「メタ認知」を喩えるならばタケコプター!(2020年04月21日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「メタ認知」を喩えるならばタケコプター!(2020年04月21日)

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「メタ認知」を喩えるならばタケコプター!(2020年04月21日)

「メタ認知」を喩えるならばタケコプター!(2020年04月21日)

学校で知識のバラバラの断片(ピース)だけは教わり、試験でも問われる。しかし、そのピースを掻き集めて何か新たな価値を生み出す手法は教わらない。ここが、日本の学校教育課程で"不足した点"なのであろう。

私が、専門外のウイルスまで口にすることを怪訝に見る向きがあるかも知れない。魚介類の寄生虫ですら、知ったのはここ数年のことである。が、未知の世界にどうやって私が踏み込んで行くのかコツを伝えたく思う。

重要な概念は「メタ認知」である。 が、私自身、自分でこのパワーを使っていたのは全く無自覚のこと*1であった。その理由をお話したい。日本の学校で教えていない学びがある事実を伝え残しておきたい(実は、コーチングの世界、例えばPX2プログラムなどにはある)。

*1 前任校の呉高専で中国語の非常勤講師を務めて来られた認知言語学を専攻する藤(トウ)小春先生(前広島大学、現温州医科大学)に「先生は認知心理学を学んでないのに知っている。」と指摘されたことがあります。

学校教育の現場では、朝の単語の小テストから始まり、常に断片ばかりが問題にされる。「その場凌ぎ」の癖がつく、仕事に就いてからも怒涛のように次から次に作業を処理して時間が過ぎる。試験日や締切日に追われる日々が続くので、感覚あるいは感情のスイッチをオフにして堪える。その結果、不感症になって、涙を溜めることも忘れ、思考停止になる。終いに、怒りも悲しみも感じない人生の不感症になる*2

*2 内心、ストレスは溜めているはずであるが、気づかず過労死に至ることすらある(東大卒でも)。ストレス解消のため酒場や風俗が流行れば、それも経済成長に加算される(着太り経済)都合から根本解決に至らない。

現在、コロナ禍で"一休み"(生徒たちは当校禁止で自宅待機)しているので、自然なカタチで目覚める(=覚醒する)には千載一遇のチャンスだと思える。

本題に戻るため、私が辿ってきた道を、遡ってみたい。2006年末、私は家族と英国移民を返上し、日本へ帰ってきた。信州大学応用生態学講座(中本信忠教授)に在籍し、2年間、中本先生のお伴で各地(石垣島や宮古島まで連れて行って戴きました)の緩速ろ過池を見せて貰う機会に恵まれた。その際、驚いたのは緩速ろ過池で優占する糸状性珪藻メロシラが自然界でどのような場所(ホームグラウンド)に生息しているかを見せに現場(河床、湧水、滝壺)へ連れていって貰った時である。「あゝ、中本先生と同じ発想だったんだ。」と実感した。

緩速ろ過に入門する前の私は下水道畑で実務に従事してきた。東京都下水道局に水質職として入局して最初の業務課題は、放線菌による固体液体分離障害(後に、スカミングと命名)だった。私も、この原因生物が自然界の何処にいるのだろう(土壌がホームグラウンドでした)という根本命題を常々、意識してものだ。

中本先生も私も、"目の前"の浄水場や下水処理場だけに捉われず、そもそも何処を故郷にしていた生き物なのか・・の根本(ルーツ=起源)に拘っていたと言える。このような発想は、目先の業務に追われていたら、持つことは非常に難しい。ちょうど地上から「タケコプター」で飛び立ち、上空から眺め降ろす視点が必要なのである。逆に、地べたを這いずり回って見つかる対象もあるが、全体を俯瞰することで見えてくる対象もある。残念ながら定期試験や定例業務に振り回されている限り、地上を右往左往している状態だ。

冷静になると、浄水場の緩速ろ過池に繁茂するメロシラ、下水処理場のエアレーションタンクから溢れるほど異常増殖するノカルジア型放線菌。これらの微生物は、自然界で細々と環境中に溶け込んで生活していた生き物であるが、人が浄水場や下水処理場を創り出したため、目で見えるほど大増殖してきたのである。人がこれらの人工環境(built environment)さえ構築しなければ、微生物が目に見えるほどの塊状にはならなかった筈であろう。皮肉なもんだ。

同様に、新型コロナウイルス(covid-19)によるパンデミックも、メガロポリス巨大都市)が過密となり、グローバル化によって人も物も世界を短時間に移動し、野生動物と人間とが狭い地球上でお互いに接近し過ぎてしまったことが、"人獣共通感染症"が誕生した、そもそもの根本原因なのだと知れる。人為的に遺伝子操作を加えたウイルス犯人説も囁かれるが、いくら人対人の感染だとしても、果たして世界の隅々まで行き渡るのだろうか・・と微生物生態学の視点からは驚愕でしかない。

ここで、人間が節度を持てば良かったのであろうが、自らブレーキを踏む行為に踏み切れなかった。その結果、ブレーキを掛ける存在が現れたに過ぎないと、私は包括的に理解している。部分的には、医学が受け持つ領域に間違いないが、政治・経済・産業・・・そして、何より教育を正さないことには歯止めが効かない。今回、何とか凌いだとしても同じようなブレーキは延々、繰り返される顛末になるのは必至である。単発的なブレーキと捉えるより、人類の暴走を止める自然界の安全装置たる、フィードバックが掛かったと言える。これが私に見えた世界で、ワクチンで根本解決とは思えない。一種のみが支配する世界など、"生物界の掟"に反するからだ。

未来社会を的確に見据えて行くためには、現行の学校教育及びその延長線上にある入試選抜及び就職戦線も"場当たり"的な指導体質から脱却する見直しが必須で、次世代の若者たちを"真の意味"で賢く*3なるよう育成して行かねばなるまい(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*3 英語には、賢いに2つ(米語ならsmartも)の語句があり、cleverは試験で得点するような頭の良さに留まり、ウッカリするとキツネのような人を騙す狡賢さに繋がる。残念ながら日本の学校教育は、コチラ側であった。これからは、フクロウのような人類の未来社会に思い遣れる心ある"賢人"としての賢さwiseを目指して行かなければ、日本は永遠に現状のような餓鬼・畜生・修羅の境涯に留まる結果になるであろう。

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画像・上段左:長野県軽井沢の湧水池(忍ケ丘)、同・上段中:緩速ろ過池(長野県・須坂市)では糸状性珪藻のメロシラ(右下)が生えても放置しておくことで水生昆虫(幼虫)の餌になるのでメンテナンスは不要、同・上段右:英国の自然保護活動家のMaritin George博士(1993年に面談)、英国人は高い場所に立ち、下界を見下ろすポーズを好む(彼らが抱く「メタ認知」への潜在欲求を感じる)、同・下段左:下水処理場のエアレーションタンク(生物反応槽)から放線菌による異常発泡で路上に溢れ出た発泡スカム(右下は、ノカルジア型放線菌のグラム染色像)、同・下段右:活性汚泥のスカム化(スカミング)の三態(左から順に、タンク内での発泡、最終沈殿池での水面での浮上、生物反応槽から沈殿池へ繋ぐ導水渠でのスカムの集積;1986年竹内撮影)

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