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定時制高校とは?全日制高校との違いや学費の目安を解説

更新日:2025.01.30

定時制高校とは?全日制高校との違いや学費の目安を解説

定時制高校は、1日の授業時間が全日制高校と比べ短く、授業が昼または夕方や夜などに行われる高校です。働きながら通う生徒や、学校の滞在時間を短くしたい生徒にとって、全日制高校よりも学びやすい環境です。

この記事では、定時制高校の特徴や進路、どのような人が通っているのかなどを紹介します。全日制高校以外の進路を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

定時制高校とはどんな学校?

定時制高校とはどんな学校?

定時制高校は1日の授業時間が約4時間と短く、昼または夕方や夜などに授業が行われる学校です。全日制高校と同じ高校卒業資格を取得できるものの、通う時間帯や卒業までにかかる期間が異なります。

ここでは、定時制高校の特徴を解説します。

1.時間帯

定時制高校に通う時間帯は、学校によってさまざまです。「夜間定時制」であれば夜間に、「昼間二部定時制」なら午前または午後に通います。「三部定時制」の時間帯は、午前、午後、夜間の3パターンがあります。
それぞれ1日約4時間の短時間で学びます。

2.卒業までの期間

定時制高校は、基本的に卒業まで4年間かかります。定時制高校は1日の授業時間が短い分、卒業に必要な単位を修得するのに時間を要すためです。

ただし、三修制を取り入れている定時制高校であれば3年間で卒業することも可能です。
複数の時間帯の授業に出席することをはじめ、ボランティア活動等や高等学校卒業程度認定試験(高認)の合格等の認定で、卒業に必要な単位数を修得します。前者については、午後の時間帯に通う生徒が夜間の授業にも出席するなどのケースです。

三修制を取り入れている学校か、3年間での卒業が可能か等、入学前に確認しておきましょう。

定時制高校の「単位制」「学年制」の違いとは?

定時制高校の「単位制」「学年制」の違いとは?

定時制高校の「単位制」と「学年制」の違いは、修得する単位数が学年ごとに定められているかどうかです。

単位制とは、生徒が選択したい科目を決め、学校に申請(履修登録)し、学習を進め単位修得を進める制度です。
学年制とは、1年間で修得する授業科目や単位数を学校が決め、生徒は指定のカリキュラムに沿って学習を進める制度です。

定時制高校の多くが学年制です。しかし、毎日学校に通って時間割通りに学ぶのが難しい生徒もいるため、近年は学年制から単位制に切り替える定時制高校もあります。

定時制高校に通っている生徒の傾向と割合

定時制高校に通っている生徒の傾向と割合

定時制高校に通う生徒が抱える課題や背景はさまざまです。
文部科学省は、定時制高校に在籍する生徒がおかれる状況について以下データ(一部)※を公表しています。

小・中学校及び前籍校における不登校経験がある生徒 39.1%
ひとり親家庭の生徒 36.9%
特別な支援を必要としている 20.1%

こうした背景から、定時制高校の環境が合わず、途中で退学を選ぶ生徒も少なくありません。
特に、働きながら通う生徒や不登校経験のある生徒にとっては、在学継続が難しいと感じる大きな要因の一つとなっています。

定時制高校の学費はいくら?就学支援金とは

定時制高校の学費はいくら?

定時制高校の学費は、公立と私立で大きく異なります。私立の中には、公立の倍以上の学費が設定されている場合もあるため、事前の確認が重要です。

なお、高等学校等就学支援金制度の給付を通じて学費の補助を受けることができます。
高等学校等就学支援金とは、高校などの授業料の一部、もしくは全額を国が支援する制度です。一度高校を中退した場合でも、再入学して学び直す際に状況により支援を受けられる場合があります。
詳細は、進学先の学校または、学校が所在する都道府県に確認しましょう。

定時制高校卒業後の進路

定時制高校卒業後の進路

定時制高校を卒業した後の進路は、大学進学や就職などさまざまです。
文部科学省による「学校基本調査※」では、定時制高校卒業生の進路について以下のような結果を掲載しています。

大学等進学率 専修学校(専門課程進学率) 就職者率
令和3年度 13.4% 19.2% 38.3%
令和4年度 16.2% 19.9% 37.0%
令和5年度 17.1% 19.7% 36.4%

定時制高校では、卒業後に就職する生徒が多く、就職活動への支援が充実していることが特徴です。一方で、大学や短期大学、専門学校へ進学する生徒も一定数います。

定時制高校から大学や短期大学への受験を希望の場合は、検討している定時制高校へ進学サポートが充実しているか等確認し、必要に応じて予備校も視野に入れるなど、自分に合った対策を早めに検討することが大切です。

定時制高校の入学試験の内容

定時制高校の入学試験の内容

定時制高校の入学試験は、基本的な学力試験や書類審査、面接、中学校の調査書の提出などで構成されています。
学力試験では、国語・数学・英語を中心としたテストが実施されますが、全日制高校と比べると難易度は低めです。

中学校での内申点や欠席日数が気になる生徒にとって、定時制高校は比較的入学試験のハードルは低いと言えるでしょう。

進学目的や環境にあった進学先を選ぶ

進学目的や環境にあった進学先を選ぶ

中学校卒業後の進路は、進学目的や学習環境に合う学校を選びましょう。全日制高校以外で高校卒業資格を取得したい場合や、大学や専門学校に進学する目標がある場合は、通信制高校に進む選択肢もあります。

定時制高校と通信制高校の違いは、登校頻度や学習方法などです。通信制高校は主に動画授業やレポートの提出で学習するため登校日数が少なく、時間や場所にとらわれず自分のペースで学べます。

卒業時に取得できる高校卒業資格は、全日制高校、定時制高校と通信制高校で違いはないため、進学する本人に合う進路を選びましょう。

通信制高校ならルネサンス高校

通信制高校ならルネサンス高校

ルネサンス高校では、多くの生徒が「通信コース」のみを選択しています。担任によるサポートが充実しているため、スムーズに高校卒業をめざせる環境です。

卒業するには、在学中にルネサンス高校の学校に登校して面接指導を受ける「スクーリング」に参加する必要があります。ルネサンス高校のスクーリングは、宿泊タイプや日帰りタイプなどさまざまです。
普段の学習はネットでできるので、毎日の登校が難しい人や、自分のペースで学習したい人も、安心して学べる仕組みが整っています。

まとめ

まとめ

定時制高校は、1日4時間程度の授業を受けて卒業に必要な単位を修得する高校です。ただし、毎日の登校を負担に感じる人にとっては、合わないと感じる方もいるでしょう。

なるべく少ない登校日数で高校卒業をめざしたい人は、通信制高校もおすすめです。近年、通信制高校の生徒数は増加傾向にあります。通信制高校に興味がある人は、ぜひルネサンス高校の学校説明会や個別相談会に参加してみてください。

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