淀川「十三(じゅうそう)干潟」で採泥(2016年10月19日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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淀川「十三(じゅうそう)干潟」で採泥(2016年10月19日)

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淀川「十三(じゅうそう)干潟」で採泥(2016年10月19日)

淀川「十三(じゅうそう)干潟」で採泥(2016年10月19日)

前籍校の部活で宍道湖の底泥を用いた発電を研究してきた岩田祐樹くん(2年生)が今回、大阪へ来て初めて淀川でのフィールドワークへ行ってきました。宍道湖では、島根大学の汽水域研究センターの調査船で湖上から採泥器を下ろして底泥を採取したそうです。淀川では、ヨシ原が発達した淀み部分で干潟(十三)域が発達しています。以前、大阪府大高専の方に交じって現地調査に同行したこともありました。イタセンネットでお馴染みの河合典彦先生のフィールド(=裏庭)でもあります。

当初、化学志願の岩田くんはフィールドワークのように泥臭い現場作業を敬遠するかと案じたのですが、むしろ喜んでくれましたので意外でした。宍道湖には敵いませんが、実は十三干潟は隠れたシジミが採れる場所です。漁業権が放棄されているので、誰でもシジミ採りをして構わないそうです。ただし、春先は麻痺性貝毒を摂取したシジミが毒化することが懸念されます。その場合も、大阪府及び市が検査した結果を広報していますので注意すれば大丈夫です。ろ過捕食者である二枚貝の毒化は、濁りを取り除き浄化に寄与する裏側で起こる現象だと言えます。貝殻も貝が動物として餌を捕食し、呼吸で生じた二酸化炭素(水中の重炭酸塩)が水中に溶解しているカルシウム分と化合させ、炭酸カルシウムを沈着させるという"バイオミネラリゼーション"のプロセスとして捉えることができます。

自然界は網の目のように繋がって、物質やエネルギーの移動が起こっています。ヘドロ電池の研究も、私の学生時代の卒業研究で扱ったのと同じテーマを"電子の流れ"または微生物の"電子の授受"という視点で、新たに見直す作業だとも言えるのです。(文責:教育デザイン室長 竹内 準一)。

岩田祐樹くん(2年)の所見 昨日、淀川にヘドロを採りに行きました。イタセンパラのイベントの折に水生生物センターのビオトープ池から採取した泥を用いた電池が思いのほか高い電圧を維持しており、人工ヘドロ電池と並行して天然の泥を用いた電池も作成して実験したいと考えたからです。

以前から竹内先生が下見をされていたので、はじめは先生が目をつけられている場所に行きました。ところが、淀川は海とつながっていますので、潮の満ち引きの影響かそのヘドロ採取ポイントは水没していました。岸から採れると期待していたので長靴を持って行っておらず、そこでのヘドロ採りは断念せざるを得ませんでした。せっかく採りに来たのだからとgoogleマップ片手に歩き回って他の場所を探していたところ、対岸の少し離れたところに十三干潟という有名な調査場所があると先生が教えて下さいましたので、そこからヘドロを採ってきました。

干潟は大部分が葦に覆われておりなかなかヘドロがあるところにたどり着けませんでしたが、突然足を取られたぬかるみにヘドロが見つかりました。葦の根に流れが止められてヘドロが堆積していたようです。足を取られたのが結果的に発見につながりました。採取は予定通りに進みませんでしたが、最後は必要量のヘドロを採って来れましたし、フィールドワークの楽しさを実感することができました。野外へ出て活動すると自然に会話が弾むので、それもフィールドワークの魅力の一つだと思いました。淀川・十三干潟では、シジミも採れるそうなので、次に行く時は干潮になる時刻を調べてからヘドロとシジミ採りに行こうと思っています(→気象庁・大阪港検潮所)。

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画像・左:淀川右岸から見る十三干潟(対岸には梅田の高層ビル群がそびえる)、同・中:ヨシ原の水際に入って採泥する岩田くん、同・右:ヨシ(Phragmites australis)穂先が描く黄昏シルエット

付記:大阪校で鉛電池再生で技術指導して戴いていた小澤昭弥先生名古屋港でヘドロを扱い、パイライト鉱物(黄鉄鉱)が現生堆積物中で生成しているのを世界で初めて(1954年)発見しました。周囲が止めるのも聞かず当時、東大に1台しかなかった機器を借りてX線回折を調べて決着つけたと本人から直接、武勇伝を聞きました。時の教授・菅原健、助教授・小山忠四郎で、小澤先生は堆積物の化学から電池化学へ転向するため、工学部へ転出されたそうです(→名古屋大学化学科草創期)。

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