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チュートリアルとプラクティカルで巣立つ(2018年02月23日)

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チュートリアルとプラクティカルで巣立つ(2018年02月23日)

チュートリアルとプラクティカルで巣立つ(2018年02月23日)

スーパーサイエンスコース担当の竹内です。理科室でなぜ生徒たちが元気を獲得していくか・・その謎を紐解いて、公開して行きましょう。こんな口上を述べると、如何にも最初から上手く行くことを確信しているように聞こえるかも知れませんが、道なき道を進む「勘」と「勇気」、その実は「無意識の力*1」だろうと睨みます。

*1 トール・ノーレットランダーシュ著(柴田裕之訳)『ユーザーイリュージョン-意識という幻想-』(原著1991年、訳本2002年、紀伊国屋書店);本書は、フォローアップ・セミナーで高嶋芳幸氏に紹介された。

理科室では、生徒が一人一つの課題を持ち、個別ないしグループでその時に最適だと思われる学びを即興で始めます(講義に相当するチュートリアルと実習に相当するプラクティカル*2が生命線です)。定型的授業や試験で、思考を硬直化させることを回避してきました。その措置により、自分を守るため固めてきた殻を破ることで思考に柔軟性が生まれ、自由な発想力も生じます。それが生徒の成長力であり、救済策の秘密です。

*2 英国の大学では、実習(実験室、工作室、フィールドを問わず)をプラクティカル(practical)と呼ぶ。

サイエンスコースが発足した当初、ベテラン教員の目には運営方針が拙く危ういように感じただろうことは想像に難くありません。「今のうち潰しておいた方がマシだろう。」と誤解されても仕方ありませんでした。当初のケイオス(混沌としたの意)さは、理科室の雑然さに影を落としています。しかし、ここで生徒が育っていくことは疑う余地もありません。そして行き当たりばったりの無計画のように見え、僅か1年を振り返っただけでも、「あんなコトしたね。こんなコトもあったね。」と振り返ることができるほど驚くべき充実ぶりなのです。

理論的には年間計画を立てて緻密な時間割があって確実にこなして行った方が密度が濃いはずだろうと、誰もが確信しているはずです。敢えて私たちは整然としたカリキュラムの下の静寂さの中でなく、野戦病院*3のような喧騒の中、緩急を取り混ぜた日々を過ごし、こうして卒業生は未完成のまま(だから成長力を余したまま)巣立って行くのです。(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*3 実際のところ、救済対象の生徒を抱えている場合、トリアージュ(優先順位)を付してチャンスを狙い、全リソースのうち最大99%まで瞬間的に集中投入することがある。理科室が野戦病院さながら、と化するのだ。従って、伝統的な総花的カリキュラム編成下では治療効果も十分に発揮できず、チャンスを逸してしまうのだ。また、問題を抱えた生徒が混じることには全く支障はない。むしろ他の同居する生徒たちにとっても貴重な学びの場が共有できるからである(いわゆる、英国の"inclusive education"、内閣府の調査資料では「障害」ではなく特別な「ニーズ」と捉えている。サイエンスコースには若年層が生来、備え持つ高度な「創造欲求」を満たすニーズに応える役割を果たす枠組みを有し、我が国の学校教育の現状は時代や世界の趨勢と逆行している)。

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画像・左:理科室の理系の子(卒業式を迎える3年生と新2年生;新1年生は秘密戦力なので、まだ非公開)、同・中:理系の子たちを支援するリバネスの機関誌、同・右:沖縄ネーチャーツアーのパンフレット ※理科室では理系の枠組みを越えた活動もあり、創作活動など探究活動と連動できる人文系からビジュアルアート系まで活動(オリジナルな小説やイラストなどを創作したい生徒も受け入れ)幅を拡大中。

付記:リバネスから花里美紗穂さん(東京本社)と仲栄真礁さん(大阪事業所)のお二人が来校されました。サイエンスキャッスル・リバネス賞を受賞した河脇凌くんを丸1年間、花里さんにメンタリング指導をして戴きました。チュートリアルの長所は1名の教員が専任チュータ(指導教員)に付きますから成長するのは当然なのですが、自ずと偏りも心配されます。それを時々、リバネス職員(全員が大学院教育を受け、修士や博士の学位を持つ研究歴を持つ人材)が関与することで是正され、視野が固定化されず1名しか担当しないチュートリアル方式の弱点を補強することになり、セカンド・オピニオンとしての意見や指摘事項が一致した場合には相乗効果が生まれるのです(PX2セミナーなど*4で実感してきました)。仲栄真さんは最近、沖縄から大阪事業所へ転勤で来られた方で、「キュリオス沖縄」でネーチャーツアーを担当してきたエコツーリズムのプラクティショナーです。リバネスのお2人は研究者としてのマインドも博士号(理学)も併せ持つ、心温まる・心強い"応援団"です。私と生徒との年齢ギャップを埋め、少し先を行く"ロールモデル"としての役も果たして貰えます。さらには大学やバイオの専門学校へ進学した後も、引き続き支えて戴けるそうです(竹内記)。

*4 校外から1回でも外部講師が加わるか、生徒を外へ連れ出すと、教室やグループが共有する空気に開放感が生まれる。これは、今までの「形式を踏まえた」学校の伝統的な授業や実習の比ではない。敢えて"不確定さが残る"実験的に"予定調和"を壊す冒険的な取り組みの中でしか、生まれ得ない成果に思える。

謝辞:リバネス大阪事業所の仲栄真氏(前生産技術研究所、沖縄県那覇市)には、理科室で3年生が"これから闘っていく武器"(昆虫網に虫かご、卓球のラケット、ファルコンチューブにヘドロ電池・・と)を思い思いに手にした愉快な画像を撮影・提供して戴きました。楽しく充実した時間でした。ここに記して感謝いたします。

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