アート&サイエンスコース
2016.09.30.Fri
スーパーサイエンスコースも、発足して2年半が経ちました。そして明日、10月1日付けで島根県松江市から大阪府へ一家で転居までして通ってくれる高校生(2年生に編入)が加わります。これはこれまでの活動実績が伝わった成果でもあり、大きな変節を迎えたことを自戒する意味も込め、改めて当「スーパーサイエンスコース」が提供し得る教育の質保証(最近、文科省が好んで用いる文言)を明記し、決意を新たにしたいと思います。
シラバスという用語が日本へ輸入されましたが、従来からあった履修案内と同義語になりました。正しくは、当該コースを終えると「◯◯ができるようになる。」という記載が、欧米のシラバスの記載で、言わば"契約書"なのです。日本は欧米のような契約社会でないため、曖昧になってしまいがちです。そこで、開校当初と比べて諸条件が整ってきた今、新たな努力目標として「スーパーサイエンスコース」の到達レベルの質保証を掲げたいと思いました:
1.専門学校への進学を希望するコース在学生 国内の商業雑誌へ研究論文、総説・解説などの原稿を指導に基づき投稿して、印刷・公表する。原稿料が支払われるので、学んだ専門性が代価に繋がるという意識を高める。また、業界に対して当校の教育実績をアピールすることができる。献本制度に基づき、国立国会図書館や大学図書館等に業績は永久保管される。後々まで就職時にも紹介できる。一度でも執筆要領を経験しておけば、自力でもできるようになるものである。
2.大学への進学を希望しているコース在学生 国内の学会誌(支部会誌を含む)や国際(学術)誌に、研究成果を英語で書いた原稿を投稿する。査読を受けて、受理されるまで修正を重ねる(投稿先のターゲット。ジャーナルを変えることもあり)。英語圏全体ではマーケットが広大なので、英語さえ書ければ受理される雑誌が可能性がある。英語を学ぶことのメリットを体感できる。科学の英語は偏りがある(English for Specific Purposes, ESP)が、先ず自信をつけてから幅を拡大して行けば早道である。論文執筆を想定して実験すると、効率が良いという事実は周知化されている(動画)。
付記:通常の英語学習が基礎から一歩ずつ積み上げる方向(結局は、エンドレス)に対して、ゴールから今やるべきことを逆算するバックキャスティングの手法が取り入れられている。そのため、中学英語も苦手な高専生に初めて適用してみて成功したのが、このESP学習である。拙著論文は、サイト上でもヒットする:
❏ESPの考え方に基づき英文で卒業論文を書く試み-専門領域で必要とされる英語運用力の育成-
(『高専教育』、2011年)
筆者のオリジナル受理原稿(原本)をPDF化してスーパーサイエンスコース専用リポジトリ(Googleドライブ内の電子書庫)へ収録したので、ダウンロードが可能。
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画像・左:投稿原稿を大阪府教員向け技術講習会のテキストとして利用予定(提出した企画書から抜粋)、同・右:投稿原稿の表紙(河脇凌・竹内準一著)、同・下:プレゼンゼミで配布用資料を作成のため、ネットから収集した文献例(今では、無料かつ無制限に、難易度の異なる英文見本がネットから入手できる。中には、子供向けの素材の例もある。)
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ルネサンス高等学校 (大子校)
2021.04.22.Thu
ルネサンス高等学校 (大子校)
ルネサンス豊田高等学校
ルネサンス豊田高等学校
ルネ大阪広報
ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城、愛知、
大阪)、連携キャンパス及び受付・相談センター(東京・新宿代々木、神奈川・横浜、愛知・豊田、名古屋、大阪・梅田、広島、福岡)
を置く広域通信制高校です。
どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。
一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。
ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、14年経ちました。卒業生も約15,000名となります。
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