やりたいことをやるために学習する! | 通信制高校のルネサンス高等学校

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ルネ高48

やりたいことをやるために学習する!

2017年3月24日

拡がる義務教育

学校反対の一揆まで起きた義務教育だが、1900年頃には90%を超える就学率になった。これは当時の最先進国であるイギリスを抜く勢いであった。
日本はアジアで唯一産業革命に成功しつつあり、工場が増えた。その工場は農家の次男、三男の働き場所となった。後継ぎの長男以外は貧しいため、結婚が難しい彼らにとって、工場で働けることは福音であった。
女性も工場で働くようになった。先進国と比べると貧しかったが、江戸時代よりは豊かになった。また1900年には、義務教育である小学校の学費も無料になった。この後日本は世界でも有数の就学率の高い国となった。教育は、労役から投資になったのである。

なぜ算数・数学、理科、社会、英語、国語などを学校で勉強するのか

戦後(1945以降)になると、中学校まで義務教育になった。
数学では連立方程式、2次関数などを中学で習う。理科では力学、化学方程式などを中学生皆が習う。この程度の内容でも、大人になって仕事や日常生活で使うことはほとんどないという人が多いだろう。
この分野に興味がある人はいいが、そうでない人は、「なんで、使わない、大して役にも立たない、つまらない知識を学校で習うのだろう?」と思ったことだろう。

どうしていろいろな教科を学習するのかという大きな理由は、明治維新(1868)で士農工商(武士が一番偉く、商人が一番下)の身分制度が廃され、四民平等となったことに起因する(正確には緩くなったとはいえ華族、士族、平民の別が残った)。
江戸時代は封建社会で、身分制が厳格で、身分を超えた職業選択の自由はなかった。基本的には、武士は生まれながらに武士、農民は農民、職人は職人、商人は商人であり、例外はあったが、この身分の壁は越えることができなかった。農民に生まれたら、農民になるしかなかったのである。

さらに武士の中にも上士、下士、足軽などの厳格な区別があり、どんなに能力があっても自分の身分を越えて、下士が上士になることはできなかった。豊前中津藩の下士の出身であった、福沢諭吉(慶応大学を創立)が、「身分制、封建制は親の仇」と言ったのもうなずける。

ところが四民平等となると、本人の能力、やる気次第では、なりたいものになれる、親と異なった職業、身分になることができる可能性が生まれてきた。農民の出身でも、医者になったり、政治家になったり、学者になったりすることができるのである。すると農民になるには必要のないことでも、基礎的なことは学んでおく必要がある。農民の子でも、医者になるなら、理科を勉強しておく必要があるし、貿易商になるなら、英語を習っておく必要がある。
江戸時代と違い将来何でもなれるように、いろいろ習っておく必要がある。そもそもそうしないと自分がやりたいこと、好きなことに出会うチャンスも少なくなる。将来の可能性を担保するために、いま必要でないことでも、将来役立つかもしれないことを学習するのである。これは身分が固定された社会では、必要のない学習であったが、人間の可能性を保証するということでは画期的なことであった。

将来に備えて学習するより、やりたいこと、好きなことを学習することが大事になった

基礎学力を「読み書きそろばん」とすると、少なくとも小学校までの学習の多くは社会に出てから必要であろう。
しかし中学校、特に高校で皆が共通で学ぶ内容は必要ではない可能性が高い。英語が必要な職業に就くつもりのある人は、中学、高校とほとんど英語ばかり学習してもいいかもしれない(他の教科はやりたければやればよい)。

特に義務教育ではない高校はそうであろう。小学校は基礎学力、中学校はやりたいこと、好きなことを見つけるための学習、楽しい学習が大事になる。そして高校はやりたいことに各人が打ち込む学習。大学でさらにその専門性を深める。そういう流れがこれからの学校には必要である。

明治時代は、日本人の平均寿命は40歳程度。現在は80歳を超えている。2倍である。使える時間が2倍になった。そして経済的にも豊かになった。だから自分の人生で自分のやりたいことをやる、好きなことをやる、ということができるようになった。失敗したからといって生きていけなくなるわけではなく、やり直しする余裕もある。
やりたいこと、好きなことに何度かチャレンジできるいい時代になった。現在の学校はそういう時代に合わなくなっているのではないだろうか。

著者:桃井 隆良
日本の教育の改革を志し、内閣総理大臣から「教育特区」として認定された茨城県大子町にルネサンス高等学校を2006年開校。その運営法人となるルネサンス・アカデミーの代表を務め、2011年にはルネサンス豊田高等学校、2014年にはルネサンス大阪高等学校を開校。現在は「新しい学校の会」の理事長も務める。

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