画像(上:英国Walesの山頂で、下:姫路市・太市中の公園で、共に竹内が撮影)

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