探究の魅力:どっこい「ヘドロ」も生きている!(2016年10月26日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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探究の魅力:どっこい「ヘドロ」も生きている!(2016年10月26日)

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探究の魅力:どっこい「ヘドロ」も生きている!(2016年10月26日)

探究の魅力:どっこい「ヘドロ」も生きている!(2016年10月26日)

スーパーサイエンスコースでは現在、生物・化学及び地学の複合領域として、ヘドロ電池の研究プロジェクトを進めています。先日、十三干潟から採取してきた干潟の底泥(堆積物)を一時、冷蔵し、あくまで "実験材料" として使う考えでいました。ですから、ヘドロが生きている "自然物" と捉える視点が迂闊にも、希薄になってしまっていました。そのように油断していたものだから、2つばかり新鮮な驚きがありました。

その一つは、岩田くんと2人で採取してきたヘドロをバケツの中で均等になるように混ぜ、次に手分けして目につく夾雑物、要はヨシなど植物の根や枯れ葉、シジミの貝殻、巻貝(生きていました)、そして・・小さなカニの赤ちゃんです。特殊なピンセットでやっと摘み出す(レスキューの意)ことができました(まだ、生きてくれています)。

そのカニの赤ちゃんが泥の上で健気に両方のハサミで何か摘んでは口元に運んでいたのが肉眼で見えました。が、シャーレに移した後、実体顕微鏡で観察し直した瞬間、私は愕然としました。その赤ちゃんや底に水しかない容器の中でも、それまでと同じように自分の脚元からハサミで何か摘んでは口元に運ぶ動作を続けていたのです。そうです。そこに食物がないにも拘わらず・・です。生きるため懸命に固形物を摂取するプログラムが作動していたのでしょう。

小さな生き物でも必死で生き残るよう仕組まれていたのです。人間の子殺しが続く昨今の風潮の中、私は泣きたくなりました。

もう一点は、起電力を測定するガラス容器に詰め、蓋に穴を2個、開けて導線(ケーブル)を通しました。絶縁のために穴へボンド液を垂らすと、何と風船を膨らますようにボンドの塊が膨らんできたのです。容器の内側からガスが発生し、穴から外へ向けて噴出しようとしている動かぬ証拠でした。何と、ヘドロも呼吸していたのです。

こうして私たちは、どうしてヘドロで電気が作れるだろうと不審に感じたものでしたが、ヘドロは単なる物体ではなく、改めておびただしい数の微生物の集合体であることを再認識しました。いえ、知識としては知っていたのです。 が、その知識が実体験を通じて生き生きと "活きた知識" として実感できるように変質したのです。

実験はものすごく手間が掛かる活動です。淀川を歩いて渡り、重たいヘドロを抱えて帰り、傍目には泥んこ遊びをしているようにしか見えないヘドロのこね回し、ガラス瓶に詰め替え・・一連の動作の手間を考えたら、どれほど遠回りなのか?

どれほど教室で授業を受けたり、本を読んだりすることがてっとり早いか知れません。ホントにそう思えるほど、作業に手間が掛かります。しかし、この手間を掛けた経験を通してしか磨けない知能があることも事実です。何しろ、ワクワクするのだもの。そして仮に失敗したり立ち往生しても、必ず打開策を見つけることができる・・という自信。

マンガ、アニメ、ゲーム、スポーツにオシャレ、この世に楽しいことは事欠きません。「たのしい授業」というキャッチ・コピーもあります。が、自分の意思で始め、ブーストし出した生徒が共通して口にする言葉があります。それは、「生きていることが楽しい!」です。そこには、自分や他人を虐めるような行為と程遠い充実感があるのです。嗜好には個人差があるでしょう。ですから無理強いはしませんが、一人でも多くの高校生が充実した目標を見つけて戴けるよう、先に目標を見つけて邁進している立場から私たち、教員と先に進んでいる生徒は是非、牽引する力になりたいと切に思います(教育デザイン室長:竹内 準一)。

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画像・左:夾雑物のソート(右上は、ヨシの根毛に寄生する糸状菌)、同・中:ガラス瓶に正・負の電極、ヘドロを詰める作業、同・右:レスキューした小型のカニ(アシハラガニの幼体と思われる)

追伸:岩田祐樹くんは、日本化学会・近畿支部の高等学校・中学校・化学研究発表会(大阪地区)に発表申し込みしました。

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