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卒業生から在校生への伝言:言外の言(2018年07月31日)

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卒業生から在校生への伝言:言外の言(2018年07月31日)

卒業生から在校生への伝言:言外の言(2018年07月31日)

去る土曜日、大阪校では今年度第1回目のオープンキャンパスが開催されていました。1年生のハルトくん(丹治遥さん)は、オープンキャンパスを担当したいと願っていました。ちょうど1年前、オープンキャンパスに参加した時、理科室は「もぬけの殻」だったので、期待にそぐわずガッカリしたそうです。我々は、第1回マリンチャレンジの関西大会で研究発表の会場へ総出で繰り出していた頃でした。

今回も、イベントの内容は異なりますが、良く似た展開となりました。奈良県立青翔高校 SSH交流事業へ招待校として2件の出展する機会があり、ハルトくんを除くと2人(輝くんと奏音さん)は初体験だったからです。ハルトくんには無理を言って(精神的な支えでも)助けて貰う必要がありました。

ハルトくんは来年度の写真甲子園への応募のため写真サークルの部員を集めたいとの意向もあったのでしょう。現状では、部長の大空くんが卒業してしまうと、部員が足りず応募資格すら喪失します。私はハルトくんには、「人に託すことも学んで欲しい」と説得し、1人残る理数系の辻中潤くんに留守中の全てを託すよう、理科室のメンバーを二手に分かれて活動するプランを遂行しました。

当日の日程を終えた頃、予想もつかない展開があったことを知りました。今春の卒業生が2人揃って、母校のオープンキャンパスへ寄ってみようとなったらしいのです。ポスターを戻すため学校に寄ると、「卒業生の2人が来てましたよ。」と成相教頭から聞かされました。サプライズでした。あの2人は、教員を驚かすコツを会得してます。新保くん岩田くんも、私に内緒で外でのワークショップに突然、現れたことがありました。教員を驚かすコトができるようになると、生徒は一気に成長し出すものです*1。それは、教員の想定範囲を越え、先回りして驚かそうというイタズラ心=独立心の芽生えですから。

*1 私にも、遠き追憶があります。中1で空中落下細菌を培養する手解きを受け、準備から発表までのプロセスを経験させて貰った私は、これなら自分でもできると思い、中2の夏休みに理科室で水中微生物の培養に挑戦しました。そして夏休みが終わると「こんなのやりました!」と提出したのです。当時の心象風景を辿ると、自分を感化させてくれた勝手に日本一だと私が認めた恩師を自分から驚かせてやりたいと、そんな下心で企んだ記憶があります。雑念など無用な、今と違って平和な時代でした。

私の学びのスタイルは、中学時代にその基礎が作られました。それは、都庁でも、JICAでも、英国の大学院博士課程でも、高専教授になってからも・・どこでも通用するオールマイティな学びでした。小学校ではマンガ制作を、中学校では理科の自由学習を、大学では企業や国研に先輩を訪ね、現代のインターンシップで実地で学んだようなものです。実験実習は全て漁るように取り尽くしましたが、講義はほとんど出ず、試験は自分で予想を立てて対策しました。酷いと講義室の真向かいの学生実験室で自分の実験をしていたので、教授からは丸見えだったと思います。が、至って寛容な学風だったから、私は咎められることもありませんでした。大学院時代(日本でも英国でも)も、好きにさせて貰いました。艱難辛苦ありましたが、幸せでした。

ただ高校時代は不毛でした。好きな実験もできなかったので諦め、将来、必要になると目された論文を読み書きできるような英語運用力を求め、カセットレコーダを2台潰すほど英語音声の聴き込みを素振りのごとく続けました(試験の点数や成績は度外視です)。その効果は、ずっと後になって、都庁の海外派遣研修、JICA 専門家で海外派遣業務、英国留学・移民で活きたのだろうと思います。私は、成績や選抜のために限定した勉強をしたことはありません。必ず目標を包含するように範囲を広く設定し、長いスパンで役立つように自分で自分の自己育成カリキュラムをデザインしてきたのだなと感じます。

私が講義もせず試験もせず、探究学習や創作学習の指導(それもなるべく手放した状態で・・)だけを行う教育スタイルは、かつて自分が自らに課してきた教育デザインそのものでした*2。 好きなコトを優先したままでも入れる大学、それで就ける職業で私は満足でした。それが「身の丈」なのですから。身の丈にそぐわない処遇を無理して得ても、むしろ辛いだけだと思いますし。

*2 高校2年の3学期だけ、私は試しに他の人たちがやっている勉強を採用してみたこともありました(後悔しないための反証)。カードを作って暗記したり、繰り替えし問題演習したり・・。しかし、楽しくない上に、成績は自分勝手に進めてみた1学期と大差ありませんでした。人が取り組む勉強をしたのは、これが最初でかつ最後です。都庁(公務員)の採用試験の受験対策では、高校と大学教養課程の復習をしましたが、修士論文を書いて狭い範囲の学習に疲れたので、程良い気分転換でした。合格を狙ったのではなく、心から社会や国のためになる業務に役立つ基礎力が欲しいと望みました。合否を問題にしない方が、予想外の成果が出るから人の世は不可思議なもの。名簿1位になった私に不採用通知が舞い込んだので狼狽しましたが、お陰で「拾って戴いた」と言える都庁生活を過ごす運へと変わりました。こうして、人は「力」より「徳」が肝心なのだと悟れたからです。

私の下で成長して行った卒業生は、きっと言葉にしない言葉を受け取ってくれたような気がします。だから、彼らなりに後輩に伝え残したいと動いてくれているのだと感じます。これこそ本来のあるべき教育なのだと私は、そう信じています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・左:卒業生2人(新保雅史くん、岩田祐樹くん)が理科室へ「参上」、同・中:まーブルのアップグレードした虫かご(中には、なぜかコダックがスッポリと・・)、同・右:サイエンスコース5段活用(僅かなアテもなく始めたことでも、徐々にカタチになっていく・・そんな経験を繰り返しながら「一生の学び」へと繋いで行く探究学習&創作学習が「21世紀型の学び」のプロトタイプ)

付記:久しぶりに見た彼らは、心なしかアクが抜けて凛々しく映りました。卒業してからも変わらず成長し続けてくれているのだとわかります。新保くんは昨年度の能勢農場とは別のキャンプへ、岩田くんは英国で語学研修を受講すると聞いています。また、会いましょうね。成長し続けたい私も昨年と同じコト繰り返しませんから、お互いに成長の跡が認め合えるはずです。ビックリさせっこしましょう(竹内記)。

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