血わき肉おどる「小さな冒険」で生徒を触発|通信制高校のルネサンス高等学校

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血わき肉おどる「小さな冒険」で生徒を触発(2018年06月04日)

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血わき肉おどる「小さな冒険」で生徒を触発(2018年06月04日)

血わき肉おどる「小さな冒険」で生徒を触発(2018年06月04日)

スーパーサイエンスコース主幹の竹内です。先週金曜日、私は生徒の一人を保護者の了解を受けた上で急きょ、京都の池坊短期大学(学校法人 池坊学園)で開催された脳科学者の茂木健一郎氏の講演会へ同伴しました。元は脳神経生物学がご専門だった同僚の高橋泰尋先生の代理で行くことになり、高橋先生の連絡が良く名札も私の名前に変えて貰ってありました。

同伴した生徒はサイエンスコースに在籍する不登校歴を持つ杉江なつみさんで、クリニックの医師と定期的に話するだけの治療をしてきた模様です。そのため高度な話題で専門医師と対話し、自らもスマホで調べてきた積み重ねで、高1と思えないほど専門知識を大筋で把握する力が宿っていました。これは、サイエンスコースが謳う一箇所から切り込む学び方です。

果たして彼女は茂木健一郎氏の着目したクオリアという言葉も知ってました。そこで高1とは言え、飛びつくと判断したのです。が、ネックは聴衆が教員を対象としていたことでした。無論、事前に事務局に断ることが社会常識であり、礼儀だということは承知しています。が、一度、心を閉ざして感度を弱めてしまった不登校経験を持つ生徒を活性化するためには秘策が必要でした。どんなカタチであれ、人間は何らかのショック*1を受けた後、変わることを観察してきています。それが、私には必要でした。

*1 大人が、ましてや教員が、自ら率先してルールを破る・・このような常識ではあり得ない非常識の状態を引き起こすことで、外からの刺激と内からの応答で「卒啄同時」が起こる時、生徒が変わるのを見てきました。

私は敢えて似合う制服を避け、大人びたスタイルで秘書か同僚教員に見える格好で同行することを保護者に相談し、協力して戴きました。かくしてお母さんの話では「前日からワクワクしてましたよ。」と言われる状態で、短大へ一高校生がドキドキ感を胸に乗り込んだのです。

受付へ行くと、座席が決められていることが解り、狼狽しましたが、「隣は空いていますよ。」と受付の方に促されました。この後の顛末は私が後日、岡田事務部長宛てに出したメールの返信を引用してお伝えします:

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お連れの女性の件に関しましては、実は開始前から気になって成宮(入試広報部課長)とも相談しておりました。「どう見ても高校生だよね、しかも学年もかなり下の...」と(笑)。

(中略)本学はキャリアを見据えた短大であることから、精神面の問題を抱えた学生は比較的少数ではありますが、それでも年々増える傾向にはあり、教職員の負担は増えつつあります。

その意味で情報交換を含めご指導いただければと存じますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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本人:「大学生に見えてる?」、私:「ボクの秘書に見えなくちゃダメだな」・・と言いつつ道中、京都へ向かいました。しっかりバレていたのは上の文面で今や明らかですが、彼女の胸中のドキドキ感は、感情を抑制しがちな本人しか知り得ません。いつの日か、きっと思い出して心中を吐露してくれる瞬間を私は待ちましょう。

私の密かな企みに喜んで乗ってくれたお母さん、結果的に了解して戴けた短大事務局の方々、そして何よりも真剣に背伸びをしてくれた生徒本人・・。ともすれば、ドタキャンされ、私がフラれても不思議でないほど、無謀な計画に従順に従ってくれた杉江なつみさん。そのコトが振り返ると奇跡に思えます。いつか思い切り、誰か信頼できるパートナーに心開き、喜怒哀楽を見せて欲しいです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・左:池坊短大キャンパスガイド2019の冒頭部から抜粋、同・中:もぎけん(茂木健一郎博士の愛称)講演*2同・右:同行したなっち(杉江なつみさんの愛称)、阪急京都線・特急車両の中で半隠れVサイン;綾波レイちゃん似の憂いが漂いますが、広報担当者が「え~っ、なつが写真を撮らせてる~」と驚いていました。

付記:現代日本では、間違いなく発達障害(特性)を持つ生徒、あるいはメンタル面で脆弱さを抱えた生徒が増加傾向にあることは疑う余地がありません。大学教員や社会人の負担を軽減する上でも、まだ可塑性の高い高校生の時期のうちに「水際作戦」として可能な限り修復させてから送り出すのが、私はもはや高校の役割であろうと考えています。そのための努力は惜しまず、ノウハウを蓄積して行く学校や教員がアドバンテージを握っていくと予測しています。今回も、そのための試みでした。相手もあることだし、カンフル剤は何回も効きません。一つの試みであり、しばし今回の効能を確かめながら、次の策を考えることにします(竹内記)。

*2 茂木健一郎氏のご講演の最中に、引っかかって来た言葉がありました。Secure Base(安全基地)です。特に、保護が必要な幼少期に少しずつ冒険を覚えるための基盤となる安全地帯で、子供にとっては母親が相当するそうです。が、調べていくうちに、ヘリコプター・ペアレントという前向きとは捉えられない母親の役割も浮き上がってきました。これは幼少期に続く成長期へ変化する頃にポイントとなる移行期間で、子供が冒険しようとする段になって、保護者役である母親がヘリコプターで上空から救援物資を投下して助ける行為に例えられその実、子の自然な成長を妨げる顛末になることから、親からの独立阻害因子として理解されている。

謝辞:教育論議における「ヘリコプター・ペアレント」のことは、神戸市の脳科学をベースにした教育コンサルタントのクロス・ジャマールさんから教わりました。ここに記して感謝いたします。

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