生徒らがサイエンスコース流の学び方を実証(2019年11月24日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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生徒らがサイエンスコース流の学び方を実証(2019年11月24日)

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生徒らがサイエンスコース流の学び方を実証(2019年11月24日)

生徒らがサイエンスコース流の学び方を実証(2019年11月24日)

昨日(23日・祝)は、大阪府高校生物教育研究会の年一回の恒例行事「生徒研究発表会」でした。今年で71回を刻むという伝統を誇り、しかも大阪市立自然史博物館の講堂を借り切っての舞台でした。昨年度は、後藤大空くん(今では職務として講師も務める)と今村奏音ちゃんが登壇しました。今年度は再登板となる奏音ちゃん(2年)に加え、新たに奥村諒くん(3年)にも登壇して貰いました。

エントリーしたのは午後からの「活動報告」部門で、主に生物部の日常活動や夏の合宿が紹介されます。当コースでは最近、実験動物を飼育しながら観察力や洞察力など非認知能力を鍛える探究学習を実践しているので、その実例を報告しました(→PDFファイル)。その特徴的な点は、1)先に実物の実験動物を手に入れてしまうこと、2)後から実物を観察し、気づいた点から問題を掘り下げて行く、従来に固定された教科書を使った授業で学び、試験で評価する "forcasting" な学習手順とは真逆な、"backcasting"な 方向性だと言えます*1

*1 従来の方向性と真逆にしている理由は、決して"気を奇をてらう"のが狙いではなく、標準的な教育カリキュラムに適合しなかった生徒たちに同じ行為を繰り返させて失意させる愚を犯したくなかったと同時に、生徒たちのニーズに合致した「個別最適化」した学習方策を新たに見つけ出したかったとの意図もあります。

最初の5年間は、新しく発足した学校としてのイメージ作りが肝心でしたので、純粋に研究発表に重点を置いて来た事情もあります。しかし、現在は次のフェーズに移行したと判断したので、新しい学校として何か付加価値を創出*2する "productive" 方向へと舵を切りました。従来の学校システムが生徒と教員の両者にとり、どこか抑圧的で時間と神経の両面で擦り減らされる消費的 "consumptive" な印象が強かったので、自由度を与えられた教育特区の学校として、僅かでも事態を改善したいと開校当初より考えて来ました。

*2 地味なイメージのある都庁職員(中でも、下水道局勤務)でしたが、実験マニュアルを刊行して講習会を開催したり、職員同士でプロモーション・ビデオを制作する生産活動にも従事してきた体験もあり、お役所でデキることが、なぜ株式会社立の新設校なのに斬新な活動がデキないのかとの疑問も湧きました。

今回、持ち時間5分間の前半を奏音ちゃんが自身が実験に主導したパンダマウスの食物嗜好性の伝達調査が、彼女が関心を抱いた心理学と繋がる手掛かりとなること、後半は奥村くんが入手当初からコオロギの生餌の餌やりで世話をしているアホロートル(メキシコ・サラマンダー)が両生類の進化との意味合い、さらに餌用コオロギの自家繁殖の実践経過について報告してくれました。

なお、会場には新たに通学コースに加わった藤原優月くん(1年)も駆けつけてくれて、最後まで一緒にいてくれました。特に、ルネサンス大阪高校をご指名で休憩時間に来てくれたOBの方から昆虫類に関して矢継ぎ早に質問を浴びせられましたが、"虫オタク"*3の優月くんが見事に応じてくれて助かりました。

*3 虫好きは実は、レンズが焦点結ぶようにエネルギーを1点に集中する素養がある異才であることの証しです(普通の教室内では、浮きがちでしょうが・・)。マンガの神様との異名を採る故・手塚治虫氏(オサムシの音が隠されたペンネーム)や解剖学者の養老孟子氏は、無類の虫好きとして知られています。

