「何を問われても応じる」全方位教育(2018年08月04日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

「何を問われても応じる」全方位教育|通信制高校のルネサンス高等学校

メニュー
 

大阪

「何を問われても応じる」全方位教育(2018年08月04日)

サイエンスコース

「何を問われても応じる」全方位教育(2018年08月04日)

「何を問われても応じる」全方位教育(2018年08月04日)

現行の学校教育システムは「授業」というカタチで情報を教員が生徒へ与え、その習得を「試験」というシカケで評価し、成績付けて「単位」を認定し、卒業判定する方式で学校が成立してきました。53歳と遅咲きで国立高専の教壇に立った私は、直ぐ重大な「設計ミス」を犯していると気づきました。

私は高専で必要な実践経験を積むと、5年間で教授の職を降り、大阪の教育特区に開校した通信課程のルネサンス大阪高校へ着任しました。大阪駅から徒歩圏内に理科室を装備した高校を開校したことにより日本初のフルタイムで「探究学習」が学習指導要領の枠に縛られることなく自由に行うことが叶い、かつ高卒資格を付与させ、高等教育機関へ人材を送り出すことができる自由度の高い、米国の "High Tech High" にも匹敵する正規の一条校が密やかに日本に生まれていました(私自身が、14歳の頃に夢にまで描いてきた「理想の学校」です)。

しかし、生徒の大半が、いわゆる「訳アリ」です。有り体に言えば、不登校・中退者です。それ自体、私は何ら問題にしません。要らない余計なモノが詰まっているより、カラッポの方が指導がしやすいからです。しかも、最後の手段として選ばれた学校である以上、他の学校と同じ教育を施さなくても文句言われる筋合いはありません(他の同じ教育を受けるのが可能なら、ワザワザ大阪校へ来る必要もないからです)。しかし、染み付いた不信感とか劣等感が邪魔です。しかも、その多くは誤解から生じています。私が高専時代から行ってきた活動は、端的に言うと「呪いを解く」作業でした。

今日、明日、研究発表を分担することになっている女子生徒が1人、来校しました。感心ですよね。彼女の問いに応える指導が今日、昼間、行われました。そして今晩、交わした LINE メッセージの抜粋が添付の通りです。私が行っている教育実践の一コマとして、通信ログを公開いたします。

このような実践活動は、とても骨が折れるのは嘘偽りありません。太い針金を全身全霊の力で曲げ戻る・・と言う実感があります。終ってから眠り込んでしまうことも多々あります。人の持つ「業」と闘い、相手の将来性まで変えてしまう行為ですから当然と言えば、当然です。生命を削る仕事だとも思っていますが、だからこそ変貌を遂げて、あとは勝手に成長していく生徒を目を細めて眺めるという至福の時間があります。本来の教員冥利に尽きると思います。そこには、授業も試験も、成績評価を越えた別世界があります。生徒をブーストさせる火種は、「真剣勝負」を通じてのみ見つけ出すことができます。決して名人芸ではなく、誰でも追随が可能で、それを続ければ教員も生徒も成長し続ける「エンジン」を備えています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

----------

画像・上段左:花崗岩「万成石」の欠片と造岩鉱物(一次鉱物)、同・上段中:スライドガラスとセキエイを含む花崗岩、同・上段右:ラッパムシ(暗視野検鏡、20倍対物)、同・下段左:二分裂中のツリガネムシ(位相差、10倍対物)、同・下段右:アメーバ(上側)とイタチムシ(下側)、微細な藻類が散在(動画、参照).

付記:明日のハイスクール放射線サマークラスは8つの選ばれた高校から高校生が集まって交流する場で、ルネサンス大阪高校は今回、初出場です。仕方のないコトですが、生徒たちはそれまでの学校教育で「首尾よくやるコト」が必要で、大前提という観念を根強く植え付けられてしまっています。ある種の「洗脳」に匹敵します。私の解釈では、高校生同士が他の高校と交流することで楽しむ場と認識していますが通常は「聞く耳」も持ちません。間違いなく、正しく、卒なく発表ができることが至上命令だと、過去の学校教育を通じて刷り込まれている感じです。人の意識を書き換えることは、なかなか至難のワザです。

