挑戦して成長するサイエンスコースの学び(2018年11月24日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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挑戦して成長するサイエンスコースの学び(2018年11月24日)

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挑戦して成長するサイエンスコースの学び(2018年11月24日)

挑戦して成長するサイエンスコースの学び(2018年11月24日)

教育デザイン室長の竹内です。日本の入学者選抜(いわゆる入学試験)の点数至上主義*1が長年、ミス・リードしてきた結果かと思われますが、完成された姿が望ましいものだと保護者も生徒自身も一律に錯覚してしまっているように感じます。しかし、学校教育で肝心要なのは"伸び代"、すなわち、自分自身が成長していくことの喜びであり、それが次への挑戦を促す「効力感」を生みます。

*1 海外の入学者選抜ではペーパー試験の結果を参考にはしますが、数字に人間の鑑識眼の代わりをさせる無定見な制度を導入してません。数字が決めた生徒を教えたい教員など、合理性を尊ぶ諸国ではいないからです。

サイエンスコースでは、試験の点数や成績に振り回されないよう研究発表会や懸賞論文などへ積極果敢に挑戦して貰うことで、生徒の成長を促すよう教育をデザインしています。3月に卒業した卒業生の中に1年か1年半程度しか同コースに在学していないのに、振り返って見ると3年以上もの長い付き合いではなかったのか、と錯覚するほど濃密な人間関係が構築できた*2ので驚きました。

*2 不思議なことに通信制高校の通学コース(オプション)ですから毎日、授業をこなすスタイルとは異質ですから、活動には密度の濃淡があり、決して"均等割付"ではありません。しかし、振り返ると想い出が盛り沢山で(サイエンスコースの過去のブログを遡って戴ければ)活動記録のポートフォリオそのものだと言えましょう。

しかし、このような親密な関係も様々な挑戦の機会がある度、ハードル競技のように跳ぶことによって獲得していく達成感がエンジンとなるのであって、挑戦を諦めたなら成長できる機会を自ら逸する原因になります。

昨日、生徒研究発表会が大阪市立自然史博物館講堂(長居公園内)で開催されました。何と今年、70回目の歴史を刻む由緒正しい大阪府に在学する高校生たちが集う舞台です。ルネサンス大阪高校からは、3年生の後藤大空くんと1年生の今村奏音さんが登壇しました。ルネ大阪は2014年の開校以来、毎年「活動紹介」部門でエントリーしており、動画出演したカノンちゃんと編集担当した大空(ソラ)くんの2人に今回、託されました。

初めての発表は完璧である必要はありません*3狙いが「ああすれば良かった。こうすれば良かった」と想う振り返りにあるからです。従って「失敗したら、どうしよう」などと怯んでしまう人たちには、成長の機会がやって来ないことを学ばないとなりません(それは、それで一つの学びですが・・)。厳しいですが、人の道というのは、そういうものです。学校が本来、試験問題の解き方を教える場所であろうはずが、ありません。

*3 私は一度、"完全無欠な"口頭発表を試みたことがありましたが、想像を絶するほどつまらなかった覚えがあります。非の打ち所がない発表では本人も燃えず、聴衆も疑問を差し挟む余地がないから「あ、そうなの。」でオシマイです。生徒諸君は、そのような試みをしたことがないから単に気づかないだけだろうと思います。

通信制高校の言わば「オプション」であるサイエンスコースは、カリキュラム通りに進める課程を予定調和で進めている場ではありません。イベントを中心に随時、新しい挑戦に挑むことを通じて切磋琢磨していく精神修養する「道場」とも似ています。生徒の中には帰宅時「行って参ります」と口に出てしまう者が出るのも、あながち不思議ではありません。私共と似た教育実践を続けられてきた方々でしたら、きっと共感戴けるかと思います(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:長居公園の周回道路を会場へと向かう登壇者の2人(左:今村奏音さん、右:後藤大空くん)、同・上段中:発表前にナウマンゾウの展示されている講堂前のロビーで打ち合わせる生徒たち、同・上段右:展示室の翼竜のシルエットに重なるように映る筆者(演出及び撮影者はカノンちゃん)、同・下段左:登壇して発表中のカノンちゃんとソラくん(撮影は関大高等部・宮本裕美子先生)、同・下段右寺岡正裕会長から賞状を受け取るカノンちゃん(撮影者はソラくん)※当日のパワポ及びパネルのPDFデータを添えました。

