教科「英語」の苦手意識を乗り越える方策(2019年07月15日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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教科「英語」の苦手意識を乗り越える方策(2019年07月15日)

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教科「英語」の苦手意識を乗り越える方策(2019年07月15日)

教科「英語」の苦手意識を乗り越える方策(2019年07月15日)

教育デザイン室長の竹内です。私は、学校の教科としての「英語」と生活・学習媒体言語としての「英語」とは異質だという考えです。私がこのような主張をすると、学校の教科「英語」の成績が優秀な生徒からは猛反発を喰らいます。しかし、現実問題として通信制高校に降りてくる生徒の大半は、教科「英語」で躓いてしまった "英語難民" が例外でありません。私は英語科教員でありませんから、"オプション" 扱い*1の通学コースでは生徒一人ひとりのニーズに応じて"道具"としての英語指導を行っています*2。 一度、苦手科目に挫折してしまった生徒に同じ道を歩ませることは心情的に酷であるだけでなく、向かない学び方を強いるのは不合理です。

*1 卒業単位に必須な要件ではないので履修して何の得にもなりませんが、実力涵養に特化したリソースを割いて貰うことになります。通学コースは「通わなくても構わない課程」ですから、生徒が望む結果が得られなければ生徒は自然と離れて行くので厳しい道です。逆に、正規の教育課程こそ"トレード(取り引き)"ですから、緊張感も希薄となりがちです。通学コースの果たすべき役割は、学校と私塾の "中間的存在" と言えましょう。

*2 私の指針は、独自開発したメソッドをベースに先駆者・小澤昭弥先生による理論づけを加味した実践です。

3年生の奥村くんも例に漏れず 教科「英語」を忌避してきた"英語難民" の一人でしたが今、外部試験に特化した対策を自主的に進めています。今、彼を支えているのは、卒業生の岩田祐樹くんからの「僕は高校英語をスキップしたまま、TOEFL ITPテストでいち早く留学基準点に到達できたよ。」という実績を伴った励ましです。

❏ 学校英語を脱してから始まる"英語力"(3年・奥村諒) 元々、英語に憧れは持っていたし、洋画も好きでした。が、話せるようになるなんて自分には土台無理な話で、夢のまた夢だと思っていました。それは、英語習得は苦しいものだと学校で刷り込まれて思い込んでいたし、文法や単語を覚え、辛抱してしまくった結果、ようやく辿り着ける境地だと思い込んでいたからです。少なくとも僕は学校で、そうメッセージを受け取りました。それなので、英語を何度も繰り返して楽しそうに発音練習している奏音ちゃんを眺めて、理解できませんでした。

とりあえず前進しようと思い立ち、白川寧々さんの著書『英語ネイティブ脳みそのつくりかた』で紹介されていた「TEDをアテレコしてみる」という方法を、騙されたと思って実行してみることにしました。偶然目に留まり、興味持ったTEDトークも『多言語を話せる人の共通点は、"言語習得を楽しんでいる"』という内容でした。

えっ、英語を楽しんで勉強していいの? 英語学習=苦痛だった僕にとって強烈な衝撃でした。けれども、奏音ちゃんの行動、『ネイティブ脳みそ』本の内容、そして例のTEDトークと、この意識で捉え直してみると、実に辻褄が合い、疑いようのないクリアな考えに一変しました。

楽しんで学んでいいんだ。この意識が急速に変革をもたらしました。とにかく楽しみながらTEDトークを見続けました。すると、思った以上に楽しく、英語と日本語が頭の中で結びつく感覚、「分からないが、分かる」瞬間の喜びなど、変化の連続でした。分かる瞬間が病みつきになり、また見たいとなる、好循環に入りました

次第に、不思議と英語が感覚的に分かってくる体験をしました。学校の英語の授業で、味わえない感覚でした。そして、この感覚が先にあり、感覚を体系化したものが文法なのだと直感的に気づきました。ふと、奏音ちゃんも同じように学びの過程を楽しんでしていたのだと、彼女の行動に納得ができました。

