生徒主導で始まった研究を学会で発表(2018年03月04日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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生徒主導で始まった研究を学会で発表(2018年03月04日)

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生徒主導で始まった研究を学会で発表(2018年03月04日)

生徒主導で始まった研究を学会で発表(2018年03月04日)

スーパーサイエンスコース担当の竹内です。昨日(3日)、京都工芸繊維大学(60周年記念会館)で開催された日本陸水学会近畿支部会・第29回研究発表会の舞台でプレスクールに来ていた生徒(中3生)が始めた探究活動がキッカケでスタートした新しい研究活動への道が切り開かれました。生徒と教員が連名で投稿した原稿も、学会誌『陸水研究』(5巻、1号)の62-63ページに掲載されました。ISSN番号が登録された正式な刊行物ですので、国会図書館に献本され学術定期刊行物として永久保存されることになります。恐らく大阪校が発足して5年目となる節目にして、初の快挙だろうと思われます。

表題は『汽水産巻貝から放出された二生吸虫のセルカリア』でルネサンス大阪高等学校で第一著者がプレスクール通学期間に行われた事実を明記し、現・在籍校の中学校へは教頭を通じて了解を取り付けてありました(研究論文は一般に、研究が行われた場所をベースにして所属を記載する習わしがあるのです)。

永久保存される雑誌への投稿ですので、発端が偶然の発見ですから逸話的(episodic)な記述が似合うのですが、内容的には素人がイタズラをしていたら(与えた魚肉に誘われた)寄生虫が涌き出したので狼狽し、北は北海道から南は九州に至る日本各地の日本寄生虫学会の寄生虫がご専門の研究者の方々にメーリングリストが駆け巡り、大騒ぎになり掛けたものの、ものの3時間程度で浦部美佐子教授(滋賀県立大学)から安全宣言が出され、さらに3時間後には浦部先生の経由で専門家2名(すなわち、セカンドオピニオン込み)から宿主の巻貝の同定して戴けたという息の飲む程、見事なパスからのゴールでした。

その意味では、今回の研究発表の発端を作ったのは紛れもなく生徒の実験ですが、僅か5,6時間の速攻で一つの研究成果が出来上がってしまったのです。そこに日本が保有していた寄生虫学会のマンパワーが発揮されて初めて可能でした。これこそ生徒が掘り当てた問題を、選りに選って昨年の「仕事納めの日」に日本の専門家の力が結実した結果でした。多くの研究者は1年とか、それ以上の長い期間を地道に研究してきた研究成果の中で、このような5、6時間で結論に到達してしまった研究が混じることは心苦しいことではあります。が、別な意味で専門家集団の底力を見せて戴いたことで、これも一つの「高大接続」の形なのかも知れません。陸水学会及び寄生虫学会の皆様の温かいお励ましに感謝します。

なお、さらに本研究に対し、『高校生研究奨励賞』も「中村ほか1名として」授与されました。厳密に言えば、まだ高校生ではないのですが、研究を続ければ向こう3年間もの時間を掛けた活躍の始まりです。まさに、これから始まる高校生活で研究活動を奨励する口火となる兆候だとして受け止めたく思います(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・左:学会誌に概要が掲載(左が表紙、右が本文)、同・中:表彰状『高校生研究奨励賞』、同・右:学会が開催された会場の立て看板(京都工繊大)

付記:会場には浦部美佐子教授が来られており、いろいろ重要なヒントを戴きました。1)野生から採取して直ぐの観察は望ましいものの、巻貝の飼育方法の確立は必須であること、2)セルカリアがマリン・スノー状の群体を形成したり、底を匍匐する多毛類のような群体を形成する可能性(いずれも魚類に捕食されてエラに着生するための巧妙な"擬態"と考えられる)、3)セルカリアを魚類の尾ひれに上手く着生させるための実験手法のコツなど、貴重なノウハウをご教示戴きました。高校で研究が分担できる活動領域が、寄生虫学に確かに存在しているという実感を改めて持ちました。理科室で"高校生研究員"を育成し、大学・研究機関・地元企業・NPO法人などと組んで社会貢献して行きたいものです(竹内記)。

注釈)当初、「・・研究が学会誌に掲載」とタイトルを付したのですが、表記のように変更しました。発表概要(講演要旨)が立派な装丁の支部会誌に組み込まれたので錯覚しましたが、査読審査を経た論文ではないし、査読論文が雑誌に掲載された時までお預けです。逆に、当コースでは高校生に査読論文を通して貰う力量を最終的な到達点として掲げ、大学など進学先で喜ばれる"研究人材"を育成したいと考えています。

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