アート&サイエンスコース
2018.01.11.Thu
教育デザイン室長の竹内です。私の担当するスーパーサイエンスコースでは、3年生がAO入試で年内に進路を確定しています。往々にしてAO試験での合格者は安心して努力しなくなる*1・・と懸念されていますが、私の教室では年度末まで目一杯、学んで貰い、進学先へ送り出す方針でいます。
*1 私自身の経験では、学校の定期試験や入学試験を終えると「これで、やっと自分のやりたい本来の勉強ができる。」と感じたものです。不本意な勉強を我慢して続けていくと、この感覚が麻痺していくのだと思います。
その仕上げが「IBLユースカンファランス」です。今年度が第2回で、第1回は逃しましたが、見本誌を主催する同実行委員会代表・事務局長の蒲生諒太氏(京都大学大学院生)から、奈良県立青翔高校のSSH交流行事のセミナー席上で贈呈して戴きました。
自由度の高い研究発表会(ポスター発表のみ)で、いろいろな挑戦も可能です。ちなみに大阪校からはグローバル枠で大学進学が確定している岩田祐樹くんには英文でポスターを作成して、内容を英語で説明する訓練*2をして貰う計画です(進学先で英語の洗礼に遭うことは間違いないので・・)。
*2 国際協力機構のJICA専門家の派遣前研修や海外の大学院で進学準備課程(Pre-session)でも仕上げに導入されており、竹内は日本の英語科授業とは異質なEFL英語教授法を知り得た経験があります。
次に、主力の3年生3名が卒業してしまうので、実験系の課題を新1年生に引き継ぎのため、現3年生と新1年生(現中3生でプレスクール活動中*3)でタグを組む発表内容でエントリーします。
*3 その活動に基づいて、3月上旬の日本陸水学会近畿支部・研究発表会にもエントリーしました。
最後に、英語の絵本翻訳コンクールに参加した福田夏綺さん(現2年生)と竹内で開発した、英語英本の絵柄のみから情報を読み取り、内容を予測した上で、英文と内容を照合しながら、英文の内容を理解する第二言語習得(Second Language Aquisition)理論に則った英文読解法*4をご紹介します。
*4 大学入試問題や英語検定試験のような点数やスコアを競う対策には向きませんが、実用には即した英語運用力が備わります(例えば、冠詞の用法は高スコアの獲得に全く役立ちませんが、実用面では英語ユーザとして信頼を築くために必要不可欠でありながら、日本人共通のウィークポイントです)。
模試の結果で一喜一憂する時代は、間もなく終わりを遂げようとしています。自分の行動力で成し遂げたという達成感こそが、個人の成長の礎(いしずえ)となり、自力で成長し続けるエネルギー源となるはずです。高校は本来の使命を取り戻すべきでしょう(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。
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画像・左:英語版のポスター作成例(3年・河脇凌くんの1年次、2015年)、同・中:英語の絵本翻訳課題図書*5の例(卒業生の暮田佳薫さんたちが挑戦した作品、2015年)、同・右:IBLユースカンファランス募集ポスター(本日、主催者・事務局から送付されたので、5階廊下掲示板で公開)
*5 英語絵本翻訳コンクールに学校で応募すると1冊、贈呈される。ルネサンス大阪高校では、開校した2014年度から毎年、応募しているので過去4年間の贈呈本が揃っている。これを伝統にして行きたい(竹内記)。
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ルネサンス豊田高等学校
ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城、愛知、
大阪)、連携キャンパス及び受付・相談センター(東京・新宿代々木、神奈川・横浜、愛知・豊田、名古屋、大阪・梅田、広島、福岡)
を置く広域通信制高校です。
どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。
一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。
ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、14年経ちました。卒業生も約15,000名となります。
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