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遺伝子マーカー付き「ホワイトアイ」導入(2019年10月01日)

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遺伝子マーカー付き「ホワイトアイ」導入(2019年10月01日)

遺伝子マーカー付き「ホワイトアイ」導入(2019年10月01日)

本日(10月1日)、東京の生体コオロギ類を販売してくれるショップ(AkiMushi)からフタホシコオロギのアルビノ種(色素欠損種)を購入しました。"ホワイトアイ"と呼ばれる、複眼がアイボリーホワイトをした系統です。非常に僅かな頻度しか発生しないので、貴重な系統を入手できたことになります。

導入の狙いは、遺伝子の多様性を表現型として可視化できる"遺伝子マーカー"としてのメリットです。フタホシコオロギは熱帯(東南アジア)原産の種で、先に繁殖に成功した亜熱帯(南西諸島)原産のタイワンエンマコオロギと同様、温度の管理を行うことで1年を通じて繁殖させることができるようです。

青々とした雑草を食すバッタと異なり、コオロギは雑食性です。自然界では、植物の枯死体や他の小動物の遺骸などを食しているのではないかと推測されます。実験室での飼育(及び鳴く虫を飼育する趣味)では、通常の野菜類(ニンジン、サツマイモ、ジャガイモ、ナス、ハクサイなど)や観賞魚用固形飼料(ペレット)、さらにカルシウム分を補充するためニボシを与えておくとコオロギ同士の共食い防止に役立ちます。

コオロギの食物嗜好性(food preference)を実験的に観察すると、サツマイモ>ニンジン>ジャガイモ>ナス・・がタイワンエンマコオロギの初齢幼虫(ピンヘッド)に好まれる順でした。意外なことに、新鮮な状態より乾燥し始め、少し萎びた状態で幼虫の喰いが良い傾向が見られました(ピンヘッドがエサに集っている様子は、まるでアリやコバエのようです)。現在、成虫(親)に幼虫(子)が捕食されてしまわないように、親と子を分けて管理する*1ことにしました。

*1 飼育容器の個体数が過密になり過ぎて、コオロギの糞尿などアンモニア臭が砂床で処理し切れない状態に陥ってきている懸念もあり、脱臭策を講じる案を検討し始めました。

今日、到着したホワイトアイですが早速、白昼堂々と一部で脱皮が始まりました(宅配便で配達されたため、移動中に振動を受けてコオロギの日周リズムが狂ったのかも知れません)。これで通年繁殖できる系統が2種、整いました。次のステップへ進む準備が整い始めました。

具体的なゴールを設定し、教科書でなく実物を用いながら、まるで仕事でもするかのように学ぶのがアート&サイエンスコースの真骨頂です。授業を聞いたり、試験で正解したりするだけでは、ホントの人生に活きる学びにならない*2からです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*2 日本の代表する創造性に秀でた企業であるソニーホンダは、いずれも経験を通じて実践的に研究開発を進めてきた点で共通項がありました(創立当初には、学歴とかコネに振り回されなかった点でも知られます)。

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画像・上段左:最近では、コオロギと食べる野菜をシェアしている感じ、同・上段中:タイワンエンマコオロギの食物嗜好性(左上から時計周りに給餌後の時間経過順、①サツマイモが大人気、②次に、ニンジンも)、③ジャガイモはやや時間が経過して(切り口が変色して)から集るようになる、④スズムシとは違って、ナスはイマイチ不人気、同・上段右:東京から到着直後のホワイトアイ(フタホシコオロギ)、同・下段左:食事中(ジャガイモ)のホワイトアイ、同・下段右:脱皮した直後の全身が白っぽいホワイトアイ

付記:今回のタイワンエンマコオロギの初齢幼虫(ピンヘッド)のエサ(野菜類)に対する応答状況(画像・上段中)を観察して気づいた点に触れておきたいと思います。このような観察に基づいた気づきが、サイエンスコースの学びの真髄を示しているからです。注目すべきは、同じイモ(芋)類に対するピンヘッドの反応は、サツマイモとジャガイモでは両極端な結果が見えました(繰り返し観察しても同じ傾向でした)。サツマイモには何の躊躇もなくピンヘッドが喰らいつくのに対し、ジャガイモの瑞々しい断面にはコオロギの初齢幼虫は全く近寄りません。まるで"毒"でも警戒しているかのようです。しかし、そのジャガイモの切り身が30分から1時間ほど経過して、恐らく空気酸化か乾燥によって"毒"が消失し始めると、むしろサツマイモ以上にピンヘッドが「アリが甘いモノに集まるように」集合するのです(パンダマウスで初めて遭遇した "food preference" の考え方がコオロギにも適用できるみたいです;参考文献)。

このような小さな不思議に気づく非認知能力を、サイエンスコースで身につけることを狙っています。この非認知能力は"教科書"を使った授業や試験で身につけることはデキず(むしろ阻害する恐れもアリ)、issue(論点)とかイベント(研究発表会などの行事)を起点に進む(issue-driven、あるいはevent-driven)ことで実現します。当コースでは、授業も試験も行わずに生徒が成長していくカラクリはココにあります。もう一点、追加するとしたら、このような学び方を牽引する当時者(教員であれ生徒であれ*3)が、心の底からその活動を楽しんでいることです。そこに"計算"は必要ありません。むしろ弊害です。要するに、無心になれるコトです。損得勘定している土壌には、教育は花開きません(竹内記)。

*3 この非認知能力の誘導に成功すると、生徒が自ら動くように変身します(過去の例、校外へ連れ出す野外での発見実験室での発見校外へ出る行動生徒同士で行動など)。こうなることこそが、高校卒業の真の要件を満たすと私は考えています。このような学校と社会を橋渡しする仕組みが、既存の管理学校システムの中には見当たりません。既製品がないからこそ、それに代わる試みをオリジナルで創出してきました。

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