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映画「世界の果ての通学路」
ルネサンス大阪高等学校
映画「世界の果ての通学路」
2014-10-08
「世界の果ての通学路」という映画をみてきました。
上映していた映画館は阪急の十三駅から徒歩5分のところにある「シアターセブン」という教室一つ分しかない狭いところでした。
内容は,ケニア,アルゼンチン,モロッコ,インドの子どもたちの通学の様子を淡々とした調子で撮影したドギュメンタリー映画。
ケニアの子どもは片道15キロの道を2時間かけて走って登校します。
途中,像の群れに遭遇して,追いかけられます。
アルゼンチンの子どもは片道18キロの道を馬に乗って1時間30分かけて登校します。
モロッコの子どもは,22キロの道のりを4時間かけて学校に行きます。
月曜日に学校に行って金曜日まで寮で寝泊まりして,週末はまた,同じ距離を歩いて家に帰ります。
登校の途中,ヒッチハイクをするのですが,運転手に「子どもは乗せない」と無下に断られます。
子どもが見知らぬ人の車に乗り込むということ自体,日本では考えられません。
足に障害をもったインドの子どもは,幼い弟に押されて車いすで登校します。
片道4キロを1時間以上かけて。
途中で車いすが壊れて自転車屋のおじさんに無料で修理してもらいます。
彼ら・彼女らが,こんなに苦労して登校するのは,勉強に対して強い意欲があるからです。
勉強することで,自分たちの生活をよくしたいという強いねがいを持っているからです。
これは,最後の場面で,自分の将来の夢を語るときの瞳が物語っています。
ケニアの少年は「パイロット」,モロッコの少女は「医者」,インドの車いすの少年も「医者」になるのが夢です。
医者になって病気の人を治したいという強い気持ちをもっています。
彼らは強い学習意欲を持っています。
久しぶりにいい映画をみました。


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