サイエンス「通学コース」運営で得た教訓(2018年03月31日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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サイエンス「通学コース」運営で得た教訓(2018年03月31日)

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サイエンス「通学コース」運営で得た教訓(2018年03月31日)

サイエンス「通学コース」運営で得た教訓(2018年03月31日)

スーパーサイエンスのコース担当の竹内です。2014年4月、ルネ大阪校の開校時からスタートした当コースは丸4年を終え、5年目に入ります。その間に得たことを、これを機に振り返りしておこうかと思います。通信制高校の通学コースを通して得たノウハウの蓄積が、次のステージへ進む礎になると思うからです。

どのような事業も机上で真剣に、練りあげるものです。しかし、当初の予想と異なる結果が得られるものです。それが新しいプロジェクトを始める意義ですし、特に過去に例のないパイロット・プロジェクトであれば、尚更です。私自身、このサイエンスコースを学校-内-学校に設置した実験校と捉えてきました。

そこに在学する生徒と保護者にとっては、いわば"モルモット"になる立場ですから心苦しい想いは私にも正直、ありました。しかし、通信制高校はご承知の通り、既存の学校に何らの理由によって不適合症状を起こし、他に選択肢がない中でいわば消去法で選択してくる生徒ばかりだと言って過言ではありません。

かくなる状況下、苦肉の策の中で全身全霊を注ぎ込み、暗中模索してきた結果の一端として記します:

(1)練習をしない 日本の学校は練習が付き物ですが、当コースではしません。ぶっつけホンバンです。これは偶然の顛末から生まれ、今ではルネ大阪のスタイルとなりました。初代の生徒は明日が発表という前日、午後4時半頃に登校してきました。パワポは作りましたが、原稿を作る時間ありません。中身は本人が取り組んだ実験ですから話すことは可能です。高々4、5回しか取り組めませんでした。無論、デキの良し悪しはあります。しかし、ここで私は気づいたのです。「明日の聴衆は初めて聴く人ばかりだから、デキの良し悪しは、あなたと私しかわからないよ。」即、「これで行こう!」でした。

(2)毎日は来ない 普通は困った行動です。しかし、振り返って見ると、緩・急や濃・淡が入り混じっている方が、想い出が印象深く脳裏に刻まれます。でも「毎日、来た方が好ましいでしょ。」と言う向きには、「折角、純度の高い物質に不純物を混ぜて価値が上がるのでしょうか?」と問い返したい。それほど、驚愕の発見でした。気づいた理由は、FaceBook の持つ「自動振り返り機能」の恩恵です。実際、過去のブログ記事を見せられ、自分の中では忘れ掛けていた想い出が蘇り、あんなコトしたね、こんなコトもしたね・・のオンパレードでした。1年や1年半が、倍以上にも感じるほど濃密です。

(3)生徒同士で育つ これは1人より2人、2人より3人と相乗的に感化し合う力が強化されていくのを確認しました。そこに多少、遅れた感じの生徒が混じっても問題ないことが解りました。逆に、生徒の粒が揃って均一化している方が、むしろ問題だと実感しました。これも従来の学校教育の篩分けに反する見解です。多様な特性を持つ生徒が入り混じった「不揃いな林檎たち」の方が、生徒を成長させていく上では理想的な教育環境だと知りました。要は生徒同士の落差があるほど、生徒が育つための力、ダイナミズムが生じるのだと思いますし、こうなれば教員は"黒子"に徹するべきだと感じました。

以上が、苦肉の策の中から私たちが得てきた教訓です。従来の学校教育の常識と相反すると感じられると思いますが、偽ざる見解です。そして成長する素地を持たせたまま、高等教育へ送り出しています。

サイエンスコースでは難しい課題に取り組んでいる印象を持たれるかと思いますが、それは真相ではありません。難しそうに"見える"ことは、生徒のプライドの回復・維持には必要な要件です。真の狙いは、研究自体よりも研究を通じて生徒が自信を取り戻す効果です。しかし、5年目には中学3年の後半からプレスクールで助走し始めている新入生が加わります。早期発掘こそ、私が本来の研究活動を進められる次なるフェーズへと移行したと私が感じた根拠です(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・左:初代は女子生徒1人から始まった(2014年秋)、同・中:その女子生徒が自分の弟を連れてきて、そこに社会人高校生が土・日に活動した(2015年秋)、同・右:新たに中学生で特定分野への傾斜傾向が強い生徒がサイエンスコースの"プレスクール"へ来るようになった(2017年冬から)。

付記ICT技術を活用した通信課程をベースに一等地の大阪・梅田に開校したため理科室を備えた通学コースが誕生した。そのために平日でもフィールドへ出て調査を行ったり、博物館研究所で技術指導を受けたり、地元企業地域の名士に会いに行けるオープンな学びの場が整った。教育特区に開校した学校に相応しい地域に根づいた学校としての地歩を固めつつあります(竹内記)。

注釈:言うまでもなくサイエンスコースも、全ての生徒に対して万能ではありません。例えば、メカ好きな男子生徒、歴史好きな男子生徒、モデル志願の女子生徒、音楽とイラスト志向の男子生徒・・一度はコースへ受け入れながら、それでも才能の芽を育てられなかった生徒のことが、いつも脳裏を去来します。通信制高校に負い目を感じていたらしい生徒1名を除けば、今もブログに在学した痕跡を留めます。生徒や保護者に在学する誇りを感じて貰いたいと言う想いは、学校関係者として当然のごとくあります。決して平坦な道程ではありませんが、弛まず前進したいと考えていますので、その想いがどうか届きますよう・・。

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