ダンボール工作で無邪気に学ぶ「無欲の欲」(2020年02月04日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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ダンボール工作で無邪気に学ぶ「無欲の欲」(2020年02月04日)

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ダンボール工作で無邪気に学ぶ「無欲の欲」(2020年02月04日)

ダンボール工作で無邪気に学ぶ「無欲の欲」(2020年02月04日)

教育デザイン室長の竹内です。学校教育カリキュラムの中に「生徒を成長させる」と言う重要な視点が欠落していると感じ、そこを正すべく2014年の大阪校の開校時から「教育デザイン」を極めるべく通学コースで生徒を使った実験的なパイロット・プロジェクトの実践活動を展開し、丸6年が経過しようとしています。現時点での最優先課題は、意気消沈している生徒たちが復活する"レジリエンス"力の支援となる活動メニューの開発です。

開校当初の大阪校は今と違い生徒数が足りないくらいでしたので、実験的取り組みをするには最適な条件でスタートしました。もとより日本の学校は「生徒に知識を教える」スタイルのインプット側に片寄り、「生徒が何ができるようになった」という観点でのアウトプットを見る視点が欠落してきました。学校側にしたら、「デキない生徒の方が悪い」で極めて安直に日本では片付けてきたのです。しかし、私の知る限り「教員の指導の方に問題がある」と言うジャッジが世界標準(例えば、IB認定も)の教育観でした。

恐らくは、「自分が教わってきたように教える」のが正しいと言う思い込みが、日本の学校教育界に根強くて厳密に言えば、現代日本人の特性として「薄々、解っている」が、「現実を直視できない」のが真相だろうと察します。昔のサムライならともかく、現代日本人は自分の歩んできた道がたとえ間違っていたとしても認める「勇気」や「潔さ」に欠けているみたいです。いつ頃から喪失してきたのでしょうか?

私は早稲田系列校にいながら高校時代に拒否し、白票を投じました。その生き方と決別してきたのです。また、英国の大学院博士課程の論文を大英図書館に著作権管理を譲渡する文書にサインをする直前にまで進みながら、納得できない事件に巻き込まれたため学長に対する不服申し立てが却下されると、実験材料を全て処分し、データ一式を持ち出し、他大学の教授へ救済を求める交渉をし、その研究室に居候させて貰いながら博士論文を仕上げました。人生で逃げるべき時には逃げ、攻めるべき時には攻め込みました。そんな修羅場を過去40年、ずっとくぐってきたのです。過ぎ去れば過去は皆、懐かしい想い出です。無論、その渦中ではシンドかったですよ。死なない限りは、敗者復活のチャンスに必ず恵まれますもん*1

*1 一生懸命に誠意を尽くして頑張っていれば、必ず救いの手は来ます。私自身、大学入試に落ちても補欠合格の電話が舞い込みました(私の場合、入試事務のミスだったらしいのですが、似た話もあります)。都庁で採用区分が一番になっても不選択通知を喰らったコトもあります。が、不正だからと言うことで局採用されました(東京都人事委員会には自ら出頭していますので、不正したのは私ではありません!)。だから、早期に退職して辞めました。国立高専も准教授の公募にも拘わらず、国際交流室長の担い手がなかったらしく、対外交渉のため教授で採用されました。役目をし終えたので、受験地獄化する以前の日本にはあった「理科の自由研究」を復活させるべく通信制高校に降りてきたのです。

簡単な原理です。シッカリした志がある活動なら成就します。「日の目を見る」は、そう言う意味です。逆に、邪な動機では、必ず最後には頓挫してしまうものです。ゆえに諺とか慣用表現が生活の中で定着してきました。

遺憾ながらの日本の学校で中枢部を占め、従って社会にも害毒を撒き散らしてきた子供の「拝点主義」は即、大人の「拝金主義」に直結しています。ココまで露骨な日本の空気を私はタイでも英国でも見たコトありません。人として、これは「恥ずべき」事態だと、私は強くそう思います。まるでクツ底や他人の尻穴を舐めるように強要する社会風土が日本中に根づいてしまっていると、私はそう実感しているのです。

