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野生の「コオロギ捕獲」大作戦やりました!(2018年11月05日)

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野生の「コオロギ捕獲」大作戦やりました!(2018年11月05日)

野生の「コオロギ捕獲」大作戦やりました!(2018年11月05日)

以前、ヨーロッパイエコオロギ(略称、イエコ*1)を飼育始めました。爬虫類・両生類のエサ用に販売されている系統を購入し、飼育し始めたのですが、環境には留意してきたのですが、バタバタと死に始めました。

*1 英名は、"house cricket"。西南アジア(アフガニスタンからエジプトまで)の原産種がペットのエサ用に欧米で飼育され出した一品種。野生での越冬は難しいが、飼育環境では越冬できるように変化した様子である。

子供の頃、スズムシを繁殖させていた経験のある私は釈然としなかったので、野生のコオロギを捕獲して飼育してみることにしました。そうしたらバタバタ死ぬような事態にはならないので、商業的に育種された個体に特有の脆弱性(F1種)を彷彿とさせられたように感じます(飼育者の腕前の良し悪しかも知れません)。

ともあれ代替策として廃棄ペットボトルを加工し、中に誘引剤(傷んだバナナが効果的でした)を入れ、入口に滑り止めのフェルト布地をあてがい、草むらの地面に設置しました。

設置場所は、梅田の立体駐車場周辺の緩衝帯(バッファーゾーン)の草むら(1個体のみ捕獲)、加えて淀川・左岸(梅田寄り)の河川敷にある草むらです。日が暮れる頃になると、コオロギの鳴き声が聞こえていました。

通常、交尾の時期が終わるとオスはメスに食べられてしまい、メスが地中に産卵します。熱帯産のコオロギは季節に関係なく繁殖できるようですが、温帯産のコオロギは一部(カマドコオロギ)を除き、卵のカタチで冬越しし、僅かな水分を吸収しながら卵の中で発生(卵割)が開始され、春遅くに卵から孵化する生活史を持ちます(NHK for Schoolコオロギの一生』より)。

私たちが捕獲できたのは全て体色が暗い(黒っぽい)エンマコオロギ(卵で越冬)と思いますが、極く稀には小型のマツムシが掛かりました。マツムシは土の中ではなく、土手に茂る草の茎の根本に産卵する性質があるようです。河川敷で採取できた理由と符合します。マツムシより翅が退化したカネタタキは街路樹など、市街地の樹木上に登れる吸盤を持つ脚を持ち、朽ちた枝に産卵するようです。それぞれ進化し、住み場所や形態を進化させている様子が伺えます。分類学上は、いずれもバッタ目ーキリギリス亜目ーコオロギ科と同じ科(ファミリー)を形成する仲間です。

変温動物である昆虫類の冬越しは、大半の種類が卵で越冬する(植物の一年草に相当)タイプですが、一部にツチイナゴ(トノサマバッタと酷似)のように生活史が半年分、ズレて1年の中で季節を棲み分けていたり、納屋や市街地などの寒さを避けられる場所に適応して成虫のまま越冬する一群も出現しています。生物進化は過去の出来事でなく、現在進行中であると捉えることができます(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:梅田の立体駐車施設の緩衝帯の草むら内にトラップを設置する今村奏音さん(1年)、同・上段中:草むらに仕掛けたコオロギ捕獲用トラップ、同・上段右:黄昏時の淀川風景(卒業生3名が入賞した組写真作品を撮影した淀川河川敷で捕獲作戦を展開中)、同・下段左:ハクサイを摂食中のエンマコオロギ個体、同・下段右:トラップに掛かってしまったマツムシ個体(産卵には植物体を飼育環境に加える必要がある。)

付記:昆虫の中でも、コオロギは次世代の食料(及び餌料)候補として有望視されている栄養価の高い生きた(すなわち再生産が可能な)生物資源であると注目されている。かつて原生生物(プロチスタ)のミドリムシ(ユーグレナ)が認知されたように、今は違和感を持たれているコオロギに対しても我々の社会常識が覆っていくのかも知れない。

コオロギを水産餌料として注目してベンチャー(ECOLOGGI)を興した若者も出現し、大学発のプロジェクトで人類のための食用化も進められている(フタホシコオロギ*2食用化プロジェクト、徳島大学)。

*2 エサ生物としての、ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)とフタホシコオロギを比較したサイトもあります。

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