アート&サイエンスコース
2018.02.11.Sun
教育デザイン室長の竹内です。日本では今、教育改革が進行中で生徒主体で活動に取り組めるよう調査書も電子化が進められています(e-PF;電子ポートフォリオ)。阪大入試のミスで、高々4点の差が合否を分かつことが明らかにされました。試験の結果は無論、デタラメでありませんが、どの程度まで受験生の持てる力量を測定する精度(信頼性)があるのか定かでありません。ペーパー試験を課さない安直な入試だと揶揄されながらも、AO入試での合格者の方が問題意識が明確で入学後、成長している分析結果も表明されているのです。しかも、卒業生と職員が一体で入試選考に関わるともなると、意識改革も進むことでしょう(女子栄養大学)*1。
*1 米国のアイビーリーグでは、日本からの留学生の選抜を卒業生で日本在住の面談者が担当してきました。何ら問題ないと思います。大学教授は会議や入試業務の負担を軽減し、研究と教育に専念して貰わないと、世界の中での日本の学術活動の地位は低下の一途を辿ることなど、目に見えています(大学教授がラジオで受験講座の講師を務めていた時代はとうに終えましたが、ズルズルと時代変化の切り替えが進まなかったのでしょう)。
さらに大学は「学術研究をする場」ですから、就職予備校でもありません。最終年次を就活で割かれる体制も不合理です。実社会の求める能力が学術研究のように極端に狭い範囲の対象であろうはずもありません。そうなると大学時代に如何に、多様な人間関係を構築し、多彩な活動に従事したかが問われて然るべきだと思われます。そこで、教育デザイン室長としては電子ポートフォリオで自分が自分を育てるエンジンを持つ高校生を育てていく必要性を提案したいと思います。サイエンスコースでも、狙いは自分で課題を設定し、取り組む主体性のある人間づくりが主眼ですから、対象は科学を逸脱しても一向に差し支えないと考えており、それが時に「詩集」に結実することは問題なく、むしろ推奨される方向性です(サイエンスコースだから「科学」一辺倒で偏っていると見做すのは、大きな間違いであると実証されたものと思います)。
そこで今回、書道クラブを活性化するため師範資格を持つ外部顧問の方に来て戴きました。初回は、顔合わせ程度でしたが、早くも活性化する兆しが見えてきました。世間に部活をブラック業務視する風潮もありますが、それは教職員の業務が過多なためだろうと思います。触媒役は僅かでも、効くのです。常時いたら、それこそ珍しくなくなりますから時々、外部の顧問のお力を借りるだけで双方が益する結果になるのです。これは先日のPX2セミナーのフォローアップでも実証されました。こうして大阪の教育特区に誕生した学校は地域へ開かれた学校として地歩を固めて行きたく思います(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。
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画像・左:書道クラブらしい活動場面'(師範資格を持つ外部顧問がご来校)、同・中:作品「放」とサイエンスコースの五段活用*2、同・右:書道クラブらしなからぬ活動場面(なぜかダンボール工作を始めた2人)
*2 サイエンスコースの五段活用(サイエンスコースで身につく学び=根拠のない自信を身につける場)
何とかなるかな・・/何とかなるだろう・・/何とかしなくちゃ・・/何とかしてみせる・・/何とかなったぞ~・・(以下、リフレイン)
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を置く広域通信制高校です。
どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。
一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。
ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、14年経ちました。卒業生も約15,000名となります。
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