米国における学校教育の「遠隔授業」事情(2020年05月23日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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米国における学校教育の「遠隔授業」事情(2020年05月23日)

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米国における学校教育の「遠隔授業」事情(2020年05月23日)

米国における学校教育の「遠隔授業」事情(2020年05月23日)

本日(23日)午前9時からと10時から米国との間で、Zoomで繋がる機会を得て、現地事情を知り得る機会がありました。現時点での概要をご参考までにシェアしておきます(早い時間帯だったのは時差のためです)。

9時からのミーティングは、ニュージャージー州にある日本人学校(小学校)から日本人の男性教員の方からの現地報告でした。現在の在籍者数が4、5人と少な目な状態でZoomを介してロイロノートを使った教材を配信したそうです。Zoomにはコメントやリアクションを送る機能もあり、時に児童個人が教員個人宛てにメッセージを送る使い方*1も見い出し、周囲の目を気にせず*2コミュニケーションできる利点を見い出したそうです。

*1 察するに、授業中に生徒がこっそりメモ用紙を人づてに渡していくようなスリルを見い出したのかも知れません(笑)。ましてや、それが児童と教員の間のコミュニケーションですから、節度ある範囲であれば、リアルな授業では築けない信頼関係かも知れません。オン・ライン型ならではの副産物だと言えそうです。

*2 確かに日本人は他人の目を意識して、教室で意見を述べたりするのを控える日本独特の他者を牽制させる空気があります。いわゆる"同調圧力"の変形だろうと思いますが、本来は強制目的でなく自立支援を促す相互監視システムパノプティコン高嶋芳幸コーチからのご教示)の名残りではないでしょうか? 

10時からのミーティングは、ニューヨーク州にある寄宿生国際バカロレア校(高校)から大学進学指導のアドバイザー(ハーバード大学の面接官*3でもある)から英語媒体による日本人向け学校説明会でした。

*3 日本人が長年、イメージしてきた一律競争に基づく歪んだ"公平感"に基づく、合否判定する作業でなく入学希望者と大学の求める人材像をマッチングを図ることが趣旨である。機械的に平等を装って(医学部入試で女子の点数を差っ引く不正が明るみに出た)みたところで、入学志願者側と学生を入れる大学側の双方ともが不幸になるだけだからだ。当時、欧米の理工系学校教育システムが進んでいた(筆者は居住就労資格を取得した)。

説明を受けていて感じたのは、米国は詰込み型の知識伝授型の教育(the factory model of education)など日本と異なり、とっくの昔に脱却していること、学業以外の課外活動やボランティアを通じた社会参加して行く姿勢を教育の根幹に据えている(holistic education*4全人教育)趣旨であり、日本の高校みたいな"合格一直線"の声で煽られて突進し、人格を歪めてしまう構図とは正反対です。つまり日本の学校教育は、"教育デザイン"の観点から眺めると構造的な欠陥を留めたままでいると懸念し、筆者もその是正に務めてきました。バランスを崩すと閉塞社会(the stratified social structure)が誕生するのを軽減すべくアート&サイエンス・コースをデザインしました(EFアカデミーと規模こそ違いますが、共通性が見え隠れしても当然でしょう)。

*4 説明者のJason Kirschner氏(2009年、米ハーバード大卒;2014年からEFアカデミーの指導スタッフ)は、EFアカデミーの理念に多国籍で、異文化理解が基調の"American-Global education"だと強調された。

部活も運動部は"競う"要素があるが、文化部は"創造"する要素があり、両者が偏らないように学期(term)ごとに変わるスタイルが米国流なのだと言う。一つの部活を一貫して続ける日本流も極める点では利点があるが、米国流ではあくまでバランスを採ることを狙っている(個々のニーズに応じてプロ級のコーチから校外で特別なトレーニングを受けるという強化策*5が根底にあるからだと思います;英国でも、同じ方式でした)。

*5 日本では現在、特活(特別活動)から部活は外されていることになっている(平成10/11年の改訂で)。それでも、"ブラック部活"問題が残っているコト自体が矛盾を孕んでいる(第一人者、内田良氏の談)。

日本人は言語の障壁で隔離されてしまっているので、情報も意識もガラパゴス化されがちです。知らぬ間に、国益を大いに損ねてきたと懸念します。今回のコロナ禍の第一波では結果的に、日本人は優等生となって競り上がれたが、日本に研究団体も設立されているエピジェネティックスの概念を紹介しましょう(→付記)。

互いに隣接するNJ州もNY州も、現時点での見込みでは遠隔授業は1月頃まで予定されているそうです。次いで冬に向かっている南半球へと活動の中心を移し、コロナ禍の第二波の予兆(ver1.5)が見えて来ているかのように感じられます(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:日本人学校があるNJ州とのZoomミーティング中の様子、同・上段中ロイロノート画面の例、同・上段右:NY州からの配信前の待ち受け画面(EFアカデミー)、同・下段左:EFアカデミーNY校の課外活動の例(校内だけでなく校外学習*6も)、同・下段右:文化部は、"creative clubs"として創作活動の充実感を体験する場としての位置づけ(運動競技の特性とは別に、成長面のバランスを重視

*6 Science field workの中には、例えば大阪校「環境保全クラブ」が参画している市民活動イタセンネットに相当するハドソン川でのフィールドワークも含まれている。

付記:日本がコロナ禍の第一波を凌いだ様子は、今や"日本の謎"として世界に驚きを与えてる。余り言及されてきてないが、私自身は日本の伝統的な家庭料理(梅干し、ゴボウ、緑茶、味噌、納豆など)が日本人の免疫系を強靭化させてきた面があると感じている(前報を参照)。一方で、日本人の持つ課題と断言できるほど脆弱化してきた面があるコトを忘れてはならない。それは身体面でなく、真逆の精神面である。

日本社会におけるイジメの体質は、著しく人を絶望に追い込み、自死に追いやる社会である。この日本人のセキュリティーホールが食生活で強化できた腸管免疫で持ちこたえて貰えるのか、私には予断がつかない。「はらわたが煮えくり返る」という表現があるように、失意や絶望は折角、食養生で鍛えあげた腸壁の免疫系を突破するかも知れない。メンタル面の苦渋は、血液の性状(=免疫力)にも悪影響を及ぼすアトピー性皮膚炎や喘息発作の悪化も、生活に起因するメンタル面の影響が大きいと言われている)。

科学的根拠を若干、提示しておきたい。一般的に報道される機会に乏しいが、エピジェネティクスと言う遺伝子だけでは説明がつかない命題を解く新研究領域が勃興しているので、ここにご紹介しておきたい。本文中のリンクを例えば、英語論文までダウンロードして読めるが、今日は記述内容の信頼性の高さを担保する程度に留め、機を改めて概要を紹介する機会を待ちたいと思う(竹内記)。

動画:大阪校「コーチング・クラブ」指導員の高嶋芳幸氏(東京在住なのでZoomで遠隔指導)がおススメの動画を紹介しておきます:執着を捨てると新しいモノが手に入る。欲しい物があったら積極的に捨ててみよう!(スピリチュアルNori、チャンネル登録者数:5.5万人、※スピリチュル臭は感じませんのでご安心のほどを)

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