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佛教大学通信教育課程の講演会へ参加(2020年02月09日)

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佛教大学通信教育課程の講演会へ参加(2020年02月09日)

佛教大学通信教育課程の講演会へ参加(2020年02月09日)

本日(9日)午後、近くのグランフロント北館で開催された佛教大学通信教育課程講演会に参加してきました。演題は「先生という仕事の魅力_教育学入門」で、同大学教育学部(副学長兼務)の原清治教授が登壇されました。講演の中で適宜、笑いを織り込んで、聴衆を引きつける魅力溢れるトークでした。

学校現場で起こる様々な事象(虐めや不登校など)を"学校臨床学"という位置づけから、科学的なデータ解析を踏まえて取り組まれてきた研究者です。中でも子供たちがマスクを掛けている状態を"自己防衛"の表現*1であるのを看破されたことで知られます。これは、通信制高校に来る生徒に共通する症状です。

*1 常時マスクを着用する他にも、帽子を目深に被る、リュックを背負ったままでいるなど、防具を離さない体制を保ち内心、不安な面持ちでいるのは明白で、これでは自信が宿るはずもありません。他者との連絡を絶つ"ステルス(=見えない戦闘機)状態に陥ってしまうので、進学・就職で支障があります。結果的に、大学や企業は高卒者を"お客さま"扱いする結果になり、社会が崩壊して行く構図が見えます。

明らかにこれまでの日本の学校教育が生み出してきた:①入試選抜の名を借りた「闘争」活動、②社会的に価値の高い「探究」活動や「創作」活動より判定が楽な"正解"主義、③生徒の成長させることより生徒を制御することが主眼となった学校の管理体質・・これらの要因が相乗的に生み出してきた現代の日本社会の歪みを如実に反映していると思います。社会が低水準のまま留まり、成熟していないのです。

演者の原清治先生は、講演の最後に「今の子供たちに求められる力は何か?」と言う問いに対し、アサ―ション(assertion)=自己主張することだと締めくくられました。相手の意見を尊重しながら、対等に自己主張して行くコミュニケーション・スキル*2を育成することが肝要だと主張されます(現行の管理主体の学校運営の「おい、こら!」体質では無理に決まっていますが・・)。ミネルバ大学の元日本代表の山本秀樹氏が海外体験で培った「自己主張なき者は、ただの物体に過ぎない」という助言とも通じます。

*2 具体的には、①状況を客観的に把握する(Describe)、②感情的にならずに、自分の気持ちを表現する(Express)、③具体的かつ現実的な打開策を提案する(Specify)、④相手との関係を調整しつつ次の策を講じて行く(Choose)で頭文字を採り、"DESC法"と原先生は伝えます。しかし、これは大学レベルの教育を受けたなら身につく教養やら良識の類ですが長年、放置されてきた「やったもん勝ち」式の下劣な"受験競争の弊害"が人や国家の品格を著しく貶めてきた過去の因果が報いているよう、私には感じられます。

原先生は最後、「先生」という仕事の魅力を「子供の生き方を変えることができる職業(魂の職人)」と定義づけられ、締めくくりました。英語圏でも、教育の仕事はteachすることではなくeducateすることだとの共通認識が進んでいるように感じています(日本へ上陸した海外の高校文化に触れてみての実感)。

学校も組織である以上、経営基盤は強化する必要があります。が、経営状態が整ってからも体質を改善する訳でもなく延々と金儲けに終始し、「人を育てる」気概に乏しい教育機関が、まだまだ日本には跋扈しているように思えてなりません。恥ずかしくも情けない現実です。そんな泥水の中で凛として咲いた一輪の蓮の花のような、久々に耳に届く正論だと受け留めました(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:開場前の講演会場(グランフロント大阪)、同・上段中:会場への案内板、同・上段右:ダンボール工作の作品例(上田学園・大阪総合デザイン専門学校の作品展で)、同・下段左:佛教大学教育学部関係者の出版刊行物の展示、同・下段右:当日、配布された物品(講演会場にて撮影)

付記:以前にも、通信制の大学を視察したことがありました(京都造形芸術大学)が、通学を前提とする普通の大学以上にネットを介したシステム(佛教大学の場合、B-net動画)や教材作成は優れていると再認識させられました。英国生まれの Open University は無論のこと、日本の放送大学も開学当初と比べたら格段と成熟の度合いを増してきたと感じられます。教育機関には校風は備わっているものですが、日本は真の意味での"学歴社会"でなく、単に"学校名"をブランドとして安直に「あやかりたい」がために崇拝したきた国民の比率の方が圧倒的多数を占めてきた点で、これまで残念な展開をしてきた感があります。

今後、急いで教育の本懐を取り戻し、教育界へ教員として多彩な人材の参入が必要となると考え、私自身も都庁/JICA/国立高専を経て、高校教育に合流した身です。佛教大学教育学部でも今日、全く同じメッセージを感じ取ることができました。また、グランフロントから学園ビルへ戻る帰路、目に留まったのが大阪総合デザイン専門学校の作品展です。奏音ちゃんを誘って見学に行ってきました。驚くべきは質の高さで、圧倒されてしまいました。何のことはありません。日本では、受験が絡むことで"偉そうにデカい面"してきた主要5教科が停滞しただけで、スポーツや芸術など受験が絡まない分野ではずっと世界で日本は一流だったのです(竹内記)。

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