通信制高校通信制高校のルネサンス高校グループ

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通信制高校とは

更新日:2025.01.21

通信制高校とは?

通信制高校とは、登校と自宅学習を併用して柔軟に学べる高校です。入学時(入学試験)に書類審査や面接等を行う通信制高校は多いですが、一般的に難しいものではありません。卒業後は、全日制高校や定時制高校と同じく高等学校卒業資格を取得できます。
ただし、通信制高校を卒業するには一定の要件を満たすことが必要です。この記事では、通信制高校の特長や学費、全日制高校や定時制高校との違いなどを詳しく解説します。

通信制高校とはどんな高校?

通信制高校とは

通信制高校とは、年に約4~20日の登校と自宅学習を併用し、柔軟な形式で学べる高校です。インターネットや郵便を用いて学習資料やレポートのやり取りを行い、自宅などで学習を進められます。公立・私立の選択肢があり、卒業後には通常の全日制高校と同等の高等学校卒業資格が得られます。

通信制高校は、文部科学省の認可を受けた学校で、校舎の面積や施設の設置など基準を満たしている必要があります。他に校長、教頭、教員や事務職員の配置が求められ、生徒の受け入れ定員は原則240人以上となっています。「令和5年度学校基本調査※」によると、全国の通信制高校の生徒数は26万4,974人です。

通信制高校は、一般的に3年間のカリキュラムで卒業をめざします。また、通信制高校は単位制を採用しているため、転入学・編入学時に以前の学校で修得した単位を引き継げます。

通信制高校と全日制・定時制の違い

高校には全日制、定時制、通信制の3種類があります。
それぞれの違いを分かりやすい表にしたものが下記です。

通信制高校 全日制高校 定時制高校
学歴

高校卒業

高校卒業

高校卒業

学習制度

単位制

学年制

学年制/単位制

就学支援金

卒業年数

3年

3年

3~4年

学習方法

課題提出(ネットor紙)

対面授業

対面授業

登校

年間20日程度

週5日

週5日(夕方/夜)
※昼間部など時間帯を選択できる定時制もあります

区域

狭域制または広域制

学校により指定あり

学校により指定あり

通信制高校の入学・卒業時期

通信制高校の入学・卒業時期

新入学の場合、入学のタイミングは「4月」または「4月と10月」という通信制高校が一般的です。転入学や編入学であれば、時期に関係なくいつでも入学できる学校も少なくありません。

公立・私立または新入学・転入学・編入学によって、可能な入学時期が異なることがあるので、事前に確認しておきましょう。

多くの通信制高校が2学期制を採用しているため、卒業のタイミングは3月と9月になるケースが一般的です。

通信制高校に通う人はどんな人?

通信制高校には、さまざまな人が通っています。いくつかの例をご紹介します。

  1. 全日制高校がフィットしなかった人:学校に通うことが難しく登校日数が足りなかった人や退学してしまった人、適切な環境が整わなかったりした人が、通信制高校を選んでいます。
  2. 働きながら学びたい人:仕事と学業の両立を図りたい人が通信制高校を利用し、自分のペースで学んでいます。
  3. 特定の夢や目標に向かって努力する人:美容や芸能、eスポーツなど、特定の夢や目標に向かって頑張る人が、柔軟な学習環境を求めて通信制高校に通っています。
  4. 留年を避けるために転入学する人:元の高校で留年の可能性がある場合に、3年間で卒業したいと考える人が転入学を選択し学んでいます。
  5. 登校は難しいが卒業をめざしたい人:引っ越しなどで在籍している学校へ通うことが難しくなった人が、通信制高校を選び自宅で学ぶことで、高校卒業をめざしています。

通信制高校は、個々のニーズや状況に合わせて柔軟な学びを提供し、さまざまな人の学びの場として活用されています。コロナ禍以降、リモート学習が普及したため新入学生も増加傾向にあります。

通信制高校の特長

通信制高校の特長

通信制高校には、全日制高校や定時制高校とは異なる特長があります。卒業するための要件や高卒資格、サポート校など、通信制高校ならではの特長を紹介します。

卒業するための要件

高校卒業には、高等学校に通算3年以上在籍すること、必修科目を含めて74単位以上を修得することが必要です。通信制高校では、毎日の登校に代わり「レポート(課題提出)」「スクーリング(面接指導)」「テスト(単位認定試験)」等を通して単位を修得します。

