「教わる」場から「創造する」場への進化(2019年01月25日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「教わる」場から「創造する」場への進化(2019年01月25日)

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「教わる」場から「創造する」場への進化(2019年01月25日)

「教わる」場から「創造する」場への進化(2019年01月25日)

本日(25日)午後、昨年創立100年を迎えた府立高津(こうず)高校・記念館同窓会室で第47回会員研究発表会が開催され、7題が口頭発表されました。プログラムの演題で明かなように今回、教授方法(pedagogy)に絡んだ内容が多く、ようやく学校教育が変貌する機運にあることを如実に反映しています。

会場となった高津高校は、「自由と創造」という教育理念を掲げ、それを受け100周年記念に府立高校初のアクティブラーニングに対応できる施設『KOZU Creative Lab(クリエイトラボ)』を設けたことがホームページ上で記されています。小学校や中学校は教員が児童・生徒に対して「教える」活動が主体になることに異論ありませんが、高校は小・中学校の規模を単に大きくさせ、学習内容を高度にしただけでは意味を為さない*1のではないでしょうか?

*1 高校は事実上、中等教育のターミナル段階に位置し、大学や社会へ出る最終段階の仕上げ(次への準備)をするべき大切な成長期でもあります。それを大学入学選抜(合否)だけに焦点を当ててきた過去40年間に及ぶ受験偏差値を指標とした高校教育は、大きく見直さないと手遅れになることは必至だろうと思います。

私の演題『汽水産イシマキガイ由来"腸炎ビブリオ様"の寄生生物』は一見、実験的な研究報告に見えたかも知れませんが、私の真意は「定説」が一度、固定化されてしまうと容易には覆せない*2不条理さを秘めている・・という実例で問題提起する趣旨になっています(パワポ・データのPDF版はコチラ)。 

*2 今回の論点は希少というワケでありません。特に、実務を見渡すと日本では試験方法や設計指針に、明らかに誤りが訂正されないままでいるケースが目立ちます。入試選抜の影響で「正解」を絶対視する観念を社会が引き摺ってしまっているからでしょうか。定説とか公定法も時に検証しようとする "critical thinking" の精神が求められます(後からと不適切だった論文もあれば、私もその種の軽微な間違いを犯した経験があります。間違いは付き物ですから、活字になっている内容を丸ごと信用することなど、学識経験者はしていないはずです)

今後、高校教育が長年の「暗記勉強」や「正解主義」から卒業し、生徒も教員も伴に自分で考え、自分で正解を探し出そうとする真の学力観を育んで行く道へ舵を大きく切ってくれる機運に期待したいと思います。その方が、当事者は間違いなく楽しめます*3し、能力も向上し、社会的な実益も生まれてくる道理なのです。

*3 入試問題の採点業務ほど、退屈な仕事はありません。単に模範解答と照合するだけの単純作業だから・・です。出題範囲に対し、実際に出題できる比率は何%なのでしょうか? 合否のボーダは小問の1つ程度の僅差でしょう。少なからずサンプリング・エラーを伴っているはずです? 長文の筆記式(英国のGCSEやAレベル試験など)ならば、書かれた文面をひと目見たら、どの程度のポテンシャルの持ち主が書いた文面かは結構、的中するはずです。

学校が「教わる」場から価値を「創造する」場へ進化していくことで、生徒たちの自己効力感も疑うことなく高まるだろうと私は大いに期待するものです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:eポートフォリオで「関連性」を見い出す教育実践を報告する岡本元達先生(大教大附属高・池田校)、同・上段中:3Dプリンタで骨格標本のレプリカ作成(画面右下のハメコミは、アライグマの頭骨)を発表する根岩直希先生(府立桜塚高校・定時制)、同・上段右:第5席目の竹内の発表パワポ画面(最初と最後のスライド)、同・下段左:駆虫剤を試験していたら・・細菌が炙り出されてきた、同・下段右:大阪府下の指標生物調査(異なるメッシュサイズで見たアメリカザリガニの分布)を報告する大阪府高校生物教育界の重鎮・木村進先生(府立泉北高校)の報告*4

*4 今回の報告内容で興味深かったのは、生徒の爬虫類(特に、ヘビやトカゲ)に対する嫌悪感が大幅に過去の調査と異なって緩和されてきた点で、爬虫類をペットにすること(さらに爬虫類と触れ合うカフェ)が流行してきたからではないかと考察されていた。全く同意である

付記:今回、初めて公式の研究発表の席で、スーパーサイエンスコースを改め、アート&サイエンスコースを試験的に名乗ってみました(正式な名称変更は新年度を予定しています)。やはり理科の成績が良かったり、サイエンスの知識が豊富であるコトと、実際に自らが問題提起し、探究活動を通じて新しい知見を構築していく世界はサイエンスとは言え、限りなくアートのごとき創造性の発露が求められるからです。正解がない未知の世界を探索する能力は、まさに真っ白な状態の画用紙やキャンバスに作品をカタチ作っていく創作活動と酷似しているからです。違いがあるとしたら、サイエンスでは実験に基づく行為を中心に据えなければならない手間を要する(逆に、実験的な裏づけが決定打となる*5とも言える)という一点くらいの差です(竹内記)。

*5 アート分野では多少なりとも評価がバラつくリスクが伴うが、サイエンスはデータに語らしめるので「ハズレのない宝くじ」と言う利点もある。しかし、「ゼロから新たに価値を生み出す」点が共通しているのである。

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