学会が軒並み開催中止で「遠隔討議」を試行(2020年02月29日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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学会が軒並み開催中止で「遠隔討議」を試行(2020年02月29日)

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学会が軒並み開催中止で「遠隔討議」を試行(2020年02月29日)

学会が軒並み開催中止で「遠隔討議」を試行(2020年02月29日)

教育デザイン室長の竹内です。新型コロナウイルス禍を受け、日本では卒業式が中止になるくらいですから、大勢の人が集まり意見交換する場の学会も軒並み、中止になりました。ちなみに今日(29日)、陸水学会近畿支部会の研究発表会に私自身が口頭発表する予定でしたが、幻の研究発表となりました。が、同学会は提出した原稿を支部会誌(ISBNコード付き)に印刷されるので、成果として刻印されます(要旨提出を口頭発表したとみなす措置が、学会事務局からアナウンスされました)。

大阪大学で3月に開催予定であった日本植物生理学会(全国大会の大阪開催)も同じく、キャンセルになりました。コチラは、生徒3名が全国の強豪校に混じって高校生のポスター発表枠にエントリーしていましたが、初めてのチャンスを逃したカタチとなりました。

しかし、ありがたいことに大会事務局を務めた大阪大学が「植物生理2020高校生発表」というワークスペースを Slack 上に専用会議室を開設してくれていて昨日から運用が開始され、昨日は私が初アクセスし、今日はエントリーしていた生徒の1人、藤原優月くん(1年)がアカウント取得し、簡単な挨拶を書き込んでくれました。これで「研究者への第一歩」を踏み出してくれた、と言っても過言でないでしょう。記念すべき日です。

今回、理科室で昨年来、発見されてきた事象に共通する点は、ラン藻の水溶性色素(ガリガリ君ブルー)が秘めた駆虫効果でした。そこで萌芽的な発見を発表する一つの方策として、"質的研究"としてのアプローチで固める提案を今回、試みました(主に文系の手法であり、理系では馴染みがない例)。

私としてはケシ粒のごとく小さく見える断片的な観察からでも、オリジナリティ性を備えた研究萌芽が生み出せるのだ、と言うことを自ら見本を示して生徒たちに訴え掛けたかったのがホンネでした。学会会場であれば、いかに有意義な議論を交わしても消滅してしまうものですが、発端が学会中止の代替策であったとは言え、議論した軌跡が残せるシステムへと行きついた意義は大きいと感じます。

元々、和歌山市在住の優月くんとの間で何とか実験観察でも遠隔指導できる方策を考案できないかと考えていた矢先でした。「対面指導」と「遠隔指導」を巧みに組み合わせて効果的な教育効果が生じるとの感触*1があります。この路線をの開発を進めて行きます(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*1 前任校の国立高専で、教員向けの英語研修で「現地滞在」と「遠隔演習」の2つのモードを組み合わせて高い効果を発揮していた様子を国際交流室長(当時)として確認してきました。それは、一つのモード(ここでは滞在)だけでは"マンネリ化"して行きがちな弱点を、敢えて早く自国へ戻って"不足分"を自覚さえることで、さらに学習意欲を引き出す意義があったように感じられた。人間は不自由さを克服していく中で進化が起こり、何一つ不足なく満たされてしまうコトが理想であるとはむしろ言えないのだと実感できた。

卒業生の岩田祐樹くん(大2)は私のこの解釈を即座に理解し、自分の言葉で表現してくれた。岩田くん曰く、実物の直近にいるとリアルな感触や細かい変化に気付けて良いですが、距離を置くと視点や発想の切り替えが起こりやすくなる感覚があります(LINEメッセージから抜粋)。これは、通信制課程における教授スタイルが、「自宅学習」と「対面授業」の2つのモードを組み合わせているケースと符合します(大学の通信教育と比較し、高校の通信教育にはまだまだ改善の余地が残されていると思う)。

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画像・上段左:陸水学会近畿支部会に用意したパワポ(PDF)タイトル、同・上段中:植物生理学会大会事務局(阪大)が用意した高校教員と高校生向けのネット会議室(一般公開分)、同・上段右:遠隔会議用システムの例(Zoom)、同・下段左:陸水学会近畿支部会へ提出した要旨原稿(PDF)、同・下段右:まるで新型コロナウイルス禍を予告するような映画『カサンドラクロス』(1976年);ビル・ゲイツ氏のTEDトーク(2015年の講演動画)の中でも、世界的な疫病の流行を最も恐れていたコトが覗える(インタビュー動画)。※上記のPDFファイルは適宜、アップロードして行きます。

付記:映画『カサンドラクロス』(トレースフォワードした動画)を今回、視聴してみると改めて人間性が問われて行く時代の到来を予感した。特に、心を動かされたのは、ソフィア・ローレン演ずるところのジェニファーの元夫で医師のジョナサン・チェンバレン博士の誠実さと勇敢さである(同男優は『ハリーポッター』シリーズでダンブルドア校長役を務めた)。映画のように生きよう・・とまでは言わない(命がいくつあっても足りないので・・)が、もう少し「人生意気に感ず!」の生き方を目指して行くのも悪くないんじゃないだろうか? 日本の学校教育が、「人を逞しく育てている」と言うより「小賢(こざか)しく生きる」ことを日々、授業や試験を通し「良いコトをするフリして」刷り込んでいるように思えてならない。試験による評価の"正解主義"は、人が用いる特権を得た言葉を曖昧にさせ、言葉と想いと行動を分断化させてきたのでは、との疑念が拭えない。それに対する是正*2が、これからの時代に必要となるのだろうと予感している(竹内記)。

*2 高専教員時代に、3年次(高3相当)の学科対抗の自主制作映画に駆り出され、劇中のマッドサイエンティスト役を(カンペの補助を借りて)どうにか役目を果たした。不思議と、忘れられない想い出として刻印された。あのような熱気溢れるの実地体験が、どの学校にもあって然るべきだと感じている。

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