"ハンズオン"で生徒と学ぶ標本&郷土作り(2019年06月30日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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"ハンズオン"で生徒と学ぶ標本&郷土作り(2019年06月30日)

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"ハンズオン"で生徒と学ぶ標本&郷土作り(2019年06月30日)

"ハンズオン"で生徒と学ぶ標本&郷土作り(2019年06月30日)

昨日(29日)の午前、朝から生徒1名と京阪「香里園」駅の改札口出口で待ち合わせ、大阪府の試験研究機関の一つ、生物多様性センター(旧水生生物センター)のサポートスタッフ講習に参加しました。当コースでは、過去に数え切れないほど在校生や卒業生を誘って参加させて戴いてきました。

保護者や教職員は、学校の授業と試験が人を育てるものだと信じているかも知れませんが、時代は今、「ハンズオン(hands-on)」が主流になるべきです。昔の貧しかった時代は学校という「場」がマトモに機能していたのかも知れませんが今や、ネット動画はもちろんのこと、各種の団体が提供する学びの場が無数にあります。むしろ日程調整に悩む程です。そこでは学校の教員*1以上の専門家(実物に触れた経験をしたことのある方)が直々に伝授*2してくれます。

*1 学校の教員はスポーツや音楽等で言うレッスン・プロ(さらにレッスン・プロにも値しない・・とする厳しい見解もアリ)であって、その道で通じるプロではありません(学校の教員でもプロとして通用する高いレベルを維持している方がいることも稀にいることを知っていますが、学校組織内で往々にして敬遠されてしまうことが多い模様です)。

*2 「学校いらず」ってポータルサイトを作っちゃおかな・・と思い立ち検索してみたら多少、それっぽいのがデキ掛けていました(どうしても IT っぽいのが最近は多くて、地べたを這うがごとき汗まみれで泥臭い感覚に乏しいのが、今の時流なのでしょうかね)。

今回は、標本となる昆虫は主催者が提供してくれる・・と報じられていましたが、クビアカツヤカミキリのアルコール漬け標本が参加者に配られて納得できました(前回、卒業生のまーブルこと、新保雅史くんを誘って参加した時のコトが何と伏線でした;前があり後もある*3という推理小説みたくて、お役所らしからぬ企画案)。

*3 講演会&現地見学会として、『特定外来生物、クビアカツヤカミキリの脅威と対策』と題し、来る7月31日(水)に無料講演会とバスツアーが予定されていることがアナウンスされました。平日の開催ですが、当方は通信制高校ですので、教員や生徒は参加可能です。志を胸の内に秘めた高校生が教室の片隅で、小さく怯えて縮こまっている素振りなど最早、不要な時代です!

配布前に幾度も、「今更、虫は苦手です・・ってコトはないですよね。」とは、主催者側の石井亘講師の弁。最近、昆虫嫌いの人が増えている模様です。今回、連れて行った女子生徒、三谷香央里さん(2年)は昆虫や動物をむしろ好きなタイプだと言うのですから、今では異色です。いろいろ事情聴取してみて「これはイケる!」と判断し、彼女に推めてみて大正解でした(なぜか、多くの生徒が本心を隠していますから見抜くのは大変!)。

確かに手早く昆虫の展翅(ここでは、「展肢」と言うべき内容)進めていました。朝早めに会場に到着したので、場内のビオトープ池周辺を散策してみましたが、ここでも生き物に対する彼女の姿勢は積極的でした。机上の「事務作業」ごときの学校の勉強なんて、彼女に微塵も合わなくて当然だっただろうなと思います。所詮、学校の成績など、どんな評価基準を設定するか次第で優等生が劣等生に、逆に劣等生が優等生にひっくり返るのだろうと私は思ってきました。実社会にはホンモノのニーズが溢れ反っているのに、学校教育は貧相な制度設計をし続けてきたんだと感じています。

午後は、第2回生物多様性センター談話会として『森と人の過去・現在・未来』と題する森林管理の実務者3名からの話題提供と意見交換がありました。今回、森林をご専門とする御三方から郷土史(古地図や古絵図)や防災など学際的な「総合討論の場」を用意して戴いていたことが、市民向けで新鮮でした。