このような、分からないことが分かるようになる快感や、英語を直感的に読解する技能は、点数至上主義という学校の価値観や、文法から入って行く英語教育では知り得ない世界なのだと実感できました。ホンの短い間でも英語習得を通じて、様々な気づきも得られました。自分は英語の再習得を通じ、かつて失っていた自信を取り戻し、今までの自分の人生の過去を肯定しようとしているのだと思います。

まだ知らないというのは恥ずべきことなのではなく、「それだけ伸び代がある」ということなのだと、この成長体験を通じて考えられるようになりました。今後とも「楽しさ」を指針に試行錯誤して行くぞと誓いました。

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画像・上段左:TEDトークを教材にする奥村諒くん、同・上段中:奥村くんがバイブルとして気に入ってくれた本、同・上段右:アマゾンで早々に"英語の学習法"カテゴリーでベストセラー1位を奪取した白川寧々さんの著書、同・下段左:英国・内務省発行のHSMP移民許可書(2003年)、同・下段右:分厚い申請書類(竹内一家冒険記録)海外歴を証明する銀行預金通帳から国際機関へ提言してきた実践記録を収録したポートフォリオ。

付記:国立高専で国際交流室長(2011-13年、在任)を兼務してきた私の英語に苦しむ若者へ向けた激励文は、「君たちは今まで英語を教わってきてないのだから、できなくても当然だし、英語ができない方が伸びるよ!」という奇妙な励ましでした。私が今回、とても嬉しかったのは奥村くんから「先生(=私)の語る言葉の意味が分かりました。」と告げられた時です。私には、日本の学校教育で国民が英語をできない状態にさせてきたのは「国策でしょうか?」と疑いたくなるほど偏った英語教育*4が横行させてきたと感じています。何しろ私が訪れたタイ、中国、韓国、どこでも世界標準のEFL/ESLの考え方に基づく英語教育が実践されているのを目撃してきました。日本の学校における英語教育だけ世界から隔絶されたまま長い間、放置されてきたのです。

*4 訳読が最たる元凶で、日本語に訳して理解していたら、それはもう元が英文でも日本語の学習です(私が生徒らに「君たちは英語を教わってきてないのだよ。」と断言した根拠です)。実際、日本の英米文学の博士号は元の素材は英語でも論文自体は日本語で書かれているのが大半ですから世界へ届きません。むしろ理工系研究者の方が、英語で翻訳せず、英語で原稿を書き起こし、海外へ発信していくのが通例だと感じています。

考えてみると、日本人の若い世代も科学、芸術、スポーツ、文化等で世界中で大活躍していることに気づきます。優れた能力はあるのです。では、なぜ英語力が他国に比べ、著しく低迷してきたのでしょうか? 日本の学校の英語科教育に問題があることは、火を見るよりも明らかだと思います。しかも教授方法の問題だけでなく、人材登用も日本は管理主義的です。世界的に名門とされる英語学校でも日本人が管理職に就くと、監視カメラを設置し、型通りにネイティブ教員が教えないと解雇されてしまうそうです(米国籍の友人からも聞き、驚きました)。これでは、人が育ちようがありません。私は幾度となく、学校の管理職から「教員を守る」という発言を耳にしたことがありますが、国民を犠牲にしては本末転倒の誹りは免れません。人類が複数言語を扱う方向へと進化して行くのは歴史的必然*3と見てます。今のところ、日本一国だけが世界の流れから取り残されている事態を憂慮しているのです。

*3 第二言語を、生活や学習など実用レベルで習得した先に開けてくる未来を予測しておきます。個々の言語には長短がありますから、言語距離の離れた外国語を習得するのは苦労ですが、その努力に見合った効果が期待できます。その一例は、気づく(発見する)力が増すことと、自身を客観視できるようになることです。外国語が使えると便利だと言うのは、極く狭い範囲に限定された外国語学習が持つ功利的な一面でしかありません。引き続き、生徒たちの成長動向をモニターして参ります。

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