そもそも「学び方」のコツを学びましょう(2020年04月11日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

そもそも「学び方」のコツを学びましょう|通信制高校のルネサンス高等学校

メニュー
 

大阪

そもそも「学び方」のコツを学びましょう(2020年04月11日)

アート&サイエンスコース

そもそも「学び方」のコツを学びましょう(2020年04月11日)

そもそも「学び方」のコツを学びましょう(2020年04月11日)

教育デザイン室長の竹内です。現在、日本のみならず世界中の学校がコロナ(covid-19)禍によって、機能が停止状態にあります。そこで、この機会に本校では新学期のレポート課題が進められる生徒もいるでしょうし、自宅待機する生徒たちのため各種の無償教育サービスを提供してくれています(⇒大阪府教育センター)。

しかし、私の目から見て、学校という学校が忘れてきた学びについて今回、情報発信して行きたいと思い立ちましたので、ご参考にして下さい。それは、学校の教員は。「学びの内容」(コンテンツ)は授業と言う形式で切り売りしてはくれても、肝心要の学び方のコツを教えてくれたコトはないのです。今日は、この問題点に大胆にメスを切り込んでみましょう。

世の中は、「既知」事項と「未知」事項の2つの部分から構成され、それはちょうど「氷山」に喩えれば教科書に載っている「内容」はまさに"氷山の一角"に過ぎません。

では、学習者は実際、どう対処すべきなのか?、という問いに対する私のアドバイスは、安易に定説を鵜呑みにしないコトに尽きます(critical thinking)。引っかかる点が一種、アラート(警告)なので無視しないコトです。心の琴線に引っかかった点は、邪魔臭い厄介モノではなく、宝モノなのです。表面的な正誤(学業成績)に拘るからこそ反って、大切な宝石の"原石"をとかく見落としてしまいがちになるのです。

具体的には、高校で履修する学習内容(ルネ高の課題レポート)にどう対処したら良いのか・・という点ですが、簡単です。「正解は必ず教科書の中に隠れている」一点を押さえて下さい。だから教科書を開いたら、「この辺りに正解が隠れてそうだぞ!」と証拠を見つける「勘」を養うことに意味があるのです。最初は不慣れであっても慣れてくるに従い、段々と「的」を当てやすくなるはずです(ダーツの要領で・・)。

「勘」を「ヤマ勘」と混同するのは、大きな間違いです。「勘」はイイ加減な力ではなく、磨き込んで鋭くできる最も大切な能力だからです。正解の解らない研究者や開発者が頼る能力とは「勘」以外には何もありません。勘は磨けば磨き込むほど、鋭く研ぎ澄まされて行く能力です。情報を大量に蓄積し、短時間で処理する能力では人間はコンピュータに勝てませんが、直感とか閃きは人間が受け持つべき領域です。むしろ「胸騒ぎがする」って程度の微弱な信号までをも感知するセンサーならば、研究の最前線でも有効*1なのです。

*1 実際、私は食品衛生学のウェルシュ菌の培地組成が、水環境科学の硫酸塩還元細菌の培地組成と酷似していたことに"胸騒ぎ"を感じ、各々の標準菌株を購入して培養してみたら双方で生育したので実証できました。私は、後者の専門家の1人でしたが、そこはウェルシュ菌の専門家でも気づかない落とし穴でした。

高校課程として必修の課題レポートに反し、探究学習(PBL)は正解のない問いを立てる点からスタートします。そこでは、オリジナリティが重視され、他者の真似は剽窃(ひょうせつ)扱いとなり、信頼を損ねる結果になります。正解がある大学入試と探究学習では、全く対極に位置する事実が自ずと解かろうかと思います。で、実社会で遭遇する問題は、実は正解を誰もが知らない中で前へ進むしかない*2のです。

*2 新型コロナウイルスの猛威が、いつ収まるのか、なぜ陰性化した患者が陽性に転するのか、感染症の専門家ですら、まだ分からないのです。実務の世界は、学校の試験問題のごとき"理想条件下"に置かれることなど、ほとんど期待できないからです。

学校という閉鎖空間では、常に採点上の便宜のため「一つの正解が存在している」との前提の独特の秩序の下で"仮想世界"が形成されており、社会人の現実対応力を弱体化させて来ました。自主判断を許さない縛りの中、大川小学校で経験した悲劇を顧みて、今こそ古臭い殻など脱ぎ棄てましょう。

