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"Most Likely to Succeed"_上映・討論会(2018年08月19日)

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"Most Likely to Succeed"_上映・討論会(2018年08月19日)

"Most Likely to Succeed"_上映・討論会(2018年08月19日)

本日、関学梅田キャンパス(Me RISE)を会場にして、映画"Most Likely to Succeed"の自主上映会及び討論会に参加してきました。映画そのものは一度、職場研修で視聴しています。が、一般の教育に関心のある方々が、今と言う学校教育の変革期に果たしてどのような受け止め方をするのかを知りたかったのです。

立食形式の懇親会までセットになっていたため、親しく知り合えた教育関係者の方もいました。うち一人は、学校教育の中に何か新しい価値観を見い出せないか模索してきた公立中学の教員の方でした。実は、もっと多くの同じ考えを持つ教育関係者と知り合えるものと期待して行きました。ところが、概して煮え切らない人々が一杯でした。関心があることと、実行に移すこととは、全く別だからでしょう。

結局、間もなく入試制度からして変わりそうだ・・という最近の風潮の中で、重い腰を上げ、新しい教育の流れを知っておくか・・という感覚の人が多かったようでした。つまり、今までのシステムと共存できないか、一部だけ取り入れることで折り合い付かないか・・辺りが聴衆(大半が教員)の心中なのだろうと私は実感しました。

映画のストーリーの中で、感銘を受けた箇所について、全体のストーリーをグラフィック化した中で各自が付箋を貼っていくワークが最初にありました。ものの見事に、私は「逸れオオカミ」となりました。私にヒットした場面と多くの聴衆をヒットさせた場面が、全く食い違ってしまったから愕然としましたね。

私の着目した点は学校で不適応に陥った小学校4年生くらいの少女が3者面談で、子どもを説得しようと画策する教員と母親を前に、大人に不審の目を見せる場面です*1。実際、映画ではこのシーンで聴衆を注目させるナレーションが入ります。不登校・中退者を受け入れる通信制高校にあっても、概ね小学校4、5年の頃に共通して難関期を迎える*2ことは明らかでした。今回、日米でも共通していることを知り、私はとても驚きました。

*1 私自身、この場面での対処は人が生きる姿勢の「取り引き」であり、人生の「分水嶺」だと見ています。実際、病んでいる生徒は、この場面を直視できません。本心を譲り渡してきた証拠ではないかと、見ています。また、子どもに迎合することを強要する大人も先に譲り渡してきた過去を持ち、吸血鬼ドラキュラが次々と人の喉を噛んで仲間を増やしていく様相を呈します。

*2 ちなみに私はこの難局をどうやって乗り越えたのか振り返ってみたのですが、答えを発見しました。「授業を聞いてテストで回答する」活動がつまらなく思えたのでしょう。私自身は当時、マンガを描くことに熱中していて、授業で教わる内容を全てマンガのネタにしようと「我田引水」で授業を自己都合で変換させて、受けていました(いわゆる"落とし込み"作業)。つまりインプットは共通でも、私の中でアウトプットは独自の創作でした。それでも"自分ネタ"として授業が聞いていた私は、我慢して聞くよりもテストで良い成績を収めました。

中学に入ってからは、マンガのストーリーに迫真性を持たせるため科学的な根拠を固めたく科学クラブに入り、実験的な研究に着手しました。結果的に、私はマンガを創作する代わりに研究成果をレポートやプレゼン(当時はスライド)として表現する行為に置き換わって行き、いわば作品の代わりに論文を書き、創作家としてデビューする代わり論文発表していく創作スタイルへ変化して行ったのです。

私の中では、常に自分の興味が中心軸にあり、定期試験も入学試験も到底、最終ゴールなどではなく、通過点に過ぎない行為でした。だから常に試験が終わると、「これで自分のホントの勉強ができる」と喜べたことが常でした。私は何の疑問もなく、学業成績に一切、振り回されることもなく、研究者として認知されるための学歴(厳密には、修士号や博士号の学位)が必要なだけでした。従って、嘘偽りなく卒業する大学名も、正式な学位であれば研究者となる資格としてどこでも構わなかったのです。

公務員(都庁職員)となったのも高専*3から高校へ降りてきたのも、世間の評価が基準なのではなく、修士及び博士の研究で一点ばかり掘り下げるだけの「蛸壺」的な活動に辟易とし、幅広く知りたい&活動したいという欲求に任せて行動した結果です。新設の通信制高校という世に言う底辺校を好んだのも、進学校や名門校と違い過去の栄光に引き摺られる必要もなく、新規開拓できるからに他なりません。

*3 高専は15歳に高等教育を授けることができる世界でも比類なき校種だったので、大いに期待して着任しました。そして、自分の裁量権の範囲内では思う存分、いろいろなトライアルを試みました。が、全体に波及させることは難しいと知り、そこで得たノウハウを持って、新設の通信制高校に理想の教室を作りたいとして邁進してきたのです。それが、2014年に開設した恐らく無類のサイエンスコースでした。

今日の聴衆の大半が、映画後半のHigh Tech Highの具体的な活動に目が行ったようです。私には活動の内容や規模が違えども、私が取り組んできた活動内容と大差ありませんでした。従って、興味の中心は子どもが学校教育の何処で大人の仕組んだ路線から脱線してしまうのか・・でした。それが、小学校の4、5年で始まる「生きる」ための学びから「学び」のための学びへのシフト*4であり、 そこに「大人たちのご都合主義」が隠されている核心部分を映画は見事に炙り出していました。が、そこへ注目した参加者は私一人、だけだった・・というオチでした。若干の方々が私の言動に着目してくれて、彼らと親しくなれたことが関の山だったのかと思います(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*4 High Tech Highの本質は、授業と試験とで回していく「学びのための学び」を「生きるための学び」に是正する活動で、私が始めたサイエンスコースも全く同じ原理です。研究発表も「手段」として利用しているだけで、「研究」のための学びなど、どうでも良いコトなのです。ゴールは生徒を「生きる」ための学びへと復帰を支援する行為です。その手段は正直、小説でも、イラストでも、同人誌づくりでも、演劇でも、生徒が夢中になれるものならば、何でも構わないのです。ただし勉強のための勉強では、教員が食っていくために生徒の犠牲強いるので私は欺瞞と見ます。ここが、学校教育の病根です。生徒の1年間と教員の1年間では、重みがまるで異なるので、教員は生徒を犠牲にすべきではありません。あくまで生徒が主体であり、教員は生徒に対し「陰の奉仕者」役に徹するべきだと考えています。

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画像・上段左:上映会オープニング場面、同・上段中High Tech Highの紹介画面、同・上段右:グラフィッカーの手になるストーリー絵巻の冒頭、女の子が見せる大人に対する疑いの眼差し(私自身は、本作品の「重心」と捉えてます)、同・下段左:ストーリーの絵巻を取り囲む人々(私が注目した論点に注目した人は皆無でした;「生きるための学び」が「学びにための学び」へ化けることが核心部)、同・下段右:2グループで討論中(私たちのグループに、最年少で中2の女子生徒*5がいました)。

*5 彼女の真摯な参加動機は、「何を学んだら良いか分からない」・・と言う若さから来る悩みでした。従前の学校教育カリキュラムはこのような学習者のナマの声に応える準備がされてません。ただ、入試があるから四の五の言わずに「受験勉強をしなさい」が偽ざる真相だったと言えます。以前から「棚上げされてきた」問題ですから、そろそろ何とかしてあげないと日本の大人として恥ずかしいことです。

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