付記:指導者として優れた素養を備えた後藤大空くんには今後、「動画編集者養成コース」のデザインを、今村奏音さんには自ら実践活動を続けながら「サイエンスライター養成コース」のデザインを進めて戴きます。サイエンスコースでは教科書に倣う学びは行いません。むしろ新分野を拓く側に立つ学びを進めております。必要な学びは、必要に迫られて自分で学び、それを教職員が支援します。そうでないと血肉にはなりません。

大空くんは、高校生がインタビューした動画を編集した実践活動をまとめた課題論文をある大学のコンテストに応募中です。カノンちゃんは年末の日本化学会近畿支部の中高生向け研究発表会で単身、口頭発表することになっています。これは、化学分野を志向していた岩田くんが2016ー17年と連続して開拓してきた発表の場を継ぐものです。バリバリのリケジョとは言えない、フツーの女子高生然としていたカノンちゃんの挑戦です。

課題に挑戦していく生徒と躊躇(逃亡*4)してしまう生徒と、同じ学校の中でどうして二分して行くのか教育関係者は答えを発見し、有効な打開策を見い出していく不断の努力が必要*5と思います。無論、当事者である生徒・保護者の協力が何よりも必要不可欠でしょうが、学校教育に課せられた使命かと考えます(竹内記)。

*4 恐らくは当該生徒にとって、学校教育の何処か(恐らくは教室)で、"冷ややかな"冷笑に晒された苦い経験があったのだろうと想像します。これは、同一ライン上で点数を競う学びでは、自分以外の相手を蹴落とすのが勝敗を決するので当然、予期されます。そこで弱者に対する配慮を考えよ・・など大学受験で聞いたこともありません。真実がどうであれ「弱肉強食」の世界観です。日本社会は、この仕組みで現在に至る社会の階層構造を作り上げてきました(その結末が、どのような展開であったのかは火を見るより明らかでしょうが)。教育関係者の間でも長く承認され、この階層の決定論の是非が問われた議論など私は寡聞にして聞きません。研究発表の骨子は、各々が未知なる問いを見い出し、各自で探究する独自の活動なので、正解が決まった問題で点数で序列化するペーパー試験などとは、全く比べることなど不可能な別格の知的活動だと断言できます。

*5 私が昨年度の後藤大空くん(2年生の頃)が単独で挑戦した口頭発表の光景を記憶する限り、決して巧みであったとは言えません。何より本人に不満が残ったことでしょう。しかし、大空くんはこの後、地元で大勢の人を相手に原稿なしでスピーチする経験に繋ぎました。その自信に裏づけられてか、今年の大空くんには堂々とした体格に見合った発言と、何より機転を利かす才覚が身についていました。初挑戦のカノンちゃんには、大空くんが体得した力が宿っていないことは明白でした。が、大空くんの後を追い、今回の洗礼を受けたので新たに新しい能力が付与されていくことに疑う余地はありません。人は挑戦するからこそ、成長するのです。

生徒のための研究発表会は体裁良く見せることが真の狙いではありません。それを通じて、生徒が成長していく成果が見られたからこそ70年間も続いてきたのです。人には、そうして人類の歴史の中に生きる実感を感じて欲しいと、私はそう、願ってます。気づかない人々は、果たしてホントに生きていると言えるのでしょうか? それでは先に生まれ生きてきた者の実感として、余りに時間も経費も、もったいないな・・と感じています。

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