何のための学校教育なのかを、個々人が真剣に見直さないと、この歴史的な節目の関所を通るのを許されないと案じます。知識は必要です。が、知識だけでは活きません。知識を活きた血肉へ変えて行くためには自ずと、そこに心や血を通わせないと無意味なのです。正解を得て行く途中で「勘」を磨いて下さい。

どうかお願いですので、「勘」を決して安直な「ヤマ勘」とは混同しないで下さい。「勘」を磨いて来なければ何の発見もできず、何の開発もできません。勘こそが「心血」を注ぎ込む知識へと御霊を注ぎ込む学びだったのです。試験で得点するためだけの知識では、生きた力にはなり得ません。逆に、そんな知識の断片でも、社会や人生との繋がりを感じて貰うと、活きた知識として息づくのです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

----------

画像・上段左:専門書と公定法(私も草稿の執筆を担当した『下水試験方法』、日本下水道協会)、同・上段中:探究学習の成果(左から右へ大阪府高校生物教育研究会誌、日本植物生理学会高校生研究発表会要旨集、日本陸水学会近畿支部会機関誌)、同・上段右:既知と未知の関係を示唆する「氷山の一角」、無料交換サイト『イラストボックス』から、同・下段左:大阪校図書室の蔵書、同・下段右:大学入試過去問(通称『赤本』)

付記:小学校の頃の授業の記憶で、繰り上がり計算とか割り算がデキないと進級して行く上で弊害になるとの記憶が脳裏に深く刻まれたまま、中高生となり、大人になって行く日本人が多くいる印象がします。が、広く世界を見渡せば、欧米には引き算すら暗算できず、商店で買い物をすると商品価格に小銭を加算して行って釣り銭を返す風習が残っています。

また、学生時代に化学のモル計算の理解が怪しくても、試験方法には何ミリグラムの試薬を何ミリリットルの蒸留水に溶かし、何ミリリットルの標線までフィルアップしなさい・・と言う手順は事細かに記されているので業務に支障はありません。ただ原理原則を知っていた方が無用な操作上の無駄や間違いを避けられる利点はあります。が、学生時代の学びを全て理解していないから・・と言って生活や仕事に必ずしも困るとはありません。ただ、学生時代には授業が円滑に進むように「知らないと困るよ!」と教員から脅され、それを生涯に亘り、劣等感を抱かせるのは逆に弊害になっていると教員として実感しています。

私なんか、今、自分が解らない問いに対し、ワクワクはしても悲観をしたコトはありません。5年後や10年後、あるいは死ぬまでに理解できればイイや・・くらいに悠長に構えています。何年か越しに謎が氷解する楽しみは、何モノにも代えがたい感動です。答えを直ぐに知りたがる癖は小学生の頃に学校の教員に強引に"躾けられた"習慣そのもので、高等学校から大学教育に進むに相応しい学びではありません(竹内記)。

アート&サイエンスコース

最新の記事

月別でブログを見る

通信制高校のルネサンス高校グループ > 学校 / 連携キャンパス等 > ルネサンス大阪高等学校 > ルネサンス大阪高等学校ブログ > 教員 > アート&サイエンスコース > そもそも「学び方」のコツを学びましょう

最新お知らせ・ブログ4件

横浜キャンパス

ルネサンス高等学校 (大子校)

ルネ大阪広報

インフォメーション

 

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」
「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制から大学や専門学校の受験って大丈夫?」

資料請求はこちら
ネット出願はこちら
プライバシーマーク

ルネサンス高等学校グループは通信制高等学校です。
全国に3校(茨城・豊田・大阪)、キャンパスは7拠点(札幌・仙台・東京・新宿代々木・豊田駅前・広島・福岡)展開しており、全国各地から生徒を受け入れております。

Copyright © Broadmedia Corporation. All Rights Reserved.

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制高校から大学や専門学校の受験って本当に大丈夫?」

資料請求
いますぐ出願したい方はコチラ
パソコン・スマートフォン・タブレットから簡単出願!!
検定料は、クレジットカード・コンビニ決済で!! 24時間受付中
ネット出願

通信制高校への入学・編入転校をお考えの皆様へ

ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城愛知大阪)、連携キャンパス及び受付・相談センター(東京・新宿代々木神奈川・横浜愛知・豊田名古屋大阪・梅田広島福岡) を置く広域通信制高校です。 どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。 一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。 ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、14年経ちました。卒業生も約15,000名となります。

通信制高校