「興味ある題材」で英語を学ぶ(2016年07月27日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「興味ある題材」で英語を学ぶ(2016年07月27日)

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「興味ある題材」で英語を学ぶ(2016年07月27日)

「興味ある題材」で英語を学ぶ(2016年07月27日)

教科学習の中で、国語と英語は「言語学習」という特異な性質があります。従って、市販の教科書は適宜、学ぶ題材を選んで編集されています。たまたま学習者の関心事と一致した場合は結構ですが、必ずしもそうとは言えません。今は洋書も、ネットで公開されている英語の文書も比較的、容易に手に入る時代_それらの独自リソースを活用していくことも、手だと思います。

先日の論文講読会で、採り上げられた米国の生徒が投稿した論文は、八百屋の店先で購入してきた果物のビタミンCを分析した研究データでした。実は、私たちが理科室で取り扱ってきた天然酵母も自分で栽培した果物ではなく、店頭で購入してきた材料でした。従って、どのような履歴を辿った商品かは知りません。私たちは、日米の高校間で共通の問題意識を持っていると言えます。

そのようなデリケートな議論をするには、学校で教わる教科書の知識では到底、歯が立ちません。また、文法力と単語力を総動員して創作すれば構わないようですが、外国語の運用ではそれは不都合なのです。創作された英語がたとえ文法的に間違いでなかったとしても言葉の場合、肝心の英語話者(ネイティブ・スピーカー)がその使い方をしていなければ相手に通じないからです。

実用的な英語運用力の習得には、自分が使う可能性のある題材を使って学ぶことが肝要です。具体的な実験作業を進めているスーパーサイエンスコースでは似た場面に遭遇する頻度が高いので、世界で使われる英語表現を借りてくることが最善策です。例えば、「果物が店頭にどれくらい置かれていたのか・・」という論点を議論する場合、ネイティブの生徒がどう書いていたかと言うと、"how long they were sitting in the store..." でした。平易ですが、「なるほど」と納得です。

果物の天然酵母を研究し、ハーブなど植物栽培に興味があるという3年生の河脇祐奈さんに、洋書を紹介してみました。一緒に読み始めた時の出来事です。タマネギの例とジャガイモ(ポテト)の事例が目に留まりました。すると、植物の種子(seeds)に相当する欄に、タマネギのページではセット(set)とされながら、ジャガイモのページでは単に、"seed" と記されていたのでビックリしたのです。説明文を読むと、卵の大きさを推奨されていたので、「種イモ」のことだろうと類推しました。

このように科学英語では自分の既存の知識を掻き集め、内容を理解することを実践しています。だから英単語の意味を知らなくても、それまでの常識や専門知識を総動員して解釈し、全体的に矛盾が生じない場合、それで良しという手順で英文を読んでいきます。この対処法の利点は、繰り返していると的中率が向上し、知らない単語に遭遇しても怖気づかなくなるという点です。これは私自身を実験台に乗せ、国際協力及び海外留学を通じて体得してきた英語運用力を獲得するコツです。

それでも釈然としない場合、インターネットで英語でも日本語でも、ネット空間を検索しまくって最適な候補案を探していきます。まだ、不安な場合、外国に住むネイティブの友人に電子メールで尋ねるようにしています。そこまで苦心惨憺して発する問いは、しばしばネイティブをも唸らせることになり、お互いに楽しいやり取りになります。以下に回答の抜粋を記します:

A "set" is indeed the result of harvesting immature onions just when they start forming bulbs above the ground. These are then dug up, dried like regular onions, and stored over winter until next spring. In this case, the word "set" means when a plant, vegetable or flower, etc, reaches a managed stage where it is "set" (is ready) to produce something.

さらに今朝、ダメ押しで次のエピソードを伝えるメールが届きました。ジャガイモでも冬越しさせた場合は、セット(set)だそうです。掴むべきは"set"の訳語ではなく、概念(being ready)です:

Dear Junichi,
Today I was talking to an old man of 93 yrs, and you might be interested to hear what he said about the same aspect of gardening. During the war, seed potatoes weren't available, and so at the end of the season, his father used to put some of his smaller harvested potatoes to one side. He then stored them in total darkness through the winter, and used them as seed potatoes in Spring. He referred to them as "Potato sets" !

Regards,
David

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画像・左:タマネギのページ、同・中:ジャガイモのページ、同・右:ガーデニングの洋書(表紙)

付記:現在の市販のタマネギのセットは種苗会社が何らかの前処理を加えた交配種(メンデル遺伝学でいう"雑種第一代"、F1)として販売している。不妊化で商品収量をあげる(花芽ができない)と同時に、(種子もできない)市場を握るためでもある。また、ジャガイモは通常、種イモから無性生殖で増やすため単一の遺伝子を持つクローンであるため疫病に対して脆弱である。19世紀にアイルランドで植物病原菌の蔓延によって「ジャガイモ大飢饉」が起こり、アイルランドから合衆国への移民が促進された。このように教科を越えて理解した時、初めて脳神経細胞(シナップス)が繋がる。暗記と理解には、雲泥の差がある。『探究学習』や『学び合い』には理解力と応用力を養う効果を持つ。

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