実験動物としてカメ(爬虫類)が到着っ!(2019年06月12日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

実験動物としてカメ(爬虫類)が到着っ!|通信制高校のルネサンス高等学校

メニュー
 

大阪

実験動物としてカメ(爬虫類)が到着っ!(2019年06月12日)

アート&サイエンスコース

実験動物としてカメ(爬虫類)が到着っ!(2019年06月12日)

実験動物としてカメ(爬虫類)が到着っ!(2019年06月12日)

アート&サイエンスコースでは、新しい探究学習の領域として動物行動学(心理学にも近い)を開拓するため脊椎動物を導入してきています。現在までに魚類、両生類、哺乳類を導入済みです。地球型生命は基本的には単一起源であり、中でも脊椎動物は一軸(同一線上)で進化してきました。共通の祖先(コモノート)を持っていると考えられます。

こうして一揃え(鳥類は未導入)理科室で観察してみると、魚類の動作がとても俊敏であり、"記憶力"も達者なのが感じられます。餌コオロギを3日に1度でしのいでいる両生類など、無駄に動き回ることはなく、餌をジッと待って捕食する時だけ俊敏になる(が、時にはドジでもある)獲物"待ち受け型"の生活様式なのだなと、観察していてわかります。

カメは呼吸も遅く、ノンビリしている分、長命です(逆にハムスターなどは呼吸も早く、短命です)。クサガメで60年ほど寿命があるそうです。

今回、理科室へ来たのは、クサガメ(甲羅の長さ:45mm、野生捕獲 wild capture;WCと略称)4匹に、ニホンイシガメ(純国内種)のベイビー(甲羅の長さ:38mm、飼育繁殖種 captive-bred;CBと略称)が1匹サービスで添付されました。調達先は関東地方の専門業者から譲渡として先方から無償提供されました。仔魚・稚魚の初期餌料として好適なインフゾリア*1(後に、ワムシと判明)やミジンコの試料2点も同梱され、当方が検鏡・鑑定を依頼されました。

*1 インフゾリアは、ド・クライフ著『微生物の狩人』やワシリコフ著『微生物界の探検』の古典的な名著の中で自然発生説の議論の中で登場してきた用語で、自然発生してくる微生物群集(主に繊毛虫類)の総称だったかと記憶します。歴史上は死語となったはずですが、魚類繁殖家の間では今でも使われている言葉のようです。

変温動物で昼間に活動する爬虫類には室内での飼育に紫外線ランプも必須となるので、試験的に導入しました。カメが"日向ぼっこ"するように"甲羅干し"している生態とも関連します(国会図書館協同構築サイトより)。

餌料生物に関してツボワムシは鑑定できましたが、ミジンコについてはサイズの大きさからオオミジンコが混在していることは確かだが、継続飼育して行かないと脱皮回数が少ないためサイズが小さいのか、それとも別種なのか鑑定が難しいと感じました。どうも野外で鶏糞や飼料*2を投入して自然発生したものらしい。さすがはプロです。優れた増殖用餌料生物を確保されていることがわかります(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*2 海水魚用の飼料の中に汽水産シオミズツボワムシの耐久卵が混入していた可能性があります。汽水域は幅広い塩分濃度の変動に晒されるため、海水から真水まで広範囲の塩分濃度の振れ幅に適応できる(広塩性)と考えられます。今回の系統は耐久卵も形成するタイプなので、系統を維持するのにも有利だろうと見込まれます。

画像・上段左:紫外線ランプ(UVB+UVA)の下で日光浴をしているクサガメ*3同・上段中:ニホンイシガメのベイビー(盛んに逃げ回ろうとしている)、同・上段右:カメの甲羅干しを室内で再現するための紫外線ランプ、同・下段左:ツボワムシ付着肢が隠れた状態、同・下段右:付着肢が現れた状態(位相差対物10倍)。

*3 日本の在来種と思われてきたクサガメも、中国・朝鮮・台湾から渡来した種であり、日本古来のイシガメとの交配も進む懸念があるとされています(一度、地理的に分化した種同士が再び遭遇し、会合している状況なのかも知れませんが・・)。

付記:以前、人工繁殖させたカネヒラの仔魚を飼育していて初期餌料に困っていたことがありました。それが、思わぬことからカメと一緒に舞い込んで来たと言うワケです。一緒に来たミジンコ*4もシャーレの中で勝手に繁殖するほど使い勝手の良さの片鱗を覗かせています。シオミズツボワムシの耐久卵は飼料中に、そしてオオミジンコの耐久卵(休眠卵)は遠く中国大陸から風に乗って耐久卵が飛来してきたのだろうと推測できます。オオミジンコ(Daphnia magna)は、れっきとして外来種ではありますが、空から飛んで来る分には防ぎようがありません。耐久卵には暗褐色のメラニン色素が沈着し、空中を移動中に紫外線による被害が軽減されるようなカラクリになっています(竹内記)。

*4 日本に昔からいたと思われてきたミジンコ(Daphnia pulex)も、元を辿ると北米に起源を持つ系統であることが遺伝子解析した結果、明らかになったそうです(東北大学大学院生命科学研究科・占部城太郎教授ら研究チーム)。我々は今でも、種の分化と交雑のダイナミズムの最中にいるのかも知れません。

アート&サイエンスコース

最新の記事

月別でブログを見る

通信制高校のルネサンス高校グループ > 学校 / 連携キャンパス等 > ルネサンス大阪高等学校 > ルネサンス大阪高等学校ブログ > 教員 > アート&サイエンスコース > 実験動物としてカメ(爬虫類)が到着っ!

最新お知らせ・ブログ4件

インフォメーション

アート&サイエンスコース

ルネ大阪広報

インフォメーション

 

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」
「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制から大学や専門学校の受験って大丈夫?」

資料請求はこちら
ネット出願はこちら
プライバシーマーク

ルネサンス高等学校グループは通信制高等学校です。
全国に3校(茨城・豊田・大阪)、キャンパスは7拠点(札幌・仙台・東京・新宿代々木・豊田駅前・広島・福岡)展開しており、全国各地から生徒を受け入れております。

Copyright © ルネサンス・アカデミー株式会社All Rights Reserved.

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制高校から大学や専門学校の受験って本当に大丈夫?」

資料請求
いますぐ出願したい方はコチラ
パソコン・スマートフォン・タブレットから簡単出願!!
検定料は、クレジットカード・コンビニ決済で!! 24時間受付中
ネット出願

通信制高校への入学・編入転校をお考えの皆様へ

ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城豊田大阪)、7拠点(札幌仙台東京・新宿代々木愛知豊田名古屋広島福岡)に連携キャンパス又は受付相談センターを置く広域通信制高校です。 どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。 一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。 ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、今年で13年。卒業生も12,000名以上です。