通信制にも進学の「指定校推薦」はあるの? 【第四章 18】
通信制高校を卒業した後、大学や短大、専門学校などに進学する人も増えてきています。
通信制高校では、進学を希望している人を対象に受験対策としてダブルスクールのコースを用意しているところもありますし、 自分で受験予備校などを選んでダブルスクールでがんばっている人も多くいます。 通信制高校を卒業すれば、その高卒資格は一般の高校を卒業したのと全く同じですから、 大学等の受験に際しては何の制限もありません。自分の好きな大学や短大、専門学校の入試試験を受けることができます。 実際、通信制高校から超有名大学に進学している人も少なくないことは以前にもお話ししました。 どうせ予備校などとのダブルスクールを考えているのなら、時間を自由に使える通信制高校の方が受験勉強に集中できるという面があることもお伝えしましたね。
ところで、進学の際にチェックするのを忘れないようにしたいのが、自分が在籍する通信制高校に「指定校推薦」という制度があるかどうかという点です。
指定校推薦というのは、大学・短大・専門学校などが、指定した教育機関(通信制高校も含まれます)に対して○人というふうに推薦枠を与え、 指定された学校がまずその大学等への進学を希望する生徒を選抜するというものです。その後大学等は、選抜された生徒に対して面接などの試験を行って合格かどうかを判断します。
そしてこの指定校推薦が適用されている通信制高校は少なくありません。以前にもご紹介しましたが、例えば、これはかなり数の多い例ですが、 全国広域通信制高校のルネサンス高等学校の場合、4年制大学校、短期大学校、専門学校で410校から指定校推薦の枠をもらっています(2011年7月現在)。 大学における試験は、書類審査や面接が主ですので、この段階で落ちるということは普通はあまりないようです。ですので、高校から推薦されるのが最も重要になります。そのためにはやはり普段からの勉強をしっかりやって、良い成績を収めていなくてはなりません。でも、普通の大学受験のように一発勝負ではないので、まじめにコツコツとがんばればがんばった分、推薦枠に選ばれる可能性も高まります。ぜひ活用したい制度です。
指定校推薦がどのくらいあるのか、進学の実績はどうなのかといったことを、通信制高校を選ぶ時にチェックするのもいいと思います。
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ルネサンス高校の指定校推薦枠
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