将来、ペットショップで働きたいとの願望にある三谷香央里さん(2年)は一旦、今月末で通学コースを離れますが、その方面の専門学校を訪ねる予定を組んでいます。また、優月くんと徳島大学の食用コオロギの養殖施設を見学に行きたいと思い、リバネス(立花智子さん)から最新の所属連絡先を教わりましたので、実現していくと見込まれます。当コースは、きめ細かな生徒のニーズへの対応で、手堅く生徒個々人が備え持てる個性を見つけ、伸ばす支援活動を続けて参ります(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:登壇する生徒2人が講堂外の壁に展示されたパネルを使って、時間配分など最終調整中(左:奏音ちゃん、右:奥村くん)、同・上段中:公園内のピクニック・ベンチで昼食後、打ち合わせ中(右端が1年生の新人・藤原優月くん)、同・上段右:長居公園に入ると即、目に入る大阪市立自然史博物館への道案内看板、同・下段左:前半をプレゼン中の今村奏音さん(右)、同・下段右:今村・奥村・三谷・藤原チームを代表し、寺岡会長から賞状を受け取る奥村諒くん(左)

付記:今回、引率教員(かつ研究会委員)の竹内は持病の痛風発作で歩行困難な状態に陥り、当日の参加も危ぶまれ、全て生徒に託す許諾まで手配しておりました。辛くも当日、歩行可能なまで回復し、見届けることが叶いました。事前の練習は不十分でしたが、ギリギリまで追い込まれた中で実力を付けてしまうのが、サイエンスコースで生徒が実力を獲得していく秘訣みたいです(威張れたものでありませんが、どうやら真相ですね)。

考えてみると、偏差値65にあげることを目指し、偏差値65の学校に合格することが果たして挑戦なのでしょうか? 注意深く観察すると不確定要素がある中で、天外伺郎氏が言うように「修羅場で人が育つ」と言うのは真実であることが解ります。大前研一氏も、偏差値指導が日本人の挑戦心を損ねた(大前氏は、もっと強い表現で「野心を奪った」と発言)と指摘しています。

私自身でも実体験があり、一度「完全無欠な研究発表がしてみたい。」と企て、実験してみたことがあります。その結果ですか? 予想に反し、恐ろしいほどツマラナイ結果となりました。まだ未完成だった私の後に登壇した先生の発表の方が議論も弾み、私も引き込まれました。多くの教育者が夢想している発表練習(面接練習も同様*4)がホントに必要なのか、今後の見極めを要すると、私は感じています。日本の将来を鑑みるに、学校教育のグランドデザインには早急な見直しが求められていると思います。日本の入試受験指導は「探究学習」より楽なので、皮相的(skin-deep)な思考回路を刷り込んでいく*5 副作用が怖いと憂いでいます(竹内記)。

*4 採用者としては応募者の真実の姿を知りたいのに、明らかに面接練習してきたコトがアリアリに感じる応募者は「有無を言わず、落とします。」と明言した経営者の方を私は知っています。私も高専教員時代には、私のホームグラウンドだった在京企業の人事担当者を回った時には「タヌキとキツネの化かし合いみたいなコトは止めましょうよ。」提案して信頼を得てきたコトがあります。未来永劫に、表面(おもてヅラ)ばかり繕っていて、果たしてどうなってしまうのでしょうね。火を見るよりも明らかではないですか? ニワカ対策とソーシャル・スキルそのものを向上させていく根本解決策とは、似て非なるモノ。両者を混同している人も少なくないと思いますが、とかく落とし穴(pitfalls)となるため、注意が必要です。

*5 私たちの学びは研究発表などの場を利用して生徒を成長させている "event-driven" ため、一見すると系統的な教育カリキュラムに従う学びと比べて"場当たり的"な対策をしているだけに見えるかと、案じます。しかし、見方を変えると「刀に焼きを入れる」がごとく、生徒たちが試練を乗り越えていく度に生徒らの目はイキイキと輝き、鋼のような強靭さを手に入れて行くのです。その結果、転校生で僅か1年や1年半という非常に短い教員との接触期間で既存の学校教育では考えられない急成長を遂げて行きます。実際、浮き沈み(緩急の差と言い換えましょう・・)が激しいためか、僅か1年間と言う短い時間でも2、3年間が経過したかのように体感するのは、生徒も教員も共通して実感している魔訶不思議な現象だと言えましょう(生徒自身でも、今の自分から昔の自分の「殻」を脱ぎ捨てたという感触があるらしいのですよ。改めて、生徒自身の口から実体験を証言して貰う機会を設けます)。

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