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日本で一番多い神社とは?

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日本で一番多い神社とは?


日本全国に神社は約8万社あるといわれています。

日本の小学校の数が約2万校ですから,小学校の4倍ほどもあるのです。

その中で,一番多い神社が「八幡神社」です。

八幡神社には,戦の神=八幡神がまつられています。

代表的なのは,鎌倉の鶴岡八幡宮です。

また,福岡の大宰府天満宮のように「天満」という名前がついている神社=天満神社には,学問の神様である「天神」がまつられています。

いまから100年ほど前のことです。

文部省の役人だった沢柳政太郎は,八幡神社と天満神社と,どちらが多いか調べてみました。

その結果によると八幡神社の数は,1万4千社ほどでした。

一方,天満神社は1万4百社ほどで,八幡神社の方が,3500社ほど多い,ということがわかりました。

沢柳は,この結果を見て,とてもよろこびました。

というのは,天神の起源は,八幡神より新しいが,それにもかかわらず天満神社が数多くまつられているのは,日本人が学問を尊んでいる証拠だ,というのです。

現在,日本全国の八幡神社は8千弱,天満神社は4千弱です。

ここ百年の間に,八幡神社は4割,天満神社は6割も減っています。

これは,明治39年にはじまる「神社の合併・整理政策」の結果です。

(この文章をまとめるにあたり,小野健司さんが書かれた「神社の名産地」という資料を参考にさせていただきました。お礼申し上げます)

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