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メジャーたる同志社大学の動向に想う(2018年06月27日)

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メジャーたる同志社大学の動向に想う(2018年06月27日)

メジャーたる同志社大学の動向に想う(2018年06月27日)

教育デザイン室長の竹内です。毎年、この時期は高校教員向けの大学入試説明会のシーズンです。今年は多くの先生が参加する一方、私もいくつかピン・ポイントで引き受けることにしました。本校から同志社大学へ進学できる生徒は多くはないので、メジャーな大学の動向を見極める狙いもあって参加してきました。

関東の早稲田・慶応義塾に匹敵し、いわゆるこのクラスに何人の卒業生を送り込めるかが進学校の評価になります。当然、社会構造が大きく変わらない限り、このような定評も直ちに変わることはないだろうと思われます。

私自身は海外経験と実務経験を元に、日本の学校教育や入試選抜には問題があると判断しており、着目しているのは時代に積極果敢に対応している中堅私学の動向が中心です。よって教育改革へのアクションが鈍いのでは・・と懸念されるメジャーな大学の代表格もモニタリングしておく必要がありました。

例えば講義や実習のスタイルや教室・研究室のレイアウトを大胆に変更していくという類の話題は全くアナウンスされませんでした。そのような部分を手直しする必要性に対する認識が薄いのだろうと思われます。逆に、古い伝統と創立者・新島襄の強いマインドがあるため、"Vision 2025"のキャッチを旗印に、創立150年の節目を迎える2025年へ向けた準備に着手しているとのアナウンスが為されました。

「志」ある人物を受け入れるなど、6つのビジョンを掲げているものの、理念が中心で具体策としては伝わっては来ませんでした。ひいて言えば、ドイツに開設した「テュービンゲンEUキャンパス」を拠点に「留学経験を持つ学生の割合を全体の30%へあげる」ことに数値目標が認められました。これらの在外キャンパス*1を設置するアクションは、まさに"同志社"の名を反映した世界中へと広がる伝統校の人脈となる"校友会"のネットワークとその資金(寄付)調達力を活かした成果だろうと思われます。

*1 やや情報が古いが、日本の高等教育機関が在外事務所等を設置してきた例を調査した報告書がある。

ブランド化している大学とそこへ卒業生を送り込める高校(進学校)との間には、「持ちつ持たれつ」の関係が既に構築されているので逆に、現状を変えにくい背景を感じ取りました。現状のままでは困るとして財界が動いたのが、今回の教育改革の発端です(早期から指摘してきた西川純教授の論説から近年の先進的な実務家集団が経営する類塾の見解など)。53歳で国立高専の教壇に立った私の目から見ても、高等教育を含む日本の学校教育が効率的だとはお世辞にも言えません。無駄な書類や決められない会議で業務の大半を埋め尽くされる現状は、海外の教育機関に見当たらない日本固有の後進性でした。

日に日に迫る少子化、外国人の日本社会への参入、この過酷な条件下でひ弱そうな日本の高校生*2は果たして迎撃できるのでしょうか? 身近な店舗もどんどん、"外国人仕様"に変貌し、日本人が利用しにくくなっています。無論、海外留学を薦めるのも結構です。が、日本の主要都市は既に「どこの国なのか?」錯覚するような状況に急速に追い込まれつつあるように見えています。皆さんの近辺では、良きにつけ悪しきにつけ、街角の風景がいかがでしょうか?(文責:教育デザイン室長・竹内 準一

*2 元千葉敬愛大学副学長・大石脩而(しゅうじ)氏の論考『子供に「生きる力」をーと言う、中教審答申「二十一世紀を展望した我が国の教育の在り方に」を読んで:なぜ、今、「生きる力」なのか』論考など、紀要なのでほとんど読まれていない(ダウンロード数が僅か8件)が、改めて読み返すと今日の日本社会への予言書のようにも感じて、もったいなく思える。が、そこに明確な決め手が書かれている訳でもない。前へ進むしかない。

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画像・上段左:同志社大学の"Vision2025"の理念_創立者・新島襄(右上)と現・松岡敬学長(配布されたパンフレットより抜粋)、同・上段中:Vision2025に基づく「志」ある入学者選抜(理念を掲げたパワポ)、同・上段右:EUキャンパス構想を告げる画面(抜粋)、同・下段左:グローバル&キャリア教育をサポートするパンフレット類、同・下段右:異色な『赤ちゃん学研究センター』の発足(発達障害問題*3と絡めることができたら、極めて進歩的な取り組みだと評価できる)

*3 歴史的に回顧しても、人類の進歩(特に、理工学の分野)はエラーのごとき発達障害を抱えた一部の特異な人材によって推し進められてきた実感がある(アインシュタインやエジソンから、ステーブ・ジョブズやビル・ゲイツまで)。大多数を占める一般人は所詮、その隙間を埋めてきただけの役割に過ぎないのかも知れない。

付記:同志社大学は会場で、一般選抜入試の得点分布や合否ボーダーライン上で、1点の何人で何人が並ぶか、前後5点間で何人の受験生が該当するかを公表しました。その人数の数値をここで開示するのは憚れるので明記しません。英国の大学では点数順には合否判定していない(成績のバンド化はしてもスコア化を好まない)ことは私自身、移民している間に確認しました(英国が成績評価に厳格でないという意ではない)。また、伝統的に文系・理系を問わず英語に拘りを持ち、独自の入試では他大学と比べて長文が課されると強調されていました。以前、文字数調整に原文の分量を改変した例が見られましたが今後、原文に手を加えることは一切しないことを明言されていました。英文として備える要件の重要性を鑑みれば原則、原文の割愛などご法度です(竹内記)。

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