ハエトリグモの出現_それは吉か凶か(2019年09月14日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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ハエトリグモの出現_それは吉か凶か(2019年09月14日)

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ハエトリグモの出現_それは吉か凶か(2019年09月14日)

ハエトリグモの出現_それは吉か凶か(2019年09月14日)

理科室に以前(2017年)のようにハエトリグモが、それも複数の個体が出現しました。2年前と比べ、パンダマウスやカメ、コオロギなど小動物を飼育しているので、コバエが湧きやすい環境が創出され、何処からともなくコバエの捕食者であるハエトリグモ*1が誘引されたのだと思います。

*1 ハエトリグモとコバエは、"食うー食われる"捕食者ー被食者関係(predator-prey relationships)にあると言えます。大半のクモは営巣して捕獲するが、ハエトリグモはジャンプ力でエサを捕獲する。

今回、ハエトリグモの出現で気になるのは、コオロギの自家繁殖をさせている飼育容器の中に入り込んでコバエの代わりにコオロギの初齢幼虫(ピンヘッド)が捕食されないかどうかの心配でした。

自家繁殖中のフタホシコオロギの飼育容器から孵化し立てのピンヘッドを見つけ出すことは困難でしたので、2~3令(推定)幼虫のサイズでハエトリグモとの関係がどうなるかを実験的に観察してみることにしました。

具体的には、ハエトリグモ(高槻市内で捕集)とフタホシコオロギ(自家繁殖個体)をそれぞれの小型シャーレに採取し、ハエトリグモは忍者(スパイダーマン)みたく側面でも天井でも這えるので蓋の裏面にいるうちにコオロギのいる小型シャーレの蓋と入れ替えます。こうすることで同一のシャーレにハエトリグモとフタホシコオロギが共存することになり、観察がスタートしました(双方にストレスが掛かるので、可哀想な実験でした)。

サイズを比べてみると、クモよりコオロギの方が大きく有利に見えますが、ガラス容器内ではクモが自由自在に動き回る一方、コオロギはガラス面を歩くのは表面が滑るようで苦手な模様。概して、コオロギが怯えて見えますが、時にはコオロギがクモを威嚇したり、クモが制空権を持つも、コオロギに襲いかかる様子もありませんでした(動画参照)。どうやら、両者には、"食うー食われる"の関係は成立しないようでした。これならば間接的に飼育容器内で増えたコバエは退治してくれると期待されますので、コオロギの繁殖時には益虫として理解して構わないと、判断しました(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:自家繁殖で活躍中のフタホシコオロギのメス(お腹がパンパンに成熟した個体)、同・上段中:対戦直前のハエトリグモ(左)とフタホシコオロギ(右)、同・上段右:ハエトリグモ(高槻産)、同・下段左:ハエトリグモの(仮)飼育容器(A:コバエ発生源、B:ハエトリグモ、C:水やり器)、同・下段右:ハエトリグモ頭部拡大(8つの目があり、視力に優れる

付記:クモと昆虫は同じ節足動物門に当たるが、系統分類的には離れている。クモの多くは営巣して昆虫を捕獲する肉食性の捕食者なのでクモが昆虫より上位にあるように感じるが、実際は昆虫の方が地上を制した生物の分類群だと言える。跳ねたり飛翔したりする運動能力も昆虫の方が遥かに勝っている。逆に、運動持続性の弱みを営巣して待ち受け型の捕食行動することで補っている。クモは噛み付くような顎(口器)を持たないため、昆虫との直接対決を避けたのも無理なからぬことで、特にハエトリグモも場合、糸を吐いても攻撃的ではなく、自分が脱落することを防止する安全帯(ベルト)的な用途でしかないようだ。食物の消化吸収も消化酵素を獲物に打ち込み、液状化させて栄養分を摂取する体外消化の方式を採用している。相手がコバエのサイズだと、持ち前の瞬発的なジャンプ力を活かして捕獲し、餌食にするのだと思われる。この優れたジャンプ動画英国・マンチェスター大学で撮影され、研究されている竹内記)。

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