レポート(課題提出)

登校日が少ない通信制高校では、レポート(課題)の提出によって学習の進捗や習熟度を確認します。レポートの提出には、インターネットや郵便を活用することが一般的です。
標準的な「レポートの添削指導の回数」は、学習指導要領によって以下のように決められています。

教科・科目 添削指導の回数

国語、地理歴史、公民および数学に属する科目

3

理科に属する科目

3

保健体育に属する科目のうち「体育」

1

保健体育に属する科目のうち「保健」

3

芸術および外国語に属する科目

3

家庭および情報に属する科目並びに専門教科・科目

各教科・科目の必要に応じて2-3

スクーリング(面接指導)

スクーリング(面接指導)とは、学校に登校して先生から対面で指導を受けることです。授業を聞いたり、先生に個別相談したりすることによって、学習への理解を深めます。
レポート(課題提出)と同じように、標準的な「スクーリングの単位時間」も、学習指導要領によって以下のように決められています。

教科・科目 面接指導(単位時間)

国語、地理歴史、公民および数学に属する科目

1

理科に属する科目

4

保健体育に属する科目のうち「体育」

5

保健体育に属する科目のうち「保健」

1

芸術および外国語に属する科目

4

家庭および情報に属する科目並びに専門教科・科目

各教科・科目の必要に応じて2-8

テスト(単位認定試験)

通信制高校におけるテスト(単位認定試験)とは、卒業に必要な各教科・科目の単位を修得するための最終試験のことです。多くの通信制高校では、「年度末の1回のみ」または「前期と後期の終わりに1回ずつ」テストを実施しています。

全日制高校の定期考査とは異なり、通信制高校におけるテストは誰もが受験できるわけではありません。テストを受験するには、レポート提出やスクーリング(面接指導)の必要回数・日数をクリアしている必要があります。

高卒資格と高認(旧大学入学資格検定)の違い

高卒資格と高認の違い

「高卒資格(高等学校卒業資格)」とは、その名の通り高校を卒業したことを示す資格です。一方で、「高認」は「高等学校卒業程度認定試験」の略で、高校卒業に相当する学力を証明する資格であり、高校を卒業したことを示す資格ではありません。

高卒資格は高校での学業を終えたことを示すのに対し、高認は高校卒業と同等の学力を備えていることを証明します。この点が大きな違いです。どちらも大学進学時の受験資格として認められていますが、高認を取得しても、その時点での最終学歴は中学校卒業となります。

サポート校とは?

サポート校は、通信制高校とは別の場所にあり、学習の進め方や生活スケジュール、人間関係などの不安を手助けしてくれる場所です。通信制高校の生徒が抱える悩みや課題に対して、サポート校の講師やスタッフが支援してくれます。ただし、このサポートを利用するためには、学費とは別に費用がかかることが一般的です。

サポート校の利用は高校により必須か任意かが異なり、高校選択の判断材料のひとつです。3年間で卒業をめざす場合に、どの程度のサポートが必要かを考えて判断し利用することが一般的です。
なお、サポート校の利用は登校日数(スクーリングの日数)には含まれません。

技能連携校とは?

技能連携校は、技能連携制度を利用して専門科目(商業・工業・情報・福祉等)と普通科目を同時に学び、高校卒業資格を取得できる学校です。専門科目は高等専修学校で職業訓練を受けながら専門的な技術を習得し、普通科目は連携している通信制高校又は定時制高校で学びます。
技能連携校に入学する場合、通信制高校(または定時制高校)の学費に加えて技能連携校の学費が別途必要となります。

通信制高校の入試は難しい?

通信制高校の入試は、一般的に難しいものではありません。
多くの通信制高校では書類審査・面接を実施します。中には学力試験(ペーパーテスト)を実施する高校もあります。
重要なのは、自分が志望する高校で学びたいという気持ちを持つことです。

一部の高校で学科試験がある

都立の通信制高校など一部では、60分前後の学科試験を行う場合もありますが、全体の1~2割程度と少数派です。
通信制高校は、個々の学習スタイルや状況に合わせて柔軟に対応することが多いため、学力だけでなく、志望校への熱意や目標を確認しています。

通信制高校の入試の種類

入試の種類は「学科試験(学力検査)」「面接」「作文」「書類審査」の4種類に分けられます。

通信制高校へ新入学・転入学(転校)・編入学はできる?

