通信制は毎日通わないといけないの? 【第三章 5】
日本人の社会では、どうしても「真面目さ」「がまん強さ」といったものが大事とされます。もちろんそうしたことに良い面もあることは否定しません。
でも、「理由も分からずにとにかく規則を守る」、「なぜだか分からないけれどもとりあえずがまんする」というのは、本当に人間らしい行動なのでしょうか。
自分がやっていることが何になるのか、疑問を持たないで時間を過ごすのはいいことなのでしょうか。
命令や規則にただ従って動くのはロボットです。人間はロボットではありません。自分の意志があり、やりたいこととやりたくないことの区別があります。 ただ、安全で安心な社会生活を送っていくためには、みんなで考え出した規則を守っていかなかればなりません。 法律などもその一つです。でもさまざまな規則には必ず、「なぜ守らなければならないか」という理由があります。 その理由が納得できるからこそ私たちは規則を守っていくのです。やりたいことがあっても、もしそれが人に迷惑をかけるのであれば、がまんするということも必要なのです。
でも、じゃあなぜ「高校に行かなければならない」のでしょうか。高校で辛いことがあってもなぜ「がまんしなければならない」のでしょうか。 実はそれに答えてくれる大人はあまりいませんよね。なんとなく「昔からそうだから」「みんなが行っているから」ということぐらいしか考えていない人が多いように思います。
はっきりした理由も分からないのに、「行かなければならない」「がまんしなければならない」のは、とても辛いことです。でもなかなかそれを分かってもらえません。
通信制高校ならば、「行かなければならない」という理由なきプレッシャーから解放され、自分と向き合う時間を持つことができるのです。それはより人間らしい行動とも言えます。
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