森田 悟史
2014.07.09.Wed
前々回、2つの封筒という記事で、問題をだした。
2つに1つ。得するか損するか。
前回、続・2つの封筒という記事で、封筒を替えたほうが、得する可能性が高い、という話をした。
期待値という概念を使うのだ。
で、得するとわかっていても、なんだかやっぱり封筒は替えたくないなぁ、という思いがある。
1万円が2万円になるかもしれないけれど、5千円にもなるかもしれない。
実は、人間の心理には、損に対しては、過大評価する仕組みがあるのだ。
損する可能性があるものは、やりたくない、と思ってしまう
例えば。
問題ア。どちらかが選べる。
A.無条件に100万円が確実にもらえる。
B.サイコロをふって偶数だと200万円がもらえ、奇数がでたらもらえない
どちらを選ぶ?
これだとAを選んだのではないだろうか?
Bを選んだ人はギャンブラーかな。
Aを選ぶ人が多いそうだ。
期待値としては、AもBもいっしょなのである。
では。
問題イ。200万円の借金があります。どちらかが選べる。
A.無条件に借金を100万円に減らせる。
B.サイコロをふって偶数だと200万円がチャラ、奇数がでたら変わらず。
どちらを選ぶ?
この場合、Bを選んだのではないだろうか。
Aを選んだ人は石橋を叩いて渡す人では。
Bを選ぶ人が多いと言われている。
これまた期待値を計算すると、どちらも100万円がもらえるのといっしょで、同じ。
期待値の計算をすると、問題アもイも変わらない。
でも、偏る。
「損する」という痛みに、人間は弱いのだ。
得したい!よりも、損したくない!のほうが強い。
その心理が働いて、逆に損することもしばしば。
しっかりと計算をしてみて、客観的に、物事を判断したいよね。
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