中でも衝撃的だったのは戦後、大阪の市街地近郊の山々の山頂部が至るところ禿山で、昭和30年頃に人海戦術で植林したそうです。当時は、建材として期待できる杉や檜など、針葉樹を優先したそうです。が、安価な南洋材(ラワン材など)が輸入されると競争に勝てず、放置されました。それが今のスギ花粉症や豪雨時の土砂災害の原因になっていると言われています。「では、植林していなかったら、どうなっていたのでしょうか?」が私が抱いた疑問で、問い掛けてみると「山頂の風化が進んだでしょう。」と必要な措置だったそうです。

私も森林管理は専門でありませんが、高専教員時代に環境都市工学科へ迷い込んできた女子学生に森林生態学分野で卒研指導をしたことがあります*4。農学部へ3年次編入を経て修士課程を終えた後、林野庁に職を得たと聞きます。学業成績面では振るいませんでしたが、中学校で指導力ある教員*5に恵まれたため実務では通用すると見立てていました。

*4 私は工業高専で進路変更希望者への期間限定で、理学部や農学部など進路変更の指南役を果たしていたように感じています。今の場所でも漏れてきた生徒へ起死回生の道を指導していますので、果たしている使命に大差ありません。

*5 呉市教育委員会に照会したところ、「探究学習(総合的な学習)」の指導力で筆頭に推挙された理科教諭でした。

学校教育の枠内では到底、実現できないが、補って余りあるリソースをヴァーチャルであれリアルであれ、提供して戴ける、そんな時代となりました。そんな変革期の中で、自由に選択行動ができる喜びを噛み締めています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

❏ 昆虫標本作成講習の感想文(2年・三谷香央里) 昆虫標本づくりを初めて体験してみて、その虫のことをじっくりと見られるし、知らなかった事も色々知れたのですごく良い体験ができたと思います。

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画像・上段左:昆虫標本データベース "KONCHU"(九大昆虫学教室)と昆虫針の純正品(左下の画像;志賀昆虫)、同・上段中:昆虫標本を作成中(材料がアルコール漬けだったので、展肢する作業も楽でした)、同・上段右:人の手で植林した岸和田市の例(等高線に沿って段差を作り、土を運び入れ、樹木を根づかせる重労働だったろうと想像します)、同・下段左:戦後の禿山(泉南市の例、アチラの山もコチラの山も禿げているので驚きです)、同・下段右:植林作業の記念写真(写真に映っている人々は、もう生きてないであろう年代です)。いずれも身近な歴史の重みを実感する貴重な画像です。教科書に書かれた知識以上に伝え残して行くべき、郷土の人が生きた記録*6だと思います!

*6 今を去る20年ほど前、2000年6月、私は英国へ入国(大学院入学&移民)すると即、英国で昔、使われていた中高の教科書(正確には、副読本)を探し回りました。専門書を上回るコンテンツの副読本(資料集)が地元大学に投じられた研究成果を元に編纂されていたからです。今では、こういう社会機運も英国で絶たれてしまったかと案じます。かつての日本社会を真似て「傾向と対策」本と酷似した"Revision Books"が幅を効かせてきた実感があったからです。日本への永久帰国を決め、今の日本社会の、学校教育が大きく様変わりつつある時期に居合わせる幸せを感じています。

付記:大多数の高校は、今でも受験偏差値に基づく進路指導をしているだろうと目します。河川の本流のごとく主流は容易には動かないだろうと思います。しかし、私は傍流側の者として生徒の特性を見極めた進路指導が成り立つか否かの実験を続けています。実質的には国立高専の頃から今の通信制高校に至る期間を合算すると、もうかれこれ10年間ものノウハウの蓄積ができていました。しかも、私には他の高校で真似のデキない実験科学の基盤があります。どうか生徒諸君は世の多数派に惑わされないで欲しいと願います。AppleだってGoogleだって元は少数派だったんですから・・。まだ迷いが残る生徒諸君は、どうか植松努氏TED動画と、彼を取材した大学生のインタビュー動画を視聴してみて下さい。下手に「教科」教育を受けてしまう前に、教員や保護者の説得に負けてしまう前に、この種の"実(じつ)のある体験談"を聴いておく必要がありますね(竹内記)。

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