通信制高校へ入学できる?

通信制高校は、新入学はもちろん、全日制高校や定時制高校から通信制高校への転入学や、過去に退学した人の編入学も受け付けています。また、学年問わず1年生から3年生まで転入学が行えます。尚、学校によっては、毎月入学を受け入れているところもありますし、4月や10月など年に数回、特定の時期に受け入れている学校もあります。

転入学・編入学は、高校の在籍状況によって異なるため注意が必要です。例えば不登校や留年から高校の変更を検討している方でも、高校に在籍した状態の場合は「転入学」が可能です。高校を退学した場合は「編入学」が可能です。

入学が可能な例

以下にあげる例のいずれも通信制高校への入学が可能です。

  1. 中学校を卒業後、しばらくの間どの高校にも通っていない状態から、高校1年生として通信制高校に入学する。
  2. 全日制高校に入学し、数日後から登校せずに数ヶ月が経過する。その後、退学はせずに同年の10月に通信制高校に転入学する。
  3. 定時制高校に2年生まで在籍し、その後退学した。しばらくの期間が経ち、新たに4月から通信制高校に編入学する。

※これらの例は一例で、中学校を卒業し高校を卒業していない人であれば、多くの場合通信制高校へ入学できます。

通信制高校に通う生徒の1日のすごし方

通信制高校に通う生徒の1日

通信制高校に通う生徒の1日は、柔軟で多様です。自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて、自由にスケジュールを組めます。
以下は、1日のスケジュールの一例です。

通信制高校へ通う生徒の1日のスケジュール

通信制高校に通う生徒の1日
通信制高校に通う生徒の1日

通信制高校では、自宅での学習が主なため、自分のリズムに合わせて効率的に学ぶことが可能です。あくまでこれらは一例で、生徒は自分の予定や好みに合わせてスケジュールを調整できます。アルバイトや趣味、家族との時間なども含めて、バランスよく充実した1日をすごせます。

通信制高校にクラスはある?担任はいる?

通信制高校では、多くの場合クラス制ではありません。通信制高校は単位制を採用しており、個々人の学習スタイルに合わせて学習を進めます。そのため、クラス単位で同じ授業を受けることは少ないです。同じコースで学ぶ人たちをクラスと呼ぶ場合があります。

各生徒に担任がつくため、学習スケジュールや進路に関する相談ができます。課題の進め方、将来の進路についてアドバイスを提供してくれるでしょう。個々の生徒の学びをサポートする仕組みが整っているため、自分の目標に向かって学べます。

通信制高校の制服は?

通信制高校の制服

通信制高校でも、制服を導入している学校は多いです。ただし、制服の購入と着用はほとんどの場合、自由意志に委ねられています。通信制高校の特徴として、服装に関する校則が緩やかなことがあげられます。そのため、制服が存在していても、生徒たちは自分らしい服装で登校できます。
ただし、学校ごとに制服の着用率や方針が異なるため、具体的な情報は入学を検討している学校の公式情報を確認すると良いでしょう。

通信制高校の行事・イベントは?

入学式、卒業式、体育祭、文化祭

通信制高校の入学式、卒業式

入学式や卒業式などの催し物はほぼ全ての学校で行われます。体育祭や文化祭などは、学校によって開催の有無が異なり、これらのイベントへの参加は通常任意とされている場合が多いです。

通信制高校は、全日制高校と比較して登校日数が少ないため、体育祭や文化祭などの準備や練習も少なく楽しむことを目的にしたイベントとして位置づけられることが多いです。

修学旅行

通信制高校の修学旅行

通信制高校の中には修学旅行を実施している学校があります。任意参加の学校が多く、生徒たちは自分のスケジュールや希望に合わせて修学旅行に参加するかどうかを選べます。

通信制高校3年間で学ぶ内容は?

