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「環境保全クラブ」で野外活動を通じた学び(2019年06月01日)

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「環境保全クラブ」で野外活動を通じた学び(2019年06月01日)

「環境保全クラブ」で野外活動を通じた学び(2019年06月01日)

「環境保全クラブ」顧問の竹内です。導入したばかりの哺乳類(パンダマウス)や両生類(メキシコ・サラマンダー)の毎朝の世話を済ませ、城北ワンドのイタセンネットの定例保全活動の場へ合流しました。

現地では加わって間もない奥村諒くん(3年)が、先頭に立って地引網を投げ入れる役目を果たしていました。元体育会系らしく、身体が動くのが信頼を勝ち取るコツだろうと思います。もうベテランの中に交じって早くも違和感がありません。新しい集団*1に溶け込んで行くセンスの良さは、抜群と思います。

*1 その対象とする集団と当事者との間で、"相性が良いか否か"という前提条件は自ずと付きまといます。

人は顔かたちが違うように、持つ能力や感覚も多様さに満ちてます。それを「単一」のペーパー試験で仕分け、序列をつけるがごとき単純な作業を行い、それを「学校教育」と称してきました。それが、どれだけ愚かな行為であり、どれだけの人心を殺(あや)めてきたのかを、まだ気づいてない学校関係者には顧みて戴きたい。

学校という「牢獄」のように閉ざされた密室から飛び出し、人が地域の人々の役に立つことで人として認められていく「効力感」・・。これが人が学んで成長していく「原動力」であるべきでした。学校から逃亡する生徒ら(不登校・中退者)の大半が、単一の軸で裁かれてしまっているだけと、私は思います。

「生徒の成長」という教育の原点に立ち返るべきです。人の「基盤整備」上に知識が来るべきだからこそです。

今回、奥村くんはボートに乗って地引網を張る作業を体験したことで、網の構造や魚類を捕獲する仕組み教科書を通じてではなく身体で理解できたと思います。試験で出るという「不純な動機」で決まった正解を覚え高得点を得るのを「学校の勉強」としてきた固定観念こそ、学校が犯してきた痛恨の過ちでしょう。学校への不適合者が輩出し、国力が衰退していくのは至極、当然です。そうならなかったら逆に、不自然極まりますから。

今回、ブラックバスの成魚は捕獲されませんでしたが、最大級のカムルチー(ライギョ)が捕獲されました。この事実は、平素の保全活動で魚食魚であるバスの個体数が削減できている裏づけだと思います。また、カムルチーは物陰に潜んで獲物が通るのを待って捕食する "待ち受け"タイプ*2 の魚食魚なので、生息環境の条件次第では在外魚に対し深刻な脅威(捕食圧)を与えてないのではないか、という見解もあります。

*2 ちなみに最近、理科室に来たメキシコ・サラマンダー(ウーパールーパーの原種)も、ジッとしたままで、ほとんど動きません。が、生きたコオロギが近づくと別人のような動作を見せ、捕食行動をします。

なお、今回捕獲したアユ(在来魚;ワンドに陸封されている可能性もあり)には、外部寄生虫として甲殻類(カイアシ類と呼ばれるケンミジンコの仲間)のイカリムシが体表に寄生している様子が複数のアユ個体で確認されました。遡上したアユを待ち受ける自然は、過酷で手厳しいものです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

❏ イタセン活動を通じた学び(3年 奥村諒) 徐々にイタセンネットの活動にも慣れてきて、自分の役割や行動を客観視できるようになってきた。そんな中で、2つの嬉しい変化が現れた。

1つ目は、今回、操舵担当の内藤さんが当たり前のようにボートに乗船時につける救命胴衣を渡してくれたこと。前までは誰がボートに乗るかを決めていたので、自分が認められた感じがしてすごく嬉しかった。

2つ目は、自分自身の態度が変わった。いつもと視点を変えようと思い、積極的に「色んな人と話をする」という目標を立てて活動をした。そうすると、前に比べて相手から受けいられてる雰囲気、と期待されている雰囲気を感じた。今までにない雰囲気だったので、その変化がとても嬉しく思えた。

この2つの変化から自分で積極的に行動すれば、それに応じ環境や状況は変えて行ける*3のだと感じた。イタセンネットを通して、成長とはどういう感覚か、新たな集団にどの様に接してゆくかを学べている。この感覚や学びを自分の糧として、様々な場面で応用していきたい。

*3 奥村くんが実地で体得したカラクリを、先達らはどのように解釈し、どのように実践すれば良いのか、注意深くキーワード(例として、「自分を変えることが第一」)を選択し、ネット上から探すと、各自で見つけ出すことができます。自ら問いを立て即、他者の考えを知ることができる、便利な時代になりました。

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画像・左:地引網をボートから両手で投げ入れる奥村諒くん。地引網は長辺の上端に浮き(左側の破線)が、下端に重り(その右隣の破線)がつけられており、水中で網の壁が設けられ、魚類群集を包囲して(底は抜けているので、底魚などは逃れやすい)、最終的に袋状の部分に追い込んで捕獲する。同・中:最大級のカムルチーを掲げる河合典彦先生、同・右:アユの体表に喰らいつく外部寄生虫のイカリムシ。矢印で示した2箇所に寄生している。粘液層(mucous layer)に血が滲む場合もある(下方の矢印)。

付記:学校制度が整った結果、教科書や教師から学ぶものだとする「教わり癖(=教えてくれるのを待つ癖)」が生徒にビッシリと染み着いてしまっている怖さを実感している。不登校歴の浅い奥村くんの長所は学校に通えて約束を守れることであるが、皮肉にも「教わり癖」を取り除く方法としてイタセンネットへ参加し、身体を動かしながら学ぶ活動を通じて"reactive"な姿勢から"proactive"な姿勢へ変わって貰うことを試みている最中である。無論、運動部にいた彼には造作もないことであるが、実は机上の学びだって本来、野外で実地で体験しながらに学ぶのと全く同じ要領だと自分で気づいて貰う効果を意図している。

今日、私自身も類塾・野田駅前教室の「探求科」教室(無償提供)に参加し、先に参加していた奥村くんや奏音ちゃんが類塾の講師陣から、学びへ向かう姿勢の面で好意的に評価されているのを知って嬉しい。それこそが私の狙いで、微に入り細に入り、完成を目指すのは学習者本人しかあり得ないのだと信じる。ただ、私は個々の生徒が各々に見合ったルートで各自のゴールへ近づけるよう必要な舞台 *4を用意し、適切なアドバイスをし続けたいと思っている。

*4 生徒によって何がハズレで何がアタリなのか、これは試してみるまでは誰も解りません。私の指導方針は、「坊主めくり」のように手当たり次第、鉱脈に突き当たるまで掘ってみることです。社会へ出る一歩、手前の高校時代は刹那的な受験勉強ではなく、自分の将来設計を始める時期にきまっているじゃないですか(逆に、何をしていいのか解らない人が大半です)。生徒によっては「自分もやればデキる」と納得してしまって、その先へ歩もうとしない場合もあり得ますが、本人の意向であるなら、それも一つの到達点だと私は捉えています。一度でも成長を体験した者ならば、最良の時期に自ら気づいて歩み始める日が来ると、そう信じているからです。

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