「里の秋」
ルネサンス大阪高等学校
「里の秋」
2016-11-21
「里の秋」 という童謡のはじめの歌詞は次のようなものです。
しずかな しずかな 里の秋
おせどに木の実の落ちる夜は
ああ かあさんと ただ二人
栗の実にてます いろりばた
「おせど」とは家の裏口の引き戸のこと。
歌詞のはじめには 「とうさん」 は出てきません。
その理由はこの歌が作られた時代を物語っています。
この子のお父さんは戦争で外地に出かけて家にいないからです。
歌は次のような歌詞で締めくくられています。
さよなら さよなら 椰子の島
お船にゆられて帰られる
ああ 父さんよ ご無事でと
今夜も かあさんと 祈ります
私の叔父さんも戦争中は南方の島に兵隊として行っていました。
叔父さんが島から持ち帰った椰子の実を子どもの頃見たことを覚えています。
写真は私の田舎のお寺の紅葉です。