通信制高校の3年間で学ぶ科目は、必履修科目と選択科目に分かれています。必履修科目は、必ず学習しなければならない科目です。一方、選択科目は生徒自身が選択し、受講するかどうかを決められる科目です。必履修科目と選択科目の単位を合わせて、卒業に必要な単位数を満たす必要があります。

以下に、必履修科目の一覧を示します。

高等学校の各学科に共通する必履修科目

国語
  • 現代の国語
  • 言語文化
地理歴史
  • 地理総合
  • 歴史総合
公民
  • 公共
数学
  • 数学Ⅰ
理科
  • 科学と人間生活
  • 物理基礎
  • 化学基礎
  • 生物基礎
  • 地学基礎

(「科学と人間生活」を含む2科目、または基礎科目を3科目)

保健体育
  • 体育
  • 保健
芸術
  • 音楽Ⅰ
  • 美術Ⅰ
  • 工芸Ⅰ
  • 書道Ⅰ

(いずれか1科目)

外国語
  • 英語コミュニケーションⅠ
家庭
  • 家庭基礎
  • 家庭総合

(いずれか1科目)

情報
  • 情報Ⅰ
総合的な探究の時間

※選択科目は必履修科目の応用や、学校独自の科目で設置している場合があります。

自宅学習の注意点

自宅学習は、登校に要していた移動時間を自由に使え、生活の中に学習時間を組み込みやすく、余裕のあるスケジュールを組めます。ただし、遊んでしまったり気を抜いたりすることも考えられるため、自分をコントロールすることが必要です。
自己管理能力を高めつつ、定期的な休息やリフレッシュも大切にしましょう。

通信制高校のメリット・デメリット

通信制高校のメリット・デメリット

通信制高校には、多くのメリットがあります。

まずは、自分のペースで学べる柔軟性です。ライフスタイルや体調に合わせて学習スケジュールを調整できます。

登校日数が少ないため、自由な時間を確保しやすい点も魅力です。朝の満員電車や雨の日の移動による負担を減らせるだけでなく、アルバイトや他の興味を追求しながら学習することも可能です。オンライン学習や教材を通じて、デジタルスキルが向上することもメリットにあげられるでしょう。

一方で、自分の学習ペースをコントロールするスキルが求められるため、計画通り学習が進まなかったり、モチベーションが低下したりするリスクがあります。ただし、自己管理や時間管理の練習になるので、将来役立つスキルの獲得につながる可能性もあります。

また、生徒間のコミュニケーション量が少なくなる点をデメリットに感じる人もいるかもしれません。

通信制高校の学費

学校により学費は異なり、幅があります。ここでは公立と私立の学費の例をご紹介します。

公立(東京都立の場合) 私立
入学金

500円

10,000~50,000円

授業料(年間)

10,400円

180,000~300,000円

教科書代、他

30,000円

20,000~100,000円

公立の学費は安く、eラーニングをほぼ導入していないため、提出は郵送の場合が多いです。一方、私立はeラーニングを導入している学校もあり、オンラインでレポートを提出できる場合があります。
私立の通信制高校の学費は、公立に比べて高くなるものの、より手軽に提出ができ、卒業のための学習をしやすい仕組みを持っている点に違いがあります。

通信制高校ならルネサンス高校

通信制高校ならルネサンス高校

ルネサンス高校グループは、2006年に開校したルネサンス高等学校をはじめとして、現在グループ3校で全国からの入学に対応しています。「人と異なることが人に劣ることではないように、学校の在り方にも多様性が必要」という想いのもと、柔軟な教育を実践しています。

高校卒業資格取得に必要な「メディア学習」「レポート提出」「スクーリング」の基本授業に多彩なオプションコースを組み合わせ、一人ひとりに合った学びを実現できることが魅力です。

通信制高校を検討されている場合は、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

通信制高校ならルネサンス高校

通信制高校とは、年に約4~20日の登校と自宅学習を併用して学べる高校のことです。自分のペースで学べるため、ライフスタイルや体調に合わせて学習スケジュールを柔軟に調整できます。

さまざまな背景をもつ生徒が集まる通信制高校では、一人ひとりが自由なスタイルで学んでいます。公立や私立、校風やサポート体制など、幅広い選択肢から自分に合う学校を選びやすいことも魅力です。

高等学校卒業資格を得る選択肢のひとつとして、通信制高校を検討してみてはいかがでしょうか。

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