今村奏音さん(1年)とは、以下の有意義なディスカッションができました。奏音「なぜ、ガラスを使うのですか? 竹内「石に近い素材だからです。ガラスは硅砂と溶かして作ります。鉱物のセキエイが主成分です。」奏音「プラスチックじゃ、ダメなのですか?」竹内「微生物は地球が鉱物だらけだった古い時代から生活してきました。プラスチックが生まれたのは、まだ最近のことです。微生物とのお付き合いは浅い段階です(遅れて分解する力をつけてくる筈です)。顕微鏡で観察する時も光がガラスほど透過しません。」奏音「石の表面を直に観察できないのですか?」「顕微鏡の技術的な壁があって、厚い不透明な試料を観察するには、実体顕微鏡で落射照明で観察するしかできません。倍率が20倍が限界です。通常の顕微鏡ではレンズと試料との隙間が足りなくて、微細な砂粒程度が限界で厚い試料は観察できません*1(長作動仕様の対物レンズもあるが高価である)

*1 上のような問答は、正直に言うと、私の人生の中でも初めて交わす内容です。回答も、その場で即席に作り出して答えたものです。これは、博士号授与の可否を審査する公聴会で交わされる口頭試問(米国ではディフェンス、英国では、Viva)と似てます。これが本来の授業中にインプロブ形式で為されるのが真の実力育成に効果あるはずです。確かに学位審査の時にしか導入されない形式ではあります。が、そのことで敷居が高いと感じる必要はありません。慣れれば誰にでも可能だし、そもそも「探究学習」では正解のない問いに立ち向かいますから、ひたすら真剣であれば良いのです。元来、生徒も教員も差はありません。あるとしたら、教員は体験に長じる経験知に勝るものの、生徒には若さから来る大胆さで叶いませんので、私は高校生が相手ならば両者はほぼ互角だと捉えています。

砂粒や石の表面をブラシなどで削ぎ落として、付着物を集めてスライドガラスに移して観察することはできます(実際、顕微鏡で観察してみました)。でも、対象物がバラバラに分散したり、中には破損したりして、自然の状態(intact*2)で観察するにはスライドガラスを水中に浸し、取り出して観察する方法が最適だと、奏音さんには納得して貰えたようです。でも、砂粒の表面に付着する微生物をブラシのような口器で削ぎ落として食べているのが、ハクセンシオマネキなど干潟に棲むカニの仲間です。また、水槽のガラスの内壁にできたバイオフィルムを歯舌で掻き取って食べているのがイシマキガイやカワニナなどの巻貝です。自然のバイオフィルムは、天然の餌になっています。ここから、論点は、人間の口腔内の歯に形成される歯垢がバイオフィルムである話、その微生物を使えば地盤の改良核廃棄物の地層処分のひび割れ修復に使える可能性など、話題は延々と続きます(竹内記)。

*2 自然の状態を、ありのまま観察する・・という意図を文字や会話で外国人に伝えるには、どういう英語の表現があるのか・・と言う問題意識を絶えず持ってサイトの英文を眺めると、ハッキリした動機に裏づけされているので、その単語は「使える単語」として脳に格納されて行きます。試験のために無理をして詰めた単語は、試験が終わると直ちに記憶から消去されます。試験勉強の正体は、上辺だけの動機で進められる「一過性の学び」だから、ホンモノの学力に育たないのは当然の結果です。

サイエンスコース

最新の記事

月別でブログを見る

通信制高校のルネサンス高校グループ > 学校 / 連携キャンパス等 > ルネサンス大阪高等学校 > ルネサンス大阪高等学校ブログ > 教員 > サイエンスコース > 「何を問われても応じる」全方位教育

最新お知らせ・ブログ4件

サイエンスコース

サイエンスコース

インフォメーション

サイエンスコース

 

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」
「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制から大学や専門学校の受験って大丈夫?」

資料請求はこちら
ネット出願はこちら
プライバシーマーク

ルネサンス高等学校グループは通信制高等学校です。
全国に3校(茨城・豊田・大阪)、キャンパスは7拠点(札幌・仙台・東京・新宿代々木、神奈川・横浜・豊田駅前・広島・福岡)展開しており、全国各地から生徒を受け入れております。

Copyright © ルネサンス・アカデミー株式会社All Rights Reserved.

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制高校から大学や専門学校の受験って本当に大丈夫?」

資料請求
いますぐ出願したい方はコチラ
パソコン・スマートフォン・タブレットから簡単出願!!
検定料は、クレジットカード・コンビニ決済で!! 24時間受付中
ネット出願

通信制高校への入学・編入転校をお考えの皆様へ

ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城豊田大阪)、7拠点(札幌仙台東京・新宿代々木神奈川・横浜愛知豊田名古屋広島福岡)に連携キャンパス又は受付相談センターを置く広域通信制高校です。 どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。 一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。 ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、今年で12年。卒業生も1万人を超えております。