サイエンス流の「実物」から入る学びの道(2019年12月06日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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サイエンス流の「実物」から入る学びの道(2019年12月06日)

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サイエンス流の「実物」から入る学びの道(2019年12月06日)

サイエンス流の「実物」から入る学びの道(2019年12月06日)

学校教育課程は基本、教科書に基づく講義が基調になっています。しかし、私が考える教科書は、大自然だったり生き物だったり「現物」を学びへ向かうスタートラインに据えています。いつか社会へ出たなら、「現場」で起こるコトがスタートラインと変わります。この方が遥かに学校から社会へ出る時、スムースに移行できます。

それなのに学校が"自己完結"している理由が私には、まったく理解できません。幸い、通信制高校に降りて来る生徒たちの大半が、通常の学校教育課程に不適合を発症しているタイプなので、「代替策」が打てるのが私には幸運でした。否、ホントのコトを言いましょう。代替しているかのように見える脇道こそ、実は王道なのです。

問題の核心は、生徒たちが自然発生的に社会的に植え付けられてきた、本来なら抱く必要など毛頭ない"劣等感"のような不本意な固定観念が、私にとって最大の障壁となっているのです(大人の不始末だからです!)。

私の生徒の中に「natureとnationは、だいたい同じ。」と答えた生徒がおりました。「太陽が西から昇る。」と答えたコトもあります。その生徒が問題なのではありません。私はそれを聞いて、その生徒に幻滅しているのではありません。誤解なく。その生徒が在籍していた学校教育の制度設計そのものを、私は疑っているのです。

学校で巧くサバイバルできてしまう生徒のことを、私は大丈夫なのかと案じています。狡賢くなって欲しくないと、前途を祈るだけです。実際、優秀なはずの社会の上層を占める人たちが、この国で気高い気持ちで天下国家に貢献しているのでしょうか? それとも私腹を肥やしているのでしょうか? 火を見るより明らかですよね。

本から入る学びは、効率的なように見えて「感動」を生みません。心を動かされたコトがない人間は、心を殺して生きてしまうと「心ない言動」を平気でする冷たい人になります。今、毎日のように次々と、その醜態が晒されてきてはないですか?

だから私は鈍に見えても、「実物」に触れる教育方策を実践しています。次の世代にホンモノの学びを伝えて行って欲しいからです。私自身、ホンモノの学びを偏差値導入前の東京の公立中学校で教わる機会に恵まれました(1968-1970年)。現在、私は当時のご恩返しをしたくて英国移民を返上して、日本へと戻ってきたのです。

今日の題材は、ウーパールーパー。これは流通用の"商品名"であって、正式な名前はアホロートル(お馬鹿な年寄りみたく聞こえますよね)ですが、メキシコ・サラマンダーの幼生成熟(ネオテニー)した個体です。原産地(メキシコの高地*1)でほぼ野生絶滅した模様なので、国内繁殖したCBcaptive breeding)個体が流通している模様です(生息地で捕獲された野生個体は、WC; wild caughtと表記される)。

*1 海から離れた内陸や高地では、海藻と触れることがないので、ヨウ素摂取が不足し、変態ホルモンの生合成が阻害されてきたことが幼生成熟の一因らしいのです。

以前、ペットショップから無償提供されたメキシコ・サラマンダーは、いわば陸化して肺呼吸(+皮膚呼吸)へシフトした変態後の個体であるが、逆に変態前のウーパールーパーが欲しいとショップへ足を運んだのですが、今は入手しにくいシーズンに入ってしまったとのことでした。が、先日の自然史博物館での生徒研究発表会の会場で、同志社香里高校の生物部の方がウーパールーパーを会場で頒布中だったのを奥村諒くん(3年)が目ざとく見つけてくれたので1匹、入手することが叶いました*2

*2 私が生徒たちに教え、伝えたい学びの中には、従来の学校教育課程の中では扱われないが、現実の人生の中ではしばしば経験する偶発性(必然的な偶然性)があり、これを任意に引き寄せる手腕も重要な能力の一つである事実を、私と一緒にいる間に学んで欲しいのです(その続きは、各自で体験して欲しい)。

現在、理科室には、つごう陸上生活するメキシコ・サラマンダーと水中生活するウーパールーパーの両方が揃い、何か"両生類が進化していくプロセス"を垣間見れる体験をさせて貰っている感じがしています。人が直接、進化と言う現象を観察することは無理な相談です。が、その断片に触れることは可能なのです。

教科書を古文書を解読するように学ぶのではなく、手を伸ばせば触れることのデキるリアル・ワールドで学びましょう。その方がホントの意味で賢くなります。"他人ゴト"としてではなく、必ず各自の生きて行く血肉と化し、"一生の宝"となります。要は「学びの自然食」なんです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:水中歩行するウーパールーパー(幼生成熟個体)、同・上段中:陸上歩行するメキシコ・サラマンダー(変態した個体)、同・上段右:両者に餌やりする藤原優月くん(1年)※餌に食らいつく動作が酷似しています(ウーパールーパには市販の固形飼料キョーリンの「ひかり」ブランド)を、メキシコ・サラマンダーには生きたコオロギを与える)、同・下段左:固形飼料を摂取した直後のウーパールーパー(口を動かしている:動画コチラ)、同・下段右:藤原くんがピンセットでコオロギを差し出した直後、奪うようにメキシコ・サラマンダーが喰らい付いた(飛び掛かる動作が速すぎて、動画でもブレてしまう;動画コチラ;広報担当・小泉治さんが高性能カメラで撮影して下さった動画を追加)。

付記:日本では現在、ペット用の固形飼料の開発研究が進んでいます。確かに栄養バランスを考慮して良く作られているし、使う側でも便利です。が、パンダマウスをはじめ、実験動物を飼育していて気づくのは、はやり天然餌料(生餌)には敵わない部分があることです(粉ミルクが母乳に敵わない話とも一脈通じる点でしょう)。

学校教育も、同様です。黒板と教科書とノートを使った伝統的な教室の形式。果たして、この学校教育のスタイルを未来永劫に続ける必然性があるのでしょうか? 普通科高校は、日本が貧しかった時代背景から暫定的に作った"安上りな教室"の名残りを単に無自覚なまま踏襲しているだけにしか私には見えません。「それが当たり前」だと信じ込んできた人たちには、きっと奇妙には見えてないのだろうと思います。私には専門高校(工業、商業、農業、水産など)の方が、運営費・設備費・人件費をふんだんに投入した遥かに贅沢な高校*3に見えてきます。私の認識が大多数の方の捉え方とは違うのでしょうかね(竹内記)。

*3 先日の生徒研究発表会で、府立園芸高校の生徒さんが「たまたま学校にあった温度勾配培養槽を使って実験しました。」と、さらりと口頭発表していましたが、そんな設備が普通、あるもんでしょうか? ちなみに、私が出た公立大学(東京)、大学院留学先(英国)、勤務した国立高専(広島)にも、ありませんでしたよ。もちろん、ルネサンス大阪高校にも、当然ないです。素晴らしい勉学環境ですよね。それが、あるべき高校像です。

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