サイエンスコースの「英文サイト」立ち上げ(2018年05月04日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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サイエンスコースの「英文サイト」立ち上げ(2018年05月04日)

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サイエンスコースの「英文サイト」立ち上げ(2018年05月04日)

サイエンスコースの「英文サイト」立ち上げ(2018年05月04日)

この連休中に着手したいと考えていた案件が、2つありました。一つは、「科学英語」に関する短いオリジナル原稿を書き起こすこと。一つが、スーパーサイエンスコース「英文サイト」を開設準備すること、でした。

私は、日本の小学校と中学校の学習内容に不満はありません。部活や行事も含めて、感謝しています。日本の大学及び大学院教育も、役立ちました。感謝しています。しかし、後期中等教育に当たる高校教育課程は真剣に為すべき学びを設計して来た成果なのか、大いに疑いを感じます。それを「入試対策」という「選別目的」以外、大学入学後の高等教育で活きる「教育効果」を生み出しているようには到底、考えつかないからです。

中でも文系・理系を問わず課される英語科の試験、そのための授業の意味も感じません。試験のための授業になっており、それで日本人の英語運用力の育成に寄与してきたのならともかく、全く逆の効果を果たしてきた筈だと感じます。そもそも論理を重んじる英語が文系科目という認識*1からして、根本的な過ちと思います。

*1 日本における英米文学研究が、英語で書かれている素材を扱っているだけで英米文学の学術論文や博士論文が日本語で議論され、日本語で書かれている事実を知った時は驚きでした。理系の学問分野こそ、英語媒体でなければ情報収集も発信も不可能です。第一、科学は英語圏の周辺地域で勃興し、科学界の共通語となりました。

インターネットを介して英語圏のナマの情報がリアルな音声ごと聞ける時代に、too...toの構文とかso...thatの構文を覚え、試験で判定する行為を英語の学習とするのは、もう邪魔に思えます(これらの構文は、現代では目にしない)。文法学習にしても、明治期の「英語ってなんぞや?」と論じていた時代の、いわば研究書を学校教育に転用してきたのだと疑います。現代英語では、語法の用例集*2で、例えば副詞なら動詞群の2番目に置くことを「推奨する」の指針です。現代語は生きており、科学の法則と違ってユーザの必要性に応じて、用法も変わり、新語*3も生まれてくるものです(ラテン語のような死んだ言語なら、変わりようがありません)。

*2 Micheal Swan (2016) Practical English Usage, 4th Ed., Oxford University Press, UK.  *3 酵素に絡んだ単語は辞書にはenzymatic(酵素動力学的に)しかなかった。単純に形容詞としてenzymic(酵素が関与した)を初めて使ったのは、英国 Bangor 大学生物学科で私のボスだったChris Freeman 教授だと思う(2001年にNature誌に掲載された論文の中でタイトルに"enzymic latch(酵素の留め金)"として使われた)。

インターネットで英語圏での情報を検索していくためには、肝心の検索に用いるキーワードを選び出す語感が必須です。それには、ナマの英語に触れて語感を磨き、自分自身である概念や現象に対して新しく命名するくらいのセンスを養わないと、いくらGoogle検索が存在しても限界があることを知るべきです。言葉のセンスとは、未知の概念に新たに用語を当てるほどの力量*4を指します(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*4 幼少時からの粘菌研究者の増井真那くんは、粘菌が自他識別する現象に対し、「ダイナミック・セルフ」という概念を提案していました。また、元高校生研究者(現MITメディアラボ)の片野晃輔くんも、「融合タンパク質を用いた部位特異的DNA修飾技術」に挑戦していました。かく言う私も、活性汚泥がスカム化する現象を厳密に定義し、大御所Jankinsの「フォーミング」とする命名に対する反例も示し「スカミング」という名称を与え、今では特許文書の記述にも使われるまで広まりました。これも、密やかな楽しみです。

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画像・左:英語版ウェブサイトのトップページ(部分公開)、同・中:亜硫酸塩の添加効果(1988年の自著論文から)、同・右:朽ちた木片由来の粘液細菌(印刷中);貪欲な粘液細菌(Mysococcus xanthus)は、大腸菌のコロニーを食べ尽くします。この衝撃的な動画を見ても、在り来たりの実験しただけで満足してしまいますか? 同じ種類の粘液細菌を卒業生の岩田祐樹くんは、朽ちた木片を拾ってきて、そこから集積培養しました。

付記:入試対策のような正解が決まっている問いに答える訓練を一千年、積み上げても未知の課題に立ち向かう力は養われません。両者は向いている方向が、真逆だからです。博識(モノ知り)や受験秀才が、そのまま研究者になれる訳ではありません。それならクイズ番組の勝者や予備校の講師は誰でも博士号を取得できそうですが、決してそうではないでしょう。使う能力(脳の部位)がまるで違うからです。

研究者に向くセンスとは、一般人が見逃してしまう些細なコトに気づき、それを問いに立てていく力量です。また、それを面白いと思える気持ち(センス)です。確かに研究者になるには長期間に及ぶ教育訓練が必要なため錯覚してしまうだけで、受験勉強の覇者が行き着く先が研究職と短絡的に捉えては筋違いでしょう。

ちなみに私は硫酸塩還元培地の組成を10種類集め、その全てを試しました。その中には全く使い物にならない処方もありました(どういうこと?)。優れた結果を出す培地を3つに絞り込み、相互に比較しました。一つだけ突出していました。その処方には、たまたま亜硫酸塩が添加されていたのです。私が出した結果を元に、日本の公定法(上水試験方法、下水試験方法)では、私が選定した培地が掲載されています。しかし、この亜硫酸塩の添加効果に関して正しい記載をしてある論文は世界中で、まだ出てない模様です(古典的な論文では間違えた解釈になってました)。研究って、こういう世界です。その価値の重い軽いは別とすれば、直ぐにも「世界でそれを知っているのは、私だけ・・」の孤高の境地に至ります(仮に軽くても、無意味ではない)。

一からスタートすれば、高校生なら誰でも味わえる世界なので、高校生のためにスーパーサイエンスコースを私は開設しました。中には、写真やイラストなどアートの世界を志望する生徒も迎い入れていますが、それは、科学であれ芸術であれ、オリジナリティを求められる点が答えのある入試対策と段違いだからです*5。さらに社会で求められる力も、正解のない問題が山積しているのが現実です。さて、あなたは高校で何をしたいですか?

*5 現在、教育の自由化が進展している米国を中心に特色を設けて生徒を引き寄せているマグネット・スクール(以前に意見交換した事例あり)のうち、「Sci-Tech-Art」(科学・工学・芸術)を打ち出している学校種は、いかにオリジナリティが要求させるニーズに対処するのかを鋭意、調査中です(中間報告は、コチラ参照)。

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