私は端的に言えば、採れる点数でイイ、入れる大学でイイ、就ける仕事でイイ、稼げる給料でイイ、縁ある奥さんでイイ、授かる子供でイイ・・と、無欲で生きて来ました。ただし、勘違いしないで下さい。私は無気力だったコトは一度もありません。夢や憧れは常にありました。ただ我欲から教授になりたいとも博士になりたいとも、欲を掻かなかっただけのことです。「無欲の欲」_ここに、秘訣がありそうです。

奏音ちゃんが、あれこれさ迷いながらも、この私について来てくれているのは、彼女にも諦めにも近い、無欲さがあるからかも知れません。その彼女でも、本人も気づかない「見返してやりたい!」という想いが潜んでいるかも知れません。それは自然体ではないので、イザという時になって足を引っ張るのです。獅子身中の"虫"として、仏教思想でいう「暴流(ぼる)」となってコントロール不能にもなり得るのです。

私自身、無我夢中で生きて来ました。辿った道すら覚えていません。過去の経験を下に私は生徒に「教えている」のでなく、生徒の抱えている問題を「我がコト」として捉え、昔の自分の経験や知識、生徒の言動の観察によって分析・類推しているので、逆に生徒を通じて「学び直している」というのが実感です。

この時に役立っている力は、一歩も先も見えない中で進める研究と酷似していますが、恐らく勝敗が見えない試合に臨む選手とか、曲がデキないままスタジオ入りした作曲家など皆、同じ境地なのだろうと私は想像します。世に言う「受験指導」とか「教科教育」とかが、ただ予定調和に終わるだけの作業に甘んじてきたのではないのでしょうか? 形式(仏像)だけ整えてみたところで、中身(御霊)を収めないことには、「人が育って行く」真の学校教育へと進化を遂げることができません(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:理科室を米国の"MakerSpace"に仕立てあげ、廃棄ダンボールから部品を切り出し作業中、同・上段中:寸法を間違えたらしく少し、設計変更中(ドンマイね、都庁でもアルアル!)、同・上段右:グルーガンで接着中の奏音ちゃん(初代理科主任・モテキンの手になる置き土産の仮面が見守ってくれているぞい!)、同・下段左:真剣な面持ちで組み立て作業中、同・下段右:紙やすりで微修正中(何とかすれば、何とかなるもんさ!)※完成したら、やり遂げた生徒ご本人の感想を聞きたいものですね。

付記:当初、私の頭の中にはガチで高度で難しい研究指導をするしか、意識がありませんでした。だから「スーパーサイエンスコース」としてスタートしたのです。私の発想を徐々に変えてくれたのは、一に、同僚教員だった茂木先生が買って来たピタゴラゴール1号」でした(動画はコチラ)。二に、生徒たちが勝手に始めたダンボール工作でした。三に、生徒たちがフィールドに出て夕暮れ時に撮影してきた画像は、度肝を抜くほど新鮮でした。それは写真専門学校のコンテストへ応募しても共感を得たのでしょう、上位入選を果たしました。これらは皆、私が我欲を貫いて得た成果ではありません。むしろ教員や生徒の自主性に任せて、私がそれらを承認し、支援して行く中で生まれてきた、いわば「合作」でした。畢竟、そのような志しか芽が出ず、実もないのではないかと、つくづく思います。昔と異なり、リーダーが無理やり上意下達(じょういかたつ)で号令しても、巧く行く時代ではありません。学習指導要領や検定教科書も、大学入試選抜も生徒の保護者が夫婦で博士号を保持しているケース(例えば筑波学園都市なら、あり得ますね)を想定して生まれた制度設計ではないでしょう。制度は時代に応じ当然、見直すべきです。それもデキない思考が硬直化した国民の間に、民主主義が根づく道理がありません。私は英国に経済移民してきましたが、日本と英国では、同じ島国で、気質も何処か似ていながらも、雲泥の差がありました。日本の良き点はそのままに、異国の文化から学ぶべきことを学んで採り入れてみても日本の良さは損なわれず、むしろ改善されていくのではないでしょうか(竹内記)。

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