学校を変えるプロジェクト学習が持つ効果(2019年01月26日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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学校を変えるプロジェクト学習が持つ効果(2019年01月26日)

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学校を変えるプロジェクト学習が持つ効果(2019年01月26日)

学校を変えるプロジェクト学習が持つ効果(2019年01月26日)

本日(26日)午後、梅田(JR大阪駅南側)の貸し会議室で今年度、最後のエネルギー環境教育・関西ワークショップ研究会が開催されました。私は今年度から会員として登録し、北海道(幌延)の核廃棄物の地層処分実験施設の見学へ便宜を図って戴いたり、大阪府立大学が主催した「放射線サマークラス」への初参加(及び放射線量計の借用など)に加え、新しい領域を開拓する上で主催団体の(株)原子力安全システム研究所(福井県)の方には、何かと助けられてきました。

今日は「エネルギー教育モデル校」に選定された教員からの実践報告を中心に、5件の報告がありました。ユネスコ・スクールの場合と同様、ルネ大阪の生徒らが概して積極性に乏しいため学校全体の取り組み活動とするには難があります(例えば、『写真甲子園』では3名を集めてチームを編成しないと応募資格を満たせません)。

しかし、今日、5件のうちの一つ、八尾市の小学校で、エネルギー教育をきっかけにして、学校が大きく変わった事例をご報告戴きました。全体の指揮を執っている山野元気教諭の牽引力たるや、見事な力量だと感心しました。彼が知っている教育の本旨は、願わくば児童の心の奥底に眠っていた「自己効力感」*1を引き出す活動だと思われます。山野先生の型破りな活躍ぶりに感銘を受けましたので、ご紹介いたします(2011年の記事)。

*1 「やれば何とかできる」との手応えが「効力感」であり、人に「やる気=意欲」をもたらします。その反対が「無力感」で「やっても意味がない=ヤルだけ無駄」の意欲を削ぐ方向性です。どちらかと言えば、ルネサンス高校には前籍校で「夢破れた」生徒が多く転校してくるため、劣勢を挽回するように立ち直らせるのは容易ではありません。中でも「学習性無力感(learned helplessness)」は米国の心理学者のセリグマンが実証した「無気力犬」を作る実験がつとに有名です。マーチン・セリグマン教授は後に心理学会の会長も務め、米国の高校体育教師のルータイスが編纂したコーチング・システム「PX2」完成に力を貸したそうです(セリグマン教授が登壇しているTEDトークのYouTube動画)。

その骨子は、児童が「◯◯なんて、できるわけないやん!」と言う弱い心を山野元気先生は「やってみなくちゃわからない!」との呪文で封じ、当初、夢のように思えていた願望を次々と叶えさせて行く魔法です。私も高校生相手に個別に似たような企てを試みてきたので、正面突破していく彼の冒険的な達成感に納得できます。

山野先生の実践プログラムは徹底していて、1)ビオトープ池を作ると、2)雨活(あめかつ)アイデア・コンテスト(ライオン主催)に応募し、全国一位(団体奨励賞・小学校部門)に輝き、3)ビオトープでホタルを飼育する活動へ繋げ、「諦めなければ、夢は叶う」とモットーに公立小学校初のクラウド・ファウンディングなどを破竹の勢いで成功させ、支援金だけでなくプロジェクトへの協力者を獲得して見せました*2

*2 山野先生の発想や実践が、もともと「型破り」であった背景は、自分のクラスを「独立国」に見立てて学級運営を行ったとの逸話が残されています。このような教員であれば、多感で無垢な小学生の児童には強烈な感化力を及ぼすのは当然の帰結でしょう。同じ教育者として、見事という他はありません。

彼のまばゆいばかりの若さが光った実践報告に対し、ベテランの教員と思しき方々から「原発問題はデリケートです。」とか「おばさんという表現は問題になり得る。」など、幾つか若年者を思い遣る助言が寄せられました。確かに転ばぬようにとの親切なアドバイスと受け取れなくもないのだが、彼の「持ち味」である若い勢いを削ぐ面が、幾ばくもないと言い切れません(彼の実践を強く後押ししてあげたい気持ちで私はコメントした)。

従来の枠組みに囚われたままでいては、社会進化はあり得ません。「百匹目のサル」と同様、日本の教育を変えるには、若い力とそれを守る仲間の2つが必須と痛感しています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:実践事例報告「学校が大きく変わった!」、同・上段中:雨水利用コンペに挑戦、同・上段右:会議室への案内板、同・下段左:クラウドファウンディングにも挑戦、同・下段右:山野元気先生の口頭発表(左側);3枚の鮮明な画像は当日、配布された資料(パワポ)による。

付記:プロジェクト学習(Project-Based LearningまたはProblem-Based Learning; PBL)には、通常の授業や試験と次元が異なる教育効果が生じることが期待できる。山野先生は既存の「エネルギー教育モデル校」のスキームを上手に利用し、ステップアップを繰り返しながら、児童を成長に導く(自信が形成できる)ようにしていることがわかる。現在、国の「エネルギー教育モデル校」事業は打ち切られた状態にある。山野先生のプレゼンには、これだけの教育効果があるのだから是非、復活して欲しいという「祈り」にも似た「想い」すら感じられた。具体的な教育実践活動に熱い「想い」を重ねる姿勢が、願望を次々と具現化させて行く秘訣だと見ている